
なんかスッキリしないんだけどぉー・・・
’08 アメリカ 109分
監督・・・デビッド・エアー
出演・・・キアヌ・リーブス / フォレスト・ウィテカー / ヒュー・ローリー / クリス・エバンス / ナオミ・ハリス / マーサ・ヒガレダ / テリー・クルーズ
ロス市警のラドロー刑事は、事件解決のためには手段を選ばず、強引なやり方を貫き通す男。上司のワンダー警部だけは彼を理解し、かばってくれていた。そんな時ラドローは、かつてコンビを組んでいたワシントン刑事が彼の違法捜査を密告していることを嗅ぎつける。コンビニ店内で捕まえようとしたその時、覆面強盗が店に押し入り、ワシントンは銃弾を浴びて死んでしまう。四面楚歌の状況に陥ったラドローは・・・
大好きなキアヌの久しぶりの警官のお姿、これは絶対見なきゃいかんっ
!
と、いそいそと出かけてきました
ネタばれを含みますのでご注意を。
まあ、ネタばれなんて大袈裟な事言わなくても、この手の映画が好きな人なら黒幕が誰かは初めから分かってるようなもんで・・・
キアヌ演じるラドローは、犯人逮捕の為には違法行為をしても何とも思ってない。
犯人射殺なんて当たり前だし。
オマケに上司のワンダーが、ラドローがやったことをもみ消し工作して合法で事件を解決したように見せかけちゃう。
ラドローの暴走ぶりに同僚の刑事達からもヒンシュクを買ったりするけど、
それを庇うのもワンダー。
だけど、その暴走するラドローに内部調査部のキレ者ビッグスが目をつけた。
目をつけられたのは、元相棒のワシントンがチームから外された事を根に持ってラドローの事を密告したと思ったラドローは、
一発殴ってやろうとワシントンの後をつけると、そこで覆面を着けた強盗がワシントンを射殺してしまう。
ワシントンを殺した犯人を逮捕しようとラドローは単独捜査を始めるのですが・・・
誰が黒幕かって、フォレスト・ウィテカーの存在感を見たら一目瞭然なわけで・・・
こういう何を考えてるわからない権力者って似あうよね~!
今回も存在感たっぷりで、キアヌを食っちゃってるシーンもありました。
ラドローは違法な犯人逮捕をしたりするけど、悪人を捕まえたいという情熱は誰よりも持っていて・・・。
でも勤務中にもかかわらずウォッカをあおる姿は、イカレた刑事そのものって感じ。
その酒を飲まなきゃいられない理由が後半に明らかになって来るんですけどね。
キアヌのラドローはカッコ良かったけど、映画としてみるともうちょっと感情をむき出しにするタイプの役者さんの方がよかったかな・・・?
どう演じてもクールになってしまうのは、キアヌの長所でもあり短所でもあると思うのですよ。
この映画ではその短所の部分がでてしまったのかな、思います。
(でもカッコいいのには変わりないのだぁ~~)
そしてそのスッキリしない理由・・・。
表現するのが難しいんだけど、ラストでラドローがワンダーを殺してしまうでしょう?
あれがねぇ・・・。
あそこでワンダーを殺さずに法の裁きを受けさた方が良かったんじゃ・・・というかラドローに殺してほしくなかったな。
ワンダーがしていた事を考えると、法廷に出れば弱みを握られてた人間は暴露されちゃうだろうし、
抹殺するのが一番良かったのかもしれないけど。
でもあのあと、ビッグスがいろいろともみ消し工作をするワケでしょう?
黒幕を捕まえたって、結局何も変わらないじゃん?って・・・。
そういう法を破ってまでも悪人を捕まえる警官が必要ってことなんでしょうね。(ビッグスもそう言ってたし。)
ま、警察内部を知りつくしてる脚本家(ジェイムズ・エルロイ)の、それが意図なのかもしれないですけどね。
【 個人的評価 】 75点
ディスコ君は生きててほしかったです。
キアヌ作品なのに、全くのれなかったわん(汗)
お話にイマイチ魅力を感じなかったのよね~
キアヌもカッコよく見えなかったし、、、
それに私も何でボスを撃っちゃうのか、、、納得出来なかったなぁ~
由香さんはダメでしたかぁー
私もストーリーはイマイチだと思うんだけど、
まぁキアヌが見られて満足・・・って感じかなー。
そうそう、あそこでボスを撃っちゃうのはなんか違う感じがしましたよね。