窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

氷下待ち網漁がたけなわです。

2020-02-06 13:39:03 | 根室の風景

風蓮湖の氷下待ち網漁は、今年は遅くなりました。寒気が例年に比べ4、5℃

高く、氷がなかなか厚さを増さなかったのです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

         ★  氷下待ち網漁がたけなわです。 ★

例年ならがっちり氷が厚くなり、たくさんの網が設置される風蓮湖の南半分の

湖に面する槍昔。拠点にする漁師さんは薄くて出漁できませんでした。

確かに岸辺の氷が薄く、車やスノーモービルが入って行けません。ニシンがたく

さん捕れる漁場だけに寂しいです。漁がないとワシたちが集まりません。後背の

森にはトビとカラスが数羽だけ。

いつもの年なら木々にたくさんのワシたちが止まる光景が見られるのに残念です。

ならば移動して北半分、風蓮川やヤウシュベツ川が流れ込む湖の方へ行きました。

大量の真水が流れ込むので、比重の軽い水は上層、重い海水は下層に分かれます。

そのため寒さが厳しくなると凍りやすく、厚さも増してきます。海水が出入り

する出口より遠くなる奥の方から凍り出します。

12月には凍りますが、車が入りだしたのは1月下旬になってからです。漁師は

すごく慎重なので、念入りに確かめて網を設置します。

網入れを待っていたのはカラスやトビ、オオワシやオジロワシたち。彼らは漁師

売れない雑魚を投げてくれるのをひたすら待っていました。

漁業権を持っている漁師はスノーモービルの数から30名以上。一人6か所の網

設置できます。180ヶ所以上の網が魚の動きに合わせ仕掛けられています。

毎日、朝6時ころから網揚げに回っています。売れる魚を選別し、あとはワシ

たちのために氷の上に放置してあげます。これが風蓮湖に集まるオオワシや

オジロワシたちの胃袋を賄います。

少なくとも1000羽以上のワシたちが恩恵に預かっているのです。


氷下待ち網漁がたけなわです。

2020-02-06 13:39:03 | 根室の風景

風蓮湖の氷下待ち網漁は、今年は遅くなりました。寒気が例年に比べ4、5℃

高く、氷がなかなか厚さを増さなかったのです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

         ★  氷下待ち網漁がたけなわです。 ★

例年ならがっちり氷が厚くなり、たくさんの網が設置される風蓮湖の南半分の

湖に面する槍昔。拠点にする漁師さんは薄くて出漁できませんでした。

確かに岸辺の氷が薄く、車やスノーモービルが入って行けません。ニシンがたく

さん捕れる漁場だけに寂しいです。漁がないとワシたちが集まりません。後背の

森にはトビとカラスが数羽だけ。

いつもの年なら木々にたくさんのワシたちが止まる光景が見られるのに残念です。

ならば移動して北半分、風蓮川やヤウシュベツ川が流れ込む湖の方へ行きました。

大量の真水が流れ込むので、比重の軽い水は上層、重い海水は下層に分かれます。

そのため寒さが厳しくなると凍りやすく、厚さも増してきます。海水が出入り

する出口より遠くなる奥の方から凍り出します。

12月には凍りますが、車が入りだしたのは1月下旬になってからです。漁師は

すごく慎重なので、念入りに確かめて網を設置します。

網入れを待っていたのはカラスやトビ、オオワシやオジロワシたち。彼らは漁師

売れない雑魚を投げてくれるのをひたすら待っていました。

漁業権を持っている漁師はスノーモービルの数から30名以上。一人6か所の網

設置できます。180ヶ所以上の網が魚の動きに合わせ仕掛けられています。

毎日、朝6時ころから網揚げに回っています。売れる魚を選別し、あとはワシ

たちのために氷の上に放置してあげます。これが風蓮湖に集まるオオワシや

オジロワシたちの胃袋を賄います。

少なくとも1000羽以上のワシたちが恩恵に預かっているのです。