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さまようオジサン

2010-07-21 | 中年男
しかし、今日も暑かった…。





毎日「暑い暑い」と書いていてもしかたがないのですが、それにしても、暑すぎる。

今日は休みだったのでいつものようにマッサージに行きましたが、ガラガラでした。

その後、尿酸値を計りに、恒例の「月に一度の内科受診」をしたのですが、ここもいつもはけっこう混んでるのに、今日は私以外にはひとりだけ。

まあ、これだけ暑いと外出する気も起きませんよね。

だいいち、アブナイし。





というワケで、私も午前中は、その他にも床屋に行ったり買い物したりとチョコマカ動きましたが、午後からは部屋でまったりと過ごしました。

さて、このごろ仕事でかなり精神的にキツかったため、今日は「泣ける映画」が見たいと思ってました。

そこで借りてきたのが『さまえる刃』。

映画についての予備知識は全くなく、ただ、カバー写真の、寺尾聡の疲れ切って哀しげな表情に惹かれたのです。





見始めると、これは不良少年に我が娘を陵辱され、殺められた56歳の男性の復讐劇なのでした。

去年公開された映画ということですので、これから見る人もいるかも知れないので、詳しい内容には触れません。

妻子のいない私には、この設定もコトサラに感情移入は出来なかった…というのが正直なところです。が…。

寺尾聡の「弱々しい中年男ぶり」には、正直、グッと胸に迫るものがありました。

腰を抜かす。嘔吐する。突き飛ばされてシリモチを着く。階段(?)を踏み外して、ヒザをしたたかに打つ…。

これがアメリカ映画なら、もっと強い「復讐の鬼」になって相手をブチのめしてくれないと、観客が納得しないでしょう。

それが、日本だと、こういう映画が成り立つのですね。





まあ、中高年は、いつの時代でも若い世代にはキビシクなりがちです。

若いというだけでチヤホヤされるのは、はっきり言ってクヤシイですからね。

こっちは目は霞むし肩は凝るし物は忘れるしで、日に日に衰えていってるのに…ってね。

それは自然の人情なので、否定しても仕方のないこと。





昨日も若いスタッフたちと飲んだけど、みんな優しすぎるくらいですよ。

これは介護業界に集まる若者の特性かもしれないけれど。

世代よりも階層の違いのほうがこれからはデカイような気がするなア…。

などと、取りとめもなく思ってるオジサンでした。



さまよう刃











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