柚月裕子原作の小説で警察の内部を描いたミステリー映画です、主人公は愛知県警の広報職員である森口泉
(杉咲 花)です。女子大生がストーカー被害の末に殺害された、被害届の受理をしていたのだが慰安旅行を
していたので先延ばしにしていた、そのことを地元の新聞にスクープされてしまう。森口の親友である記者の
津村千佳(森田 想)が約束を破って記事にしたのではと疑う、暫くして津村は変死体で発見される。刑事で
はないが泉は真相を調査する、徐々に警察内部の裏側が見えて来る・・・。
タイトルの「朽ちないサクラ」の意味が気になる、警察ではサクラは公安警察のことで国の安全保障や社会
秩序を維持することを目的とした警察組織です。観ているとその意味が判ってきます、映像でもサクラが咲い
ている象徴的なシーンが多くありました、映画は映像表現であり桜の花の撮り方が良かったです。
安田 顕や豊原功補や萩原利久の俳優陣が皆素晴らしく思いました、もちろん花さんも素晴らしい。ただ殺害
する場面や人が亡くなる場面やカルト宗教団体等のシーンでは気分が悪くなります、ドーモいけません。
ラストには上司の富樫隆幸(安田顕)の正体が暴かれる驚きの展開がありました~~~、観て欲しい作品です。
「朽ちないサクラ」のパンフレット。