一億 100,000,000

7年ぶりに復活したので何書いてよいかややわからない。

のこされ劇場とBABEL

2007-04-29 23:40:57 | Weblog
NGT1発目、
のこされ劇場≡「蒲団-futon-」を観劇。
自分たちの演劇に対する立ち位置をかなり正直に戯曲に反映させた作品。
35歳で10何年芝居に関わってきたワシ的には、
「ああ、そうゆうことってあるね、うんうん、ワシたちも似たようなことで悩んでいるよ」
と多々思ったけどそれを作品として観る上ではあまり共感は出来ない。
だって、ワシは創作上の苦労とか裏話とかに興味がないのだ。
のこされ劇場≡が歩んできた道はある程度知っているし、
個人的にお付き合いのある人もいる。
これまで劇団がいろいろあったなかで(どこにもあることだと思うが)、
そのような事を戯曲化したことがいい方向へ行っているんだろうな。
とは感じました。
些細な事で劇団なんてなくなっちゃうからね。

NGTファイナルとして、
「のこされ劇場≡」のこれからとして、
標しとなる作品だったと思います。

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「蒲団」観劇後にチャチャタウンへ。
長い事待っていた「BABEL」を観るためです。
封切日とはいえレイトショーのためか3~4割程度の客入り。
約140分の間にアメリカ、モロッコ、メキシコ、日本とめまぐるしく場面が変わります。
言葉も、英語、スペイン語、日本語、アラブ語、ベルベル語、そして手話。
様々な人種と様々な言語、
決して繋がる事は出来ず、
しかし繋がる事を求め続ける。
想いは叶うのであろうか?

ラスト、
ワシは人としての「絶望」を感じた。
あ~ワシ等に救いはないなって。
性善説性悪説ってあるけどワシは断然、性悪説信望者。
人によってラストは「希望」なんだろうな。

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1 コメント

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Unknown (くり)
2007-05-10 00:02:14
私は「希望」派です。
だって、最後飛び降りてると思いましたから。
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