ホーディとバンダーが協力する事になり、リュウグウ王国の危機が訪れようとしています。そしてジンベエはその時どう動くのでしょう?
竜宮城。竜宮城―、応答願います。
魚人島の空(?)を何かが飛んでいます。住民もそれが何か分からず、上を見上げてどよどよ、ガヤガヤしていますよ。
海の森へ向かってるルフィ達もそれを見て、
なんか飛んでるなァ・・・遠くてよく見えねェけど・・・
しらほしはまだメガロのお腹の中みたいですね、メガロはまだ吐き気があるみたい~(笑)
竜宮城、こちら国境警備隊!!
応答がないようです。
・・・おかしいな・・・なぜ連絡が取れない・・・!? 電伝虫の病気か・・・?
そりゃそうですよね、みんなロープでくくられちゃってるんですから~!
只今・・・魚人島内へ「魚人街」の危険人物達が入って行きましたので一応・・・ご報告したく・・・!!
住民はみんなが空を見上げて心配そうです。報告は続きます。
集団でショッピングという訳でもない様に見え・・・何事もなければよいのですが・・・
そしてその集団というのは勿論ホーディ達です。ホーディは言います。
いいか、お前ら、今日この日は!!
「魚人島」意識統一の記念日となる!!
人魚含め同じ魚人族が不ぞろいの考えを持っていちゃあ始まらねェ・・・!!
海中で呼吸すらできねェ人間はおれ達に支配されるべき下等種族だ!! ドドンッ!!
ホーディとバンダーを先頭にして、たくさんの海獣に乗った無数の魚人達・・・!雄叫びをあげています。
間違い続けて来た歴史を・・・今こそ正そうじゃねェか!!
バホホホ!! 今日は婚約記念日になるな、しらほし~~!! 急ぐ事はねェ・・・結婚式は・・・明日にしよう!!
ドスン(シュモクザメ) 「目障りだったタイヨウの海賊団の分派、ジンベエの一党も今や不在ドスン。」
ゼオ(オオセ) 「 「ネプチューン」「フカボシ」「リュウボシ」「マンボシ」・・・」
イカロス(ダイオウイカ) 「ムッヒ!! その4人を抑えればネプチューン軍は取るに足らんッヒ、ムッヒッヒ!!」
ダルマ(ダルマザメ) 「キャッ!! 全員の肉を食い千切ってやれ!! キャッキャッ!!」
ヒョウゾウ(ヒョウモンダコ) 「 斬れと言われりゃ斬るだけよォ~~、ウィ~~、ひっく・・・」
ホーディは、
始めるぞ・・・各自主要地を制圧して来いっ!!!
今日限りをもって「リュウグウ王国」は終わり!! 海底の支配者はおれ達となるっ!!
ウオオオオオ~~~!!
幹部がそれぞれリーダーとなり分かれて行きます・・・!!
こちらは「海の森」行き――お魚バス停留所――
・・・つ・・・通信を・・・!! 逃げ・・・られ・・・た・・・!!
その停留所のところで、警備隊が全員倒されてしまっています・・・!!
そしてその上の海の道を走るバスに乗っているのは一人の女性・・・
(このバスはお魚タクシーの巨大版です。魚の上にシャボンの囲いがありますよ。)
やっぱり情報を得られた・・・ここに“歴史の本文(ポーネグリフ)”はある・・・この国は“空白の100年”の大切な鍵を握っている筈・・・
ロビンですね。得た情報って、何なんでしょう??
そしてこちらは竜宮城――また誰か騒いでますよ!
おれが好きで斬りまくったみてェな言い方すんな!!
ゾロです(汗)左大臣は、
いや、戦闘中生き生きしておった!生まれついての人斬り、お前は。
じゃあ刀持って襲いかかって来る海賊に茶でも出すのかてめェは!!
そうだな、茶を出して話し合うという手段が・・・
そんな相手じゃなかったろ!!
ともかく全員倒してしまっては、こやつらの目的がわからんと言うとるんだ!!
お前らにそこまで気づかってやる義理はねェよ!!
床に転がっているのは一網打尽にされた海賊達。ナミとウソップは膝を抱えてしゃがんてしまっています。
何かが・・・悪い方へ転がっていく・・・
ブルックは、
ヨホホホ、ルフィさん、人魚姫に会ったんですかねー、私も会いたいな~~。
すると国王が号泣しながら倒れ込んでしまいました。
そんな事より鎖を解けい!! しらほしを返すんじゃもん貴様ら~~~!!
すぐそばに倒れられたウソップは飛びのいて、
だから何でおれ達が誘拐すんだよ、人魚姫を!!
犯人は“麦わらのルフィ”じゃもん!!
ブルックは、
しかしルフィさんとサメさんは、確かにあの部屋から出て来ましたけど、人魚姫さんらしき人物はいませんでしたよ!?
じゃがあの子は勝手に城を出る様な子ではないんじゃもん!!
しらほしはわし程に体がでかいのじゃもん、出て行って誰も気づかんハズはないっ!!
その言葉にショックを受けたのはブルックです。
え!? 人魚姫がでかい!? そんなバカな!! ガビーン!!
ブルックの頭に浮かんだ人魚姫は、ただのおデブの人魚姫。でもしらほしはちゃんといいスタイルしてますよ!国王は、
そうじゃもん!! もしやメガロの口の中にしらほしの詰めて連れ出したのでは!!?
家臣たちは、
ぷ~~っ!! こんな時に笑わせるのはやめて下さいっ、国王!!
そんなバカな事、万が一思いついても誰が実行しますか!! 発想がひどすぎます!!
するとナミが、
とにかく!ウチの船長は誘拐なんてしないわよ!! 疑うなら他あたってよ!!
国王は、
いや!! 他に考えられぬ!! しらほしが無事戻らねば貴様らの船も仲間も返さんからそう思うんじゃもん!!!
そんな~~!!
あれあれ、故意か偶然か倒された海賊tの腕が竜宮城入口の門のレバーを下げてしまって、
入口は全面開放となってしまったようです・・・!!
ここは深海魚人島の北東「海の森」―-
その森の中にはなんとサニー号がいます。他にも朽ちた船も多数・・・。
ここは言わば「船の墓場」さ・・・潮の流れで沈没船が運ばれて来る。
皮肉なもんだろ?そんな場所に限って・・・「陽樹イブ」の恵みを受けて、
より美しくサンゴが広がり魚達がクジラが集まって来る・・・
クジラっていうのはね・・・豊かな海を知って現れるものなんだよ。
僕はこの深海に広がる不思議な「海の森」を研究して暮らしてるんだ。
確かに・・・深海だなんて信じられねェ場所だ。魚人島もそうだがな・・・
そう言うのはフランキーです。よかった、サニー号はフランキーと一緒だったんですね。フランキーは誰と話してるのでしょう?
相手はサニー号に乗り、フランキーは地面に降りています。
「宝樹アダム」・・・よく手に入ったね、素材に恥じないいい船だ。
そうだろ!? 素材はトムさんの造った海賊王の船と同じ!! 設計もおれの最高傑作さ!!
・・・フフ・・・コーティングは請け負うよ。ドンと任せてくれ。
あれ・・・この言葉づかいは・・・。フランキーは、
いやー、助かるぜ!! えーと・・・名前は・・・
デンだよ!! デン!! (ドン!! ではなくデン!!です(笑)
デンはなんと!トムさんの弟でした!船大工兼海の森研究者でオオカミ魚の人魚です。
トムさんのように足はなく、、シャボンが腰回りにあります。セルメガネをかけていて、帽子をかぶりひげもありますよ。
トムさんとはあまり似てないですね。フランキーは、
デンさん、しかしあんた、似てねェなー、人魚だしよ・・・フグでもねェし、トムさんの弟だってェから、も少し似てんのかと・・・
ハハハ、人間らしい考え方だ。地上に住む種族達は家族で姿が似る事が多いもんな。
魚人は少し違うんだ。
魚人は魚人の、人魚は人魚の古~い記憶を遺伝子に宿している。タコの人魚の親からサメの人魚が生まれたら――
それはその親の古~~い先祖の誰かがサメの人魚だったという事さ。
「魚人島」では誰がどんな子を産もうとなんら不思議じゃないんだよ。
だから君ら人間が姿形の違う者達を区別したがる気持ちが、本来・・・僕らには理解できないんだ。
フランキーはにこやかに聞いています。するとデンは、
ところでキミの先祖には・・・ロボットがいたのか?
ヒトだ、おれは。
ま、今のフランキーを見たらデンがそう思うのもムリはないですよね。
キミや・・・アイスバーグ君の事も全部手紙に書いてあったよ。
そうか、ココロバーさんが手紙を・・・
ありがとう、ココロさん!
――だから事件の事は全て知ってる・・・最後まで兄貴は兄貴らしくドンと生きたんだねェ・・・
その事をわざわざ伝えに来てくれるとは、いいお弟子さんを持ったものだ。
照れるじゃねェか~~!
フランキーがは鼻を抑えるとモヒカンの髪がバッと出てきました!デンさん、ちょっとビックリです。フランキーは、
・・ああ、そういやさっきからあそこに誰か座ってるが?
ああ・・・ジンベエ親分だよ。
親分?
誰か人を待ってるそうだ・・・追われる身だから島内には入れないってね。
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