一億 100,000,000

7年ぶりに復活したので何書いてよいかややわからない。

「異心伝震」が出来るまで

2006-07-14 23:00:03 | Weblog
木曜の稽古が終わった後、
佐成さんの住居になっている劇団事務所「キャッソー」にてテクニカルミーティングを行いました。

先ずは仕込みの確認。
音響、
照明、
映像、
が己の仕込みを主張してキャッソーは血の雨が・・・
降りませんでした。
ワシにはわからん専門用語が飛び交い、
仕込みの段取りは粛々と進んでいきました。

仕込みの段取りの間、
なにやら良く分かって居なさそうな方が・・・
内山さんである。
この人、
普段は自宅に引きこもってパンに針を・・・
いやいや、
針と糸を操って一枚の布からパンに・・・
この話は良そう、
ワシも良く分からない一人としてこの人に親近感が湧く。
内山さんと目が合う、
「ビビッ!!」ってヤツですな。
でも結婚はしません。
付き合いもしません。
この話もよそう。
とりあえずなんとなく内山さんとは衣裳の話をした。
なんとなくね。

仕込みの段取りが終わったら、
今度は「異心伝震」の進行の刷り合わせ。
ワシの「なんとなく」ないいかげんなイメージを先ず振付けのサナリンと映像の中さんが自分のフィールドで作業を行っています。
そんでもってワシ、サナリン、中さん3人の持ち寄った物をまとめて各テクニカルさんに具体的にどのようにして舞台化するかの話をします。
どんどん突っ込まれたよ、
どんどん突っ込むからこの人たち。
なんか同じ目線でしていいですな。
ここでサナリンがワシに一言。

「ワシちゃん、ここの曲を最後まで使う必然性ってあるの?」
ほ、ほえ?
「いや、これ途中でもいいかなって」
あ~

そもそもワシに確固たる必然性はございません。
もしこだわっているように見えたら、
それは意固地になっているだけ。
なのであら、どないしましょ的な感じに。
ここで中さんが、
「ん~でも映像の構成上ここは最後まであった方が創りやすい」と。
お~中さんのこだわりですか、
さすが職人ですな、
てな感じでその曲は最後まで使う事に。

10時から行われたミーティング、
終わったのは12時半。
その間にワシが飲んだビール4本。
皆さまお疲れさんでやんした。

家に帰ってから中さんよりTELが、
「もしもし、俺やけど」
はいはい。
「さっきの曲の構成やけど」
はいはい。
「途中でなくなってもいい気がしてきた」
はい?
「ワシちゃんどう?」
ん?どうって?
「映像も途中でなくなるバージョンで行こうかと思って」

暫し考えるが実際にどう作ろうと考えている中さんとサナリンのプランにワシのへっぽこプランはガンガラガッシャンと崩壊した。

ああ、ええですよそれで二人で刷り合わせてください。
こうやって「異心伝震」は創られていくのである。

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