かえるところ

田舎のおうちで何をしよう。ひとまず家族でリフォームし、私は野菜を作ってみよう。

えびいも

2006-01-30 10:33:40 | 食べ物
海老芋試食会。
海老芋はサトイモ科サトイモ属。
栽培のときに何度も土を寄せる
(成長するたびに土をかけるということ)ので
ぐにゃんと長く曲がった形に育つそう。
そして体のしましま模様。
その姿が海老に似ていると。

星座といい海老芋といい、
昔の人の想像力は収斂されているね。

このお芋、
ただの芋じゃないらしい。

京都の料亭向けとか、
天皇家にも献上されていたとか、
平民にはなかなか
口に入らないシロモノみたい。

栽培に手間がかかるだけに
生産者の跡継ぎもおらず、
また地元の伝統野菜であるに関わらず、
その存在を知らない人が多い。

そんなこんなで
この海老芋を
復活させようと立ち上がった
ひょうごの在来種保存会の山根さん。
ひょうひょうと下駄履きで
自転車を操る、
おもしろいおっちゃん。

さあ、この海老芋クッテヤル。

いもぼう

2006-01-30 10:31:06 | 食べ物
おからの茶巾包みから始まり、
海老芋料理がぞくぞく。

メインは
古都の味「いもぼう」

海老芋と棒だらの炊き合わせ。
芋のあくが棒だらを柔らかくし、
棒だらのニカワ質が芋の煮崩れを防ぐ。

この二品は京都で出会ったという噂。
京都のいもぼう平野家では
30時間も炊き合わせるそう。
それでも不思議に煮崩れない。
夫婦焚きというそうだけど、
いいカップルだわ。

ほかにも
焼き穴子との組み合わせ、
蟹との組み合わせ、
印象的だったのが
脇役のゆずの香り。

これだけご馳走になったのだから、
私も海老芋作りに
励んでみようか。