スマートフォンでのWi-Fi接続、自宅にいるときはON、外出するときはOFF、職場ではON、というようにWi-Fiが利用できるかどうかで、ONにしたりOFFにしたりと結構面倒だ。KDDIは、auのAndroidスマートフォン向けに、Wi-Fiの自動ON/OFF切り替え機能を提供する。ま
ずは3G対応のAndroidスマートフォン向けに提供される。
2012年夏以降のauのスマートフォンについては、Wi-Fiの常時ONとOFFを比べ、バッテリー消費に大きな違いはないレベルにまで改善が図られている。そのためKDDIでは、今まで基本的にはWi-Fiは常時ONを推奨していた。
そうは言っても、室内のWi-Fiアクセスポイントに繋がっている状態は、離れた場所にある携帯電話の基地局と通信するよりも電力消費は少なくなるのは事実のようだ。
それではユーザーの実態はどうか。KDDIの調査によれば、スマートフォンのWi-Fi機能を利用するユーザーのうち、常時ONにしているのは40%、残り60%が手動でON/OFFを切り替えているという結果が明らかになった。この背景には、スマートフォンのバッテリーの持ちへの不満がある。
今回提供される「スマートWi-Fi」機能は、auのアプリ「au Wi-Fi接続ツール」に組み込まれるほか(2月28日より提供開始)、auのスマートパスで展開するアプリ「超節電」(ソースネクスト製)にも、3月上旬より搭載される予定。「au Wi-Fi」接続ツール」では「おまかせWi-Fiモード(β)」、「超節電」では「スマートWi-Fi」と呼ばれる機能となる。
意識しないでもWi-Fiが勝手にON/OFFされるというこの機能、便利な反面なんか気持ち悪い感じもする。そのため今回は積極的な誘導手法は用いずに、「スマートWi-Fi」に関心を示し、使いたいユーザーのみ、といった形で展開していく方針だそうだ。
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