華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

悲しみよこんにちは

2018年10月22日 22時30分27秒 | Weblog
今日は有休。

朝の散歩はDにお願いして、私は掃除・洗濯。犬の毛が生え変わっているようで、以前よりもまめに掃除機をかけないとえらいことになる。コードレス掃除機にしてよかったとしみじみ。
お天気も持ちこたえそうだったので、2回転分天日干し。やっぱりお洗濯は天日干しがいい。

さて。
お昼からはお葬式へ。Dはスーツ、私は黒いシャツとスカートで。日本のようにどんな服装でくるかはうるさく言われない。今日もジーンズやサンダルで来ている人がいた。でも肝腎の故人の娘さん2人が露出の高い花柄のワンピースを着ているのにはさすがに驚いたなぁ。故人が細かいことにこだわる人ではなかったので、あえてそういう服を選んだのかもしれないけど。
お式には大勢の人が来ていた。Dと私は会った回数は多くないけど、何度かお宅におじゃまして食事や会話を楽しむ中で、故人を個性的で魅力的な人だと感じていた。長く付き合った人ならなおさらだと思う。だからこの参加人数には驚かなかった。また先輩のために来ている人も多かったと思う。
先輩の顔を見たらもう涙腺が持たなかった。娘さんたちにも挨拶したけど「泣くのはまだダメだよー」とか言われるぐらい。先輩や娘さんたちのことを考えるとつらいと思うと同時に、故人にもう会えないのがただ悲しかった。
式の後の食事会には参加しようと思っていたけど、自分で予想するよりもショックを受けていて、見知らぬ人もたくさんいる中でいろんな人と談笑するような気分になれず、式の後にすぐおいとましてきた。Dも同じような気持ちだったみたい。
Dも故人とは何度か会って会話を楽しんでいただけに今回のことに心を痛めており、意外と言ってはなんだけど、Dも涙腺を緩めていた。その姿をみて、不謹慎ながら、人の痛みを感じられる人がオットで良かったとか考えていた。

とにかく2人して自分たちで思ってた以上にショックを受け、まっすぐ家に帰る気になれず、途中でカフェに寄ってコーヒーを飲まずにはいられなかった。悲しいよ、本当に。

帰ってからも少し放心。Dはゲームの世界へ逃避。私は犬の散歩で気分転換。歩いているうちに海が見たくなって、だいぶ遠回りをして海へ。犬が大喜びで走り回る中、私はしばしぼんやりと海を眺めていた。少しスッキリ。
海を見ると慰められたような気になるのはなんでなんやろう? この普遍性に自分の抱える悩みがちっぽけなものだと悟らされるからやろうか?

帰宅。
Dも私も無気力状態。夕食は久しぶりに冷凍ピザ。最近値上がりをして、かつセール品になることもなかったので買っていなかったのだけど、先週半額で出ていたので購入。変わらぬうまさ。
あとはテレビを見ながらぼんやりとして過ごした。

数週間ぶりのビーチランで疲れたのか、犬たちは無防備な姿で眠りこけている。Dは先ほど寝室へと消えて行った。いつもと変わらぬ日常。ありがたいことや。
明日からまた仕事。いろいろと思うことはあるけれど、仕事があることに感謝して、また頑張ろう。

お式の後からずっとこの曲が頭の中に流れている。
【斉藤由貴(Yuki Saitō)|♫ 悲しみよこんにちは】『めぞん一刻』オープニング OP

先輩に翻訳して聞かせてあげることができたらなぁ。
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