四年前の今日だったね
わたしは、退院したばかりで。
新しい道を歩くんだって
意気込んでた。
晴れた日だったなぁ。
昼下がりだったっけ?
友人からメールが来てそのことを知った。
愕然とした。
同時期に同じ病気で、同じような治療を、していたから。
彼女のブログは、わたしには辛すぎて。
何もかも全てを賛同することはできなかった。
テレビをつけると、彼女を賞賛する言葉ばかり。
違和感を覚えた。
彼女の、人となりは知らないけれど、彼女の報道から逃げたくて逃げたくて、でも逃げられなくて傷ついた気持ちが宙に浮かんだままだった。
いまは、彼女の気持ちもすこしはわかる。
それくらいの、月日が、経った。
訃報を知らせてくれた友人も、ことしの年明けに旅立った。
旅立ってから、もうあうことはないけれど
私は彼女と毎日話してる
むしろ、ずっと近くにいる、
どんどん色濃く思い出す。
忘れられたときが本当の死なのかも知れない
そうだとしたら
あの時の彼は私のこと思い出してくれるかな
訃報を聞いて、連絡をくれて
やっと会えたんだよね
それが最後になった。
かれは、彼の中から
私を消したんだ。
彼女の命日が、報道されるたびにわたしのこと、頭の片隅に浮かべてくれるかな
なんて…よからぬ考えなのかしら。
みんな幸せでありますように。