恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

一人で無理しないで~その9

2016-05-26 08:15:44 | 譲二の~勝手に3年後編(吉祥寺恋色デイズ)

前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。

久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。


『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。

そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。

航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。


だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。





☆☆☆☆☆


一人で無理しないで~その9

〈譲二〉
三日目、昨日と同じように百花ちゃんと部屋で過ごしていると、階下から大勢がドヤドヤと上がってくる音がした。


竜蔵「ジョージ、大丈夫か?」

理人「マスターが倒れたって言うからびっくりしたよ」

剛史「マスターの料理が食えないと困る」

譲二「ごめん、タケ。元気になったらまた食べに来てくれ」

春樹「過労だって聞いたけど?」

百花「実家の仕事もやりながら、お店も開いてたからね」

譲二「自分では大丈夫なつもりだったけど、身体はオーバーヒートしちまったみたいだ」

一護「マスター、実はもう年なんじゃねーの?」

譲二「ハハ、いやぁ~年かな…って、洒落にならないな。30歳過ぎちゃったからね…」

竜蔵「ジョージ、男は30歳からが花だって言うぞ。頑張れよ!」

譲二「ありがとう、リュウ」


春樹「でもジョージさん思ってたより元気そうだね」


譲二「いい看護師さんがついてくれてるからね」


百花ちゃんを見つめると、彼女は恥ずかしそうにうつむく。


理人「マスター、2人の世界に入らないでよ」

一護「ムカつく」

理人「心配して損しちゃった」


春樹「そうだ。お見舞いに花籠をつくってきたよ。どこに置けばいい?」

百花「ありがとう、ハルくん。この棚の上に置いてもらっていい?」


一護も手に持った包を俺に見せる。


一護「マスター、病人でも食べれそうなものを作ってきたぞ」

竜蔵「野菜は俺が提供した」

百花「うわ、ありがとう。一護くん。リュウ兄も」

譲二「みんな、心配してくれてありがとう」



何だかんだ言いながらも、心配してくれるみんなの気持ちが嬉しい。

 

その10につづく



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