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煮込み系中年よ!

2009-08-06 | 中年男
今日、近くの医院で血液を採りました。


このひと月ほど、体がかなりだるかった。
思えば、この二年半は休肝日が月に一日あるかないか…という生活をしてました。ほぼ毎日、焼酎オヤジと付き合っていたのです。
そこにこのダルさ。さすがに、「これは肝臓がマズイかも…。」と危惧したのです。

胆を決めていましたから、この二年半のだらしない飲酒生活だけでなく、小さいことをクヨクヨと気にしがちな性格も、医師に白状して参りました。
それから、「かなり肝臓に的を絞った」血液検査をしましょう…ということで、だいぶ血を採って頂きました。
どうかナニゴトもありませんように…。



このところ、年齢も境遇も似たような友人との交流が復活してきています。
ひと口に言えば、「四十歳以上の独身男性」です。皆、ちゃんと仕事はして来ているし、性格も穏やかで、真面目です。
決して、人に後ろ指を指されるような人生は送ってきていない。
でも、どこか淋しく、物足りない。世間の眼も気になるし…。

私は、この心優しき朋友たちを、「煮込み系中年」と呼びたい。
見た目は今イチかも知れないけれど、長い時間をかけてじっくりと仕込まれた味わいがある。栄養価だって高い。
「草食系」と言われる若者とは違いますよ。もっと教養や経験が煮込まれていますからね。
え?むしろ「煮詰まっている」んじゃないかって?そりゃまあ、少しはね…。



むろん、決してバリバリ稼ぐタイプじゃないですよ。特に勤め人の場合、自分の「稼ぎ扶持」を増やそうと思えば、結果的に同僚とかの昇給分を頂く…ということになりますからね。つまり出世ってのは、けっこう他人の犠牲の上にあるもんなんですよ。それができる性格じゃないんだな。
ま、女性から見たら、そこが物足りないのだろうけど…。

色んな意味でヒドいご時勢になって参りました。
こうなると、誰もがちょっとしたことで追い込まれ、一線を超えてしまう恐れがある。つまり、「自傷他害」の恐れ…です。
でも、我が煮込み系同朋たちは、そこでグッと踏みとどまる力を持っています。
その力の源は「優しさ」「教養」「プライド」です。
つまり、「ひと様に大きな迷惑を掛けてまで生きたくない」という、昭和三十年代四十年代までの日本庶民の一般的規範が、しっかりと性根にあるのですね。



あなたがたは地の塩である。
もし塩のききめがなくなったら、何によってその味がとり戻されようか。
もはや何の役にも立たず、ただ外に捨てられて、人々に踏みつけられるだけである。

                         マタイ 5-13

有名な聖句を持ち出してしまいました。
もちろんこれは、「ききめがなくなったら捨てられる」という中年男の悲惨な末路への警句ではありませんよ!
まっとうな庶民こそ、それだけ得がたい貴重なものだ…というお言葉です。



ともあれ、煮込み系中年よ!
諦めず、頑張りすぎず、共に生きていこうではないか!
そして、肝臓さえダイジョウブなら、また飲みにいこう!



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
煮込み系中年より (ホピー)
2009-08-09 13:51:02
了解です。このブログの表紙のような居酒屋で一杯やりましょうね。
お互い煮込みすぎにならない程度で、これからもいい味出していけたらいいですね。
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洋風煮込み (マックス)
2009-08-09 21:05:13
もしかして、私も煮込み系中年?
でも私は、煮込み系でもポトフみたいな洋風煮込みだからね、おでんやもつ煮じゃないよ。
返信する
築こう煮込みの輪! (酔いどれ文七)
2009-08-09 21:20:43
ホピー様マックス様、そして全国の煮込み系中年の皆様!
ぜひ我々の「煮込み力」を味わって頂こうじゃありませんか!
残り汁で雑炊にしても良い、うどんをいれても良い。
焼酎でもビールでも酒でもイケル!

ただ、半年に一回は血液検査をしましょうね…。
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