しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

堀の町にいがたを創ろう

2014年03月22日 | Weblog
NPO法人掘割再生まちづくり新潟の主催するシンポジュウムに参加した。
ホテルイタリア軒の一室。ほぼ埋まっていた。

かって新潟の市街地には「掘割」が縦横に走り、生活物資を積んだ舟が柳のそよぐ水辺を行き交っていました。やがて、舟は車に、
堀は道路に変わり、暮らしは便利で快適になりmしたが、町は無機質で無表情にんり、新潟は大切な顔を失ってしまったのです。
21世紀、政令市になった新潟が目指す「田園交響都市」とは、町と在郷とが互いの役割を補完していた堀のある暮らしの頃、既に
完成していたのではないでしょうか。新たなる循環型社会を築き、世界一の環境都市に育んでいくために、私たちは「堀の町にいがた」
を創ります。 NPO法人掘割再生まちづくり新潟 

という団体のシンポでした。


下町にほぼ完成した「早川堀通り」、完成に関わった関係者、古町60飲食街が参加し、つまみとお酒を楽しめる「古町花街ぶらり酒」の関係者がパネラーとして参加し、主催者がコーデイネーターとして話を盛り上げた。
フリーアナウンサーの上手な司会進行、コーヒータイムもあり、長時間に渡る講演会も退席者が出なかった。

20年に及ぶ構想と中断、一度埋められた堀の復活がほとんど世界でも例がないこと。300回に及ぶ地元住民の声を大切にした勉強会を続けたこと。古町に暮らし、営業している誇り、横の連携の大切さ。自分の店にないおすすめの味、他店紹介が地域活性に結びつく不思議。
道路に昼寝する猫が居る早川堀。車線を減らしても交通の疎外とならないこと。地元住民の希望を極力取り入れて工事を進めたこと、
行政の方針に左右され、挫折も味わった事。多くのエピソードが聴衆の共感と笑いを誘った。
良い会でした。

8月に開催を予定している「地域活性のシンポ」の準備に大いに参考となった。


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