結婚サギ注意報

今日は三ヶ月ぶりに退院してきた方がいたり、ウォシュレット買い替えに関する深遠な要望があったり、けっこう濃い一日だった。

で、そんなことがらを書こうと思っていたら、夕刊の見出しを見て、考えが変った。




緊急!!緊急!!

全国の中高年独身男性よ、結婚詐欺に注意しよう！

お金ばかりじゃなく、命も取られかねないから！


豊島区に住んでいた34歳の無職女性が詐欺で逮捕されていた。
彼女が接触していた男性四人が大金を騙し取られたうえ、不審死を遂げていたからだ。

しかし、夕刊では「被害者」はさらに二人増えて、六人になっていた…。



時系列に並べると。こうなるらしい。

２００７年８月　　知人の千葉県松戸市の男性が不審死。
　　　　　　　　　→女性の口座に７４００万円（！）入金

２００８年９～１２月　　結婚サイトに登録した静岡県の４０代男性から１３０万円を騙し取る。

２００８年１０月～１２月　　結婚サイトに登録した長野県の５０代男性が不審死。
　　　　　　　　　　　　→男性から１９０万円騙し取る。

２００９年１月　　知人の都内５０代男性が不審死。
　　　　　　　　　→女性の口座に７００万円入金。

２００９年５月　　千葉県野田市の８０歳の男性の住宅で火災、焼死する。　　
　　　　　　　　　→女性が自宅に出入りし、口座から現金引き出す。

２００９年８月　　東京都千代田区の４１歳の男性が「良い女性と知り合った」とブログに書き込んだ後、埼玉県富士見市の駐車場の車内で遺体で発見。
　　　　　　　　　→女性の口座に５００万円入金。

２００９年８月頃　　長野県５０代男性と埼玉県ふじみ野市の３０代男性から２１０万円詐欺未遂。
　　　　　　　　　→同容疑で逮捕される…。

これ以外にもこの女性と接触した関東地方の二人の男性が死亡していたことが、今日明らかになったという。


中高年の独身男性は物寂しさのあまり、人並み程度の器量の女性からちょいと優しい言葉を掛けられれば、ウカウカと騙されてしまうようである。

しかも、「知的で、人付き合いが少なく、パソコンが趣味」というのが被害者男性の共通点だというのだから、油断ができない。

私が狙われないのは、振り込もうにも現金を持っていない…という一点によるのだろう。




警告!!警告!!

知的で貯金のある中高年独身男性諸君!!

決して「知らない女性」の甘い言葉に乗ってならない！

「オジサン、美味しいお菓子があるから、寄ってかない？」と色目を使われても、真っ直ぐおうちに帰ること！




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