WBCを思い出しちゃった。
’09 アメリカ 134分
監督・・・クリント・イーストウッド
出演・・・モーガン・フリーマン / マット・デイモン / トニー・キゴロギ
1994年、南アフリカ共和国初の黒人大統領に就任したネルソン・マンデラだが、新生国家の船出には多くの問題があった。ある日、ラグビー南ア代表の試合を観戦したマンデラの頭の中で何かが閃いた。南アではラグビーは白人が愛好するスポーツで、黒人にとってはアパルトヘイトの象徴。しかし、1年後に南アで開催されるラグビーのワールドカップで南アのチームが勝てば、それが人種間の和解につながるかもしれない・・・と。
ネルソン・マンデラについては基本的なことしか知りません。
DVDで関連作品を見たいと思ってはいるのですが、そこまでなかなか見られなくて・・・
だから今回この映画を映画館で見られるのを楽しみにしていました。
マンデラが大統領となり、それまで迫害する側の白人と迫害され続けてきた黒人との間の溝を埋めるため、
マンデラは弱小のラグビーチームを国家団結のために支援し始める。
ネルソン・マンデラはとても柔軟な考えの持ち主で、
周囲の人間も最初は彼の考え方に疑問を持っていても、しばらくするとそれが正しい事だとわかる。
そうなると信頼度は否応なしに増していきますよね。
映画の中のマンデラは人間としてもとても魅力的で、一度会えば誰もが魅了されるような人だと思いました。
白人のSPの一人が官邸を訪ねたフランソワに“大統領はどんな人か”と聞かれ、
「前大統領は自分達を空気のように扱ったが、今の大統領は自分達の好みを聞き好物をお土産に買ってきてくれるような人」
の様な事を言っていたのが印象的でした。
国を一つにするためにラグビーに白羽の矢を立てるわけですが、
その戦略というか、方法も考え抜かれたもので、
いかにして黒人と白人は融和させたらいいか熟知していたように思います。
いや、マンデラはそういう事をあれこれ考えずに自然に出来る人なのかもしれません。
見ていて去年のWBCを思い出しました。
あの時もいつもは野球なんか興味のない人がテレビにかじりついて日本チームを応援してたでしょう?
この映画もあんな感じでした。
国中が母国のチームを誰かれかまわず応援し、優勝することでその喜びを分かち合える・・・
こういうのって個人競技より団体競技の方がその傾向が大きいように思います。
クリントがこういう映画を撮るのはちょっと意外な気がします。
私は試合の結末を知らなかったので、最後までドキドキでした。
こういう接近戦だと勝った時の喜びもひとしおですね!
ご本人のフランソワ・ピナールさんです。どことなく似てる・・・?
久々に感動を味わえた作品でした。
もっとネルソン・マンデラさんについて知りたいなー。
【 個人的評価 】 85点
NZvs日本のスコアの差には驚いた・・・!しかも新記録を作られてたなんてっ・・・!
感動しました!
わたしも試合のシーンは拳握りしめて見入ってました^^
まるでスタジオにいる気分だったわぁ♪
これが実話ってほんと凄い!
マンデラさんのこと、尊敬するわ^^
感動しました~、久々に・・・!
こういう風に映画になると、かなり昔の話のように感じてしまうけど、
ついこの間のことで、マンデラさんもご存命なんですよね、なんかスゴイ・・・。
ホント、人柄と言い、成し遂げた事といいスゴイとしか言いようがないです。