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おっぱいとわたし 2016.12.3右乳癌告知 HER2(3+)ホルモン陰性浸潤径1.5cmステージ1

告知時、37歳独身 卵子凍結済
時々糖質制限、栄養療法ネタあり😸

浅田レディスクリニックに電話する③

2017年05月20日 17時28分11秒 | 卵子凍結
12月5日に恐る恐る、浅田レディスクリニックに電話をかけました。(名古屋駅)

受付の方は、テキパキと対応してくださり、今までの病院とは違う手ごたえです。

私のような、癌治療前・未婚女性の卵子凍結を受け付けていること

ただ

1、受診前に全体説明会を受講
2、eーラーニングを受けること

これがこのクリニックを受診する条件とのこと。

説明会は12月9日
eラーニングを受けるため、PC登録をしてほしいとのこと。

※不妊治療の実際についての勉強をしていないと、治療がスムーズに行われないという趣旨のものでした。私は、不妊治療の勉強よりも、癌治療の勉強のほうが必要であったので
説明会で勉強し、eラーニングはさらっと流した感じです。院長も、そこは私に対しては事情を理解してましたので、知識を求めてこなかったですし、多分説明会はいつでもいいという雰囲気を醸し出していました。

持参するものの指示

・保険証(保険が効くものは保険診療扱い)
・血液検査結果
・印鑑
・紹介状あるいは、診断書(精神疾患があれば、そこの主治医の診断書も必要)

12月12日に診察予約を同時に事務の方が取ってくださったと記憶しています。

ただ、乳腺外科の診察日が迫っていたので

12月6日、乳腺外科外来に報告の電話と診断書の依頼。

そして、精神科の主治医(うつ病治療中でした)に電話報告と、12月9日までに診断書を至急で作成依頼。

ずっと、精神科の先生には「もしかしたら癌かも・・・」と不安を打ち明けていたので
先生に「実際癌でした」と報告した際には

涙があふれて、泣き声。

精神科の先生も動揺しているのが伝わってきました。

そして7日に乳腺外科で主治医に、卵子凍結の経過報告、そして血液検査で腫瘍マーカーが基準値以上とわかり、骨シンチを8日に行うことが決定。

※この時点でもし、転移があったら、凍結は諦めようと考えていました。

※転移の可能性が示唆されて、とても精神的に動揺していました。(結果骨シンチはクリア)

精密検査もクリア(心エコー、肝機能の検査クリア)。

最初の検査が引っっかかり、(B肝の抗体があったりして)標準治療を受けられるのだろうか?という不安もあり、とてもつらい時期でした。

12月3日に告知を受け、よく短期間でここまで決めて動けたな、とも思いますが
説明会だったり、いろいろ準備するものがあったので
3日、4日の土日を泣いて過ごしていないで、もっと早く動いた方が、よかったなとも思っています。

(通常は1カ月で排卵誘発剤を使って2回は採卵できるはずなのですが、年末年始の関係で12月中は採卵できず、12月28日から排卵誘発剤を打ち始め、1月7日に1回目の採卵(3個凍結)
1月18日に2回目の採卵(0個)となりました)

浅田レディスクリニックのスタッフはみなさんとても親切丁寧、テキパキとされていて
本当に、嫌なことがなく、支えていただきました。
先生も(私は院長または副院長が診察でした)親切で、浅田院長もサバイバー(ブログでも入院日記あり)とのことで、妙な安心感(連帯感?)がありました。

結果的に3個採卵なので、思った通りにはいかないもんだなぁというところですが
それが現実ですし
私の身体の中に卵子が残っていれば、不妊治療は可能です。子宮の管理は、任せてと副院長先生にも言われています。

そう、採卵のことで頭がいっぱいだったけど

採卵した卵ちゃんに会う⇒不妊治療を行うということですから
その実績が高い、浅田レディスさんに出会えたこと
駅の近くという立地のところに決めたことは、
当時何も考えていなかったのですが、後々のことを考えたら
とっても素敵な選択だったと、私は思います。

勇気を出して・・・

2017年05月19日 23時21分28秒 | 再建
温存か全摘か・・・

結局自分ひとりで考えても答えは出なかったので

主治医に、温存の場合のイメージ画像を見せていただけないか、とお願いすることにした。

勇気を出して電話。

といっても、主治医に直接お願いするのは、何となく恐縮して(というか怖くって)

主治医不在の日に、外来ナースさんに依頼。

明日、主治医に伝えてくれるはず・・・。

ナースさんの雰囲気からすると、言ってみるね。という感じ。

依頼する人、いないんだろうか?????????

でも、少し切って、少しだけ傷口が凹む程度の温存なのか

私の場合は

乳頭乳輪がなくなり

その後放射線治療で皮膚がダメージをうけ、

そのダメージが軽減(数年単位で修復をまつ)した後での

再建(どこまで再建ができるのか?多分、乳頭乳輪だけではないだろうか?)するはずなので

その状態をイメージできなければ、温存するか、決められない。

トップがえぐれた感じになるのだろうか?

それとも、ただ乳首と乳輪がないだけの状態だと思っていればいいのか?

私は、結婚したいと思っているし、温泉も好きだし、エステにも、たまには行きたい。
海やプールだって、これからいくかもしれないし。

胸は、きれいな方で、少ない自分の中での少しだけ自慢できるパーツだったから

やっぱりきれいに残したいと思っている。

胸を手術で取る。

事が大きすぎて

向き合えないまま、日にちだけが過ぎていく。。。


有名人の癌発表と報道のあり方

2017年05月18日 16時47分52秒 | 日記
歌舞伎役者の中村 獅童さんが初期の肺がんであると、発表されましたね。

歌舞伎愛好者の私にとっても、とても心配な出来事です。

元気になったら、ゆったりと歌舞伎座で観劇するのが目標ですから! 

で、思ったんですけど

お昼のワイドショーでの報道の仕方にちょっと違和感を感じました。

キャスターみんな沈痛の面持ち

必ずや、病に打ち勝ってくれると信じてます!

とか

家系図を出して、癌になっている人をわざわざ、教えてくれたり。


う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん(@_@;)

遺伝的な要素で癌だなんて、いまどき・・・。
2人に1人が、癌の日本で遺伝とか考えても仕方ないような気がする。

それにそれに、

見つかったのが奇跡の超早期ならば

打ち勝つも何も

完治するよ。

そんな超早期で見つかったの、うらやましいよ~。

なんか、癌=沈痛の面持ちって図式で報道されると

こっちまで、気分が沈むし

キャスターさんも、芯から心配してるというわけじゃなくて
こういうときは、こういう顔をしたほうがいい、みたいなそんな図式って感じで

もーーーーーーーこっちは、絶賛元気に、生きとるっっちゅうねん(;一_一)

違和感をかんじる。。。。

それに、その「おかわいそうに」みたいな
「がんばって」とかいう

感情のおしつけも嫌っ。

超早期なんだから。

大げさ大げさ。

治る、治る、治る~っていうメッセージを送ってくれればよいではないか。

(なんていうか、私が友人にオープンにできない理由のひとつが
相手を心配させたくない。というもののあるけれど
他人の感情に振り回されたくない、他人の感情にさらされたくない、というのもあるのです)
勝手に自分を超えたところで、結論だされたり、心配されたり、不安になったりしてほしくない。なんとなくそういうのって、しらないところで、影響を受けそうだ)

と、感じた午後のひと時。


卵子凍結できる病院を探す②

2017年05月18日 16時01分01秒 | 卵子凍結
12月3日(土)に告知をうけ、卵子凍結をすることに決めたものの
その病院(現在も治療中の大学病院)では、卵子凍結ができません。

7日(水)に詳細な検査を行うので、それまでに凍結先の病院を決めてきて。10日までに卵子凍結してほしい。で、翌週から抗がん剤を始めましょう!と乳腺外科の主治医から言われました。

主治医もあまり卵子凍結については、知識がない。もちろんわたしもない。
どこでできるのか、わからない。。。途方に暮れる私・・・

主治医が「浅田レディスさんでやった人がいたような・・・」とぽつりと言ったそれが、私の運命の凍結先になるのですが、それはコノ時点では、まだ誰も知らないお話です・・・。


私はメンタルが強くないので、告知を3日(土)に受けて、即行動できる状態ではありませんでした。

土日は病院も休みだろうから・・・としばし、茫然自失というか、無気力な状態だったと思います。その間に姉に自分の病気を告げ、相談したことを思い出します。

(※不妊治療の病院は、土曜、日曜外来を行っているところも多いです。よく考えれば仕事をしながら治療している人が多いので、そうだろうなぁと思います。
※きちんと調べて、早めに行動!をお勧めします!!)

眠れず、食べれずの状態でやっと5日(月)にネットで調べた病院で、
通えそうな所に電話をかけ始めます。

候補は5つくらい・・・。

が!いざ電話をかけ始めると

「独身で癌患者の卵子凍結ができますか?」

そう尋ねると、できますよ~。

と、答えてくれるどころか・・・

「先生に確認しますので、折り返します」という病院ばかり・・・。

【私は地方に住んでいます。そのため、地域格差があるとは思います】

折り返しの電話は、「お断り」のお返事ばかり。

そして、あるクリニックの看護師長さんから

「普通は、自然タイミングだと1個卵子を取るわけだけれど、一般的に不妊治療で必要な卵子は10個と言われていること」
「あなたの場合は、一発勝負だから、排卵誘発剤を使うと想像されること」
「誘発剤を注射するため、毎日通院が必要だけどで、大丈夫か?」
「うちは、自然タイミングの方針だから、院長の考え方とは合わないかもしれない」
「あなたの病気にとってリスクがあるかもしれない」

と、説明を受けます。(※かなり精神的に追い詰められていたので、記憶が正しいものか、わかりません)

今思えば、この看護師長さんは、良心的な態度で、事実を説明して下さったのだとわかりますが

精神的に追い詰められていた私は、「もう卵子凍結できないんじゃないだろうか、生理がきそうだし(その時主治医から、生理のタイミングで採卵と言われてたこともあり、そろそろ生理が来るという焦りもありました)」と大パニックです。

採卵についての知識も、まるで持ち合わせておらず、「そういうことだったのか!」と初めて知りました。

※結果的に、採卵した浅田レディスクリニックでは、簡易自己注射といって、排卵誘発剤は自宅で、自分で注射できましたし(きちんとした指導を受けます)、私の場合はホルモン受容体が陰性のため、排卵誘発剤を(リスクを抑える薬を飲んで)打つことができました。


10日までに採卵なんて間に合わない!という焦り・パニック状態(そもそも告知を受けて間もなく。寝てない・食べてない状態でしたから)


途方に暮れました。

そういえば・・・

主治医が言っていた「浅田レディスクリニック」に電話してみよう。と思ったのです。





告知を受けて、卵子凍結の決意①

2017年05月18日 15時34分16秒 | 卵子凍結
少しずつ、少しずつになると思いますが、今日から卵子凍結への道のりについて
記事にまとめていこうと思います。

私がまだ闘病中なため、思い出しつつ時系列で、
まとまりもつかない部分も大いにあるかと思いますが
参考にしていただければ、と思います。

2016年12月3日に乳癌の告知を受けた私。

抗がん剤を使用する方針も決まりました。

医師から、抗がん剤で不妊になることについて、特に説明はなかったと思います。

が、私がたまたま医療系の職場で働いていた経緯もあり、
知識が全くないわけではなかったことから、「卵子凍結したい」という希望を
最初に伝えました。

この決断が正しかったか、私にはわかりません。

・治療が遅れること

※現実に、乳頭分泌液があった時点11月25日のしこり1.3mmが、抗がん剤投与開始時(1月25日)には1.5mm(少々隆起し石灰化もあり)と成っていました。
⇒なぜ2か月も期間があいたかというと、年末年始で凍結室のLABOの年1回の点検日にあたったため、12月後半は採卵ができない期間があったためでした。

あ、採卵により、抗がん剤投与が送れる人は、投与開始前にしこりの大きさをエコーで調べてもらった方がいいと思います!

私は、主治医にお願いして事前にエコーしてもらいました。
病院や主治医によると思いますが、
わざわざお願いしなかったら、多分やっていなかったと思います。

主治医も私に言われて「そうねぇ。2か月たってるし、やっとくかぁ」という感じでしたので。

この時点では、大したことないと私も主治医も思っていましたが、
最初のAC療法が効果を得られず、4回のうち2回の投与で終了。
ドセタキセルに変更する際には、腫瘍マーカーが倍増します。



・抗がん剤をするからだで、妊娠を望むことはいいこと?
・そもそもパートナーがいない
・年齢(37歳)の問題で、健康でも妊娠のラストチャンス。病気の治療でホルモン治療をするのならば、5年は服用⇒妊娠を望むなら、2年は服用して、いったんお休みして妊活するようにお話している。と主治医。

母親は治療が遅れることを懸念して、卵子凍結に反対でした。

「あんたが、長生きできるかわからないのに、子供を産まれても困る(母が、子育て代行したくない、できない)」

と言われました。

姉は「したいのであれば、やっておいた方がいい」

と言ってくれました。

どうして卵子凍結したかったのか?

「したいと思ったから」

そうとしか、当時の気持ちは説明できません。

ただ、普通に暮らしていて、結婚して、あぁ子供に恵まれないなぁ。というのと

いきなり「びょうきです 、不妊になります、 胸も全摘する予定です」

と言われて

何もかも、病気にいきなり奪われるなんて、到底受け入れられない!

そう思ったことを思い出します。

「卵子凍結したかった」

ただ、もう突き動かされるような想いでした。

結果的にいうと、

私は、卵巣予備能が低くて、既に不妊体質であり

排卵促進剤を打ちまくっても、2回の採卵で
「3個」の卵子を凍結。

思い通りにはいかないのが、不妊治療なんだと思いました。

3個の卵子に奇跡が起きるのか????
わかりませんが(その前に結婚したいですし)
ただ、

その時がきたら

抗がん剤を受ける前に、卵子凍結した、というのは

価値あることだと思っています。

人生、何があるかわからない

結婚したい人が現れて

その人の子供を授かりたい

そう心から望んだときに

凍結しておいてよかったと思うと思います。