しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

人材不足

2014年03月16日 | Weblog
多くの地域で自治・町内会の年度末を迎えている。町内会総会を控えている。総会前に決めておきたいことに役員人事がある。
2年ないし3年の任期の役員、1年の班長人事である。
班長は持ち回りということで現班長が次期班長に打診し、名簿を会長に提出してもらう。その他の役員は会員に公募して
役員候補を募っている。2週間程度の公募期間を設けて役員名と公募先を記載して町内回覧で知らしている。
困った事にいつもそうだが、立候補の意思表示をする人がほとんどいないのだ。
いないから役員をなしにするという訳にもいかず。苦肉の策となる。

現役員・旧役員に更新をお願いする。役員会議を開き、現状を説明する。公募しても応募がないこと、
班長候補の名前の発表。町内会の会則に照らした選挙規定の説明。
町内会総会の運営概要。説明して同意を得る。事前に内諾を得る必要があるのだ。
4役の承認は挙手による信任を総会で必要としている。その他の役員は現役員会で信任された名簿の発表を行う。
ここで新班長名も披露される。
困っていることはいつもそうだが、新しい人材が出てこないのだ。

大きな世帯数を持つ町内会・自治会は比較的人材は候補者が存在する。
当コミ協地域は平均で60世帯ほど。アパート、マンション居住者は関心が薄く回覧板すら廻せないところもある。
少ない町内会は30世帯も無い。半数が高齢者の一人暮らしというところさえある。
若い人が少ない。労働期の家庭にあっても地域活動への関心が薄い。ゴミさえ出せれば良いとする世帯だ。
企業戦士も地域では休養・家族団らん中心と考えている。
アパート・マンション居住者に多い。

10数種類ある町内会の役職。ほとんどの世帯は長期在住者に負担してもらっている。
消防団員、青年部部員、募集をかけとも出てこない。お願いに行っても首を横に振るばかり。

地域連携の必要性が十分浸透していない事が原因の一因だ。
地域でも問題、関連行事、なるべく多くの情報を回覧版で流している。月2度以上の回覧版、3月に一度以上の全役員会議、
防災訓練、敬老行事、顔合わせ会、町内懇親会、町内総会、民政委員懇談会、地域の祭り参加要請、学校との連携行事案内、
コミ協主催の旅行案内、月2度の町内清掃案内。ゴミ当番の輪番案内。
安心・安全の町内会環境の維持は多くの地域住民の日常の活動の上に成り立っているのだ。

先日の当町内の火災事故。家を失った住民は地域住民の良く知る人だ。こうゆう時ほど地域連携が必要なのだ。

町内会役員に任せておけば良いということでは不十分だ。
必要な事をお知らせし、協力も仰ぐ。そこから地域連帯も生まれるはずだ。絆とはそうゆうものだ。
自ら動く姿勢が必要だ。人材不足を嘆くとき、不足する部分を自ら負担する気があってこそカバーできる。
ピンチをチャンスに。
救済策を検討して地域住民の連携意識を高めたいものだ。

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