恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

ハルくんの独り言(本編15話)~その3

2015-11-18 07:08:23 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o

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種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

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ハルくんの独り言(本編15話)~その3

2人で他愛もない話をしながら歩いた。

佐々木と2人だと時間はあっという間に経ち、すぐ教会についた。


春樹「じゃあ、佐々木、ちょっと待ってて! すぐ渡してくるから」

百花「うん」



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結婚式のスタッフに花束を渡した時に、思い切って聞いてみた。


春樹「すみません。今日の式を少し見学させてもらってもいいですか?」

スタッフ「見学?」

春樹「はい、作ったブーケの具合も気になりますし…」

スタッフ「ああ、そういうことか。種村さんには無理を言って青いバラを手配してもらったし…。
そうだな、後ろの方なら邪魔にならないだろうし、好きなだけ見ていってくれてもいいよ」

春樹「ありがとうございます。あ、それと…」

スタッフ「まだ何か?」

春樹「ブーケを運ぶのを手伝ってもらった友達もいるんですが、その子にも見せてもいいですか?」

スタッフ「ああ、もちろん。」


スタッフは笑顔でうなずいてくれた。


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俺は急いで待たせていた佐々木を呼びに行った。

俺が呼ぶと、佐々木はきょとんとした顔でついてきた。


百花「勝手に入っちゃって大丈夫なの? もう、配達終わったんでしょ?」

春樹「配達はね。ちょっと頼んで、覗かせてもらえることになったんだ。佐々木、興味あるんじゃないかなって」

春樹「後ろの方で、こっそり見学させてもらおう」

百花「うん!」


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結婚式が始まった。

佐々木は食い入るように花嫁さんを見つめてる。

俺はそんな佐々木をちらちらと盗み見た。


(あ~、やっぱり佐々木は可愛いなぁ)



一護と付き合ってるわけじゃないと聞いて、内心喜んでしまったけど。

こんなに可愛い佐々木のことは、一護もやっぱり好きなんだろう。

一護の様子をみてると分る。

子供の頃よりずっと仲良さそうだし…。


……俺と佐々木はどうだったんだろう?

みんなは、俺が佐々木ととても仲良くなってたんだよって言ってくれるけど。

それって……。

まさか、恋人?……いや、そんなワケは無いよな。

子供の頃の約束を思い出したからって、俺の願望を押し付けちゃダメだ。

佐々木は覚えていないことなんだし。


その4へつづく




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