Konemyのベル

『毎日を特別なものにする為』
その日の総括、思う事、省察……
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『独立器官』 / 私はひとり

2019年01月24日 07時21分05秒 | 日記
おはようございます。

唐突ですが

私氏、村上春樹先生の作品が

嫌いというか苦手というか。

それでも10冊ほどは所有してますけど。

評価されているからという理由でしか読まないんです。

つまりは決して趣味の範疇の読書では扱わないんです。

その理由を述べてみれば

「彼は天才だから。」

の一言に尽きると思われます。

そんな最中、一作の短編に出会いました。

その名は『独立器官』

簡単に説明しましょう。

物語の主人公は整形外科医の渡会(とかい)。

渡会医師とジムで出会った作家・谷村。

渡会医師のクリニックで渡会医師の秘書を務める青年。

前半部分は谷村が語り手として渡会医師を語り、

後半部分では秘書の青年が告白する形で語られている。

考察すれば長くなるので

伝えたいところだけ簡潔に。

前半部分で語られる渡会医師の恋愛観が

私の価値観と気味が悪いほど一致したのです。

同感の嵐に鳥肌が立った。

私は芸術で快感を感じることがある。

文芸作品。演劇。音楽。美術。

異性より、よほど芸術の方が私を幸せにしてくれる。

この短編『独立器官』はそんな作品であった。

私の恋人は芸術なのかもしれない。

迷走してます。

それでは bye! Konemy