華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

脱出

2007年09月10日 19時00分49秒 | Weblog
今日学校に着くと、一緒にBush Walkへ行った子たちが代わる代わる「足大丈夫?」と声を掛けてくれた。
まだ痛みがあるので早く歩けないけど、化膿してる様子もないし、本当にただのケガってカンジ。なので「大丈夫だよ」って言ってるのに、その回答では許してくれないクラスメイトが一人。
「Yoshimi、you should go to the hospital!! I'll go together
付き添うって、子供じゃあるまいし。まぁ、彼女からしたら私の英語力が心配でそう言ってくれたんやけどね。

でもね、私、病院嫌いなんです。特に注射が

そんなわけで「大丈夫、大丈夫」って濁してやり過ごそうとしたら、他のクラスメイトが
「学校に病院あるじゃん。そこ行けば?? 学生なら無料のはず

そういやそんなもんがあったなー
そのぐらいなら行ってみてもいいかと思い、「じゃぁそうする」と応えたものの手続きがわからん。結局クラスメイトが付き添ってくれて、私たちインターナショナルカレッジに通う生徒の、生活に関する全般を面倒見てくれているヘレンさんの元へ。そして転んだ状況とどうやってケガをしたかを説明。

するとヘレンさん、
「すぐにDoctorのところへ行きましょう!

いや、そりゃ結構ですが、もうすぐ授業始まりますよ…?

「あなたの先生には私から説明してあげるから大丈夫!!

ほー、スピーディーやなぁ。

というわけで足を引きずりテクテクと保健室へ。その道々はヘレンさんが付き添ってくれた。そして
「あなた、岩の上で転んだんでしょう? しかもBush Walkの途中に。何か不浄物が傷に入ってでもしたら大変! 場合によっては注射をしなくちゃならないわね!!

なんどすて!? 今なんと!!??

学生VISA取るための健康診断でも「ほんまに採血必要なんですか?」って2回も聞いたぐらいなのに。
そんなことなら「行く」なんて言わなかったのに。

その言葉を聞いてからの私は今朝売られていく子牛の気分(「ドナドナ」より
そして着いたところは保健室だなんて言っちゃいけないような立派なお医者さん。

そりゃ注射もあるわなー

「私はここで帰るけど大丈夫ね? 何かあったら医者から私に電話が掛かってくるはずだから、そしたらまた来るわ」
と言い残してヘレンさんは来た道を帰って行った。

学校の病院自体初めてやし、患者はもちろん全員外国人やし、注射されるかもしれんし、とまったく落ちつかないまま待つこと約15分。
「Yoshimi~、Come in!」

キターーーーーーッ

ドキドキしながら、我流で縛ったタオルを解き、傷口を見せたら
Doctor:「Oh!」
とだけ言って、ゴソゴソなにかを用意し始めるではないですか!!

も、も、もしや…

と思ったらただの消毒剤。

よかったー やっぱりたいしたことなかったんやぁ…(脱力)

最終的には綺麗にガーゼを当てなおすだけで終了。途中、消毒液が沁みて足の指がパーになったけど、注射に比べりゃご愛嬌ってもんよね。

こんな思いをするぐらいならお調子者ぶりは慎もうと思った34歳の夏でした
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