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手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2022年3月)

2022年04月16日 | 会員の作品
三谷和夫:上級の生徒は藁にて縄を綯(な)ひむしろをくくり小屋をつくりき(新アララギ2022.3)
佐々木フミ子:欠詠なき五十余年を思ひつつ挑みて見むかオンライン歌会(新アララギ2022.3)
千葉照子:幕末を鷗外は如何に捉ふるか漸く見付く聞き書きなるが  森鷗外『津下(つげ)四郎(しらう)左(ざ)衛門(ゑもん)』(歌会2022.3)
今野英山:籠りゐる小さき庭の空見れば青いアゲハが手まねきをする(新アララギ2022.3)
高橋毬枝:富士見坂に白き頂のすつくと立つ富士山見たりわが住む柏に(新アララギ2022.3)
麦島和子:あかときのかそかに光る眉月を出勤前の夫と眺むる(新アララギ2022.3)
岸野トモヱ:*なき声で気持ちのわかる犬猫の声聞こえる日少なくなりし(添削2022.3)
大倉康幸:*ネットにて入門編が手にはいり分厚い教科書読み返しせず(新アララギ2022.3)
相川盈子:*大雨の上がりし朝くっきりと白き富士の嶺西に浮かびぬ(新アララギ2022.3)
宮本通代:体温計を脇にはさみてゆったりす午前十時のわれの日課に(新アララギ2022.3)
丸山幸子:好物の林檎を一つ供えたり謝ることを思い出した日(新アララギ2022.3)
鈴木英一:寒明けの掘り起こされし畑中に雲雀早くも歩き廻れり(歌会2022.3)
東寿美枝:仕舞い置く子の制服を断捨離すせめてもと切り取る五つのボタン(歌会2022.3)
今野礼子:「登山するふくらはぎ太き男選べ」亡き父二十歳の吾に言いにき(新アララギ2022.3)

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