恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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週末デート~その7

2016-03-06 08:18:46 | 譲二の~勝手に3年後編(吉祥寺恋色デイズ)

前にも書いたけど、吉恋本家の譲二ルートの3年後編には色々と不満がある。

久しぶりに吉祥寺に帰ってきた譲二さんとのラブラブな話のはずなのに、新キャラの紹介に使われてたり、色々とモヤモヤするものがあって、私の思う『勝手に3年後編』を書いちゃいました。


『譲二の勝手に3年後編』の始めの部分は本家の『譲二3年後編』とほぼ同じです。

そして、時々本家のエピソードに重なるものも入れながら、少しずつ離れていき、玉の緒ワールドの譲二さんの話になってます。

航くんは出てきませんが、本家の『譲二3年後編』では出てこなかった、懐かしいあの人とかあの人とか出てきます。


だから、ネタバレも少々あるものの、譲二ルートの3年後編とはまた別のお話と思って下さい。





☆☆☆☆☆


週末デート~その7

〈譲二〉
クルージングディナーの後、百花ちゃんをホテルに誘った。

すごく緊張したけど、彼女は優しく同意してくれた。

よかった……。



ホテルの部屋で二人きりになると、もう自制は効かなかった。

彼女を優しくリードして、怖がらせないように、苦しくさせないようにって思っていたんだけど…。


この三年間我慢していた分、想いは募っていて…。


何度も添い寝したことはあるし、下着の上から彼女を抱きしめたこともある。

だけど、本当に彼女を知るというのはこういうことなんだって思った。



後から思うと彼女の前で舞い上がってしまってて、かなり恥ずかしい。

何度も「愛してる」って言ったし、ちゃん付けじゃなく「百花」と呼んだ。


今まで照れくさくて「百花ちゃん」としか言えなかったのに、あの時はごく自然に呼び捨てにできた。

☆☆☆☆☆

ホテルのカーテンを通して月明かりが部屋を照らしている。


百花はさっきの激しい行為に疲れたのか、俺の胸にしがみついてすやすやと眠っている。

そのあどけない顔が可愛くて、百花の髪を撫で続けている。


体は疲れているが、さっきの興奮がまだ続いていて、俺の目は冴えて眠れそうにない。


 初めてなのに、少し無理をさせたかなとかわいそうになる。

一生懸命に俺の行為に応えてくれた百花。

今まで知らなかったいろんな百花を見た気がする。

 そして、肌を合わせる前よりもっともっと愛おしくてたまらない。

他の男には絶対に渡したくない。


そう思うと眠っている百花をギュッと抱きしめてしまった。

 

その8へつづく