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しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

相続税払えず餓死か?

2011年01月13日 | Weblog
大阪府豊中市のマンションの一室で女性2人の遺体が発見された。
二人はこの部屋に住む姉〔63歳)と妹〔61歳)の2人だった。
死後20日を経過していた。2人の胃には何も残っていなかった。姉は147センチで体重37キロ、妹は158センチで30キロまでやせ細っていた。

水道料は7月から滞納され、電気とガスは9月から止められ、マンションの一室には食べ物は残っておらず、2人は上着を4枚着込んでいた。財布には90円しかなく、妹名義の預金通帳は昨年6月でゼロとなっていた。
姉妹には少なくとも5100万円の相続税を抱え、2001年以降、国税当局から所有不動産を指し抑えられていた。一方4億円の借金して建てたマンションは空室が目立ち、姉妹がマンション経営に失敗して困窮していったと見ている。

生活保護や介護サービスも申請していなかった。65歳以上高齢者を中心に見回る地域の民生委員も30歳前半だった姉妹を訪ねることはなかった。
マンションを差し押さえた地裁の執行官に相談した姉妹は「どうしてよいかわからない」と訴えていた。

親族の男性は「プライドが邪魔をして行政にも助けを求められなかったのだろうか」と述べたという。
資産家の両親が死亡して相続した姉妹に相続税が払えないと資産を担保にマンション建築、見込みが外れて家賃収入が入らず困窮。マンションも差し押さえられ、餓死。
という哀れな状況だったようだ。

ファイナンシャルプランナーの説明を聞いて相続税対策を早期に行う等対応ができなかったものか、親戚ずきあい、近所ずきあいもせず、「姉妹は人に対して心を開かず、相談もあまりしなかった」と近所の住人は振りかって述べたという。

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