父の死の知らせから、通夜・葬儀をはさんで10日を横浜で過ごしたマサオ君とタマ。
まあ、一日は死ぬ思いで実家にお泊まりしましたが・・、
あとはビジネスホテルから通勤。実家は不便なところで最寄駅からバス
そして15分坂道を登り降りして歩かなければいけない。
バス停近くにコンビニはありますが、まともな買い物は駅まで出ないと無理!
という、いわゆる「買い物難民」状態。
来る日も、来る日も、コンビニで仕入れた朝食・昼食で我慢しながら
二人でゴミ屋敷の探索を続ける日々。
精神的にも、肉体的にも限界に近づきつつある二人。
でも、何とか必要なモノを探さなくては帰るに帰れないマサオ君とタマ
父が使っていた部屋からは目ぼしいものは出てこない。
一間廊下の本箱やタンスに収納ケースも片端から探したんだけどネ!
(両脇に家具が並んでいて、とても1間には見えないけど・・)
タマが思うに、怪しいのは母の寝室と、いつもTVを見ている部屋!
母の寝室のベッドの周りは洋服がうず高くつもり、本箱にはビデオテープや雑誌!
TV鑑賞部屋は、やはり服の山と食べ散らかしたゴミが散乱しているのだけど・・。
(一体、服が何百着あるの)
しか~し、母は自分の使っている部屋に私達を入らせない!
「お父さんが死んじゃったんだから、私が後でゆっくり片付けるから」(母)
「・・(未だかって、片付けなんてした事無いじゃないか!)」(マサオ君&タマ)
私達が怒って何か言いたくても、耳が遠くて聞こえないのヨ!一方的に自分の
言いたいことだけ喋りまくる母。
「父が亡くなった事」も当然理解しているのですが、あくまでも
「寝ているのかとおもったんだヨ」と言い張ります。勿論涙一つ こぼしません。
「私は、ここで一人暮らしするヨ!」と、ルンルン している様にさえ見えます。
母がデイサービスを利用している時を狙って、マサオ君と息子のRYOUHEI君、
タマの3人がかりで服の山をとりあえずゴミ袋に収納し足場を確保して探索。
やはり周りは洋服ダンスに本箱で囲まれている、母の寝室!
「今、大地震が起きたら、私達みんな家具の下敷きになって死んじゃうネ!」
そしたら、ばあちゃんが葬式で
「お父さんが死んだと思ったら、今度は地震で、3人いっぺんに
死んじゃったんだヨ~!」
なんて大興奮して喋りまくるだろうネ!
とは、院生で心理学を勉強中のRYOUHEI君の分析
「言えてる~っ!」(笑い転げる3人)
みんなに囲まれた中、私は悲劇のヒロインなの!って いかにも母が好みそう
母の部屋からは、年金手帳や保険証は見つからなかったものの、
出てきたんですヨ! 色々!
詳しくは次回の記事でネ!
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