北西の風 気ままな野鳥詩

行く先々で出会った野鳥を中心に自然の画像や映画鑑賞の感想などアップします

 映画「90齢。何がめでたい」を観る

2024-06-28 15:31:15 | 映画

 映画「90齢。何がめでたい」を観ました。作家の佐藤愛子さんのエッセイ「90齢。何がめでたい」の映画

化です。佐藤愛子役は、昨年の10月に90齢となった草笛光子さんで、佐藤さんは去年の11月に100齢と

なったそうです90齢の女優さんが主役となるのは初の様です。映画を観ていてまったく90齢とは思えないそ

の振る舞いは魅力的であり驚きました。内容も大変楽しく観る事が出来ました、観客数も65人程と多く高齢者

ばかりで笑い声が多くありました。吉川真也役の唐沢寿明との掛け合いがとても良くてホッコリしました。

 吉川の娘がバレエを踊るシーンでは見ていてタンチョウの様だと感じました、踊る姿や動きがとても優雅であ

りタンチョウはバレリーナだったのだと思いました・・・。

今週は4本の作品を観ましたが今日は頭がリラックス出来ました、この作品もお勧めします。

 

「90齢。何がめでたい」のパンフレット。

過去に撮影したタンチョウを・・・。

まさしくバレリーナです、どうでしょうか。


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 映画「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」を観る

2024-06-26 17:33:37 | 映画

 映画「オールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」を観ました、この作品も素晴しくジワリと感動する

内容でした。

 1970年12月のボストン近郊にある名門バートン校の寄宿舎が舞台です、古代史を教える教師のハナム

(ポール・ジアマッティ)は横柄で誰に対しても口が悪く生徒からも同僚の教師達からも嫌われている。生徒

の一人のアンガス(ドミニク・セッサ)は反抗的で寮に寄宿する他の生徒たちとぶつかる、独善的なハナムに

対しても一歩も引かない。バートン校の料理長のメアリー(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)は一人息子が

ベトナム戦争で亡くなっていてその悲しさに耐えている。

 クリスマス休暇で多くの生徒は家に帰るがアンガスを含む4人は寄宿舎に残る。校長に呼ばれたハナムは事

情があって家に帰れない5人の生徒たちの「安全と健康管理」を任せられる。アンガスを除く4人はスキー

旅行へ行きいなくなりハナム・アンガス・メアリーの三人が残り共に暮らす事となる。孤独な三人はそれぞれ

が心を開かない理由がある、反発しながらも関係が少しづつ変化していく・・・、三人は次第に寄り添い会う

事となって行く。ストーリーが進むにつれそれぞれの辛い過去が話されます、静かにジワリと感動が来ます。

特にメアリー役の黒人の女性が良く魅力を感じました、アカデミー助演女優賞を受賞しています、やはり。

この作品もお勧めです。

 

「ホールドオーバーズ」のパンフレットとチラシ。

 

映画の後に千葉劇場の近くにある千葉美術館で「私はアート派」展を見に行きました。

私の写真の先生である石井氏のアート作品「初冬」です。

アート作品は写真にPCで手を加えて編集しています。

6月30日までやっているので時間のある方は出掛けては如何でしょうか。


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 映画「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」を観る

2024-06-24 17:12:08 | 映画

 オスカー・シンドラーや杉原千畝の様にナチスの手から669人の子供達を救った英国のロンドンで株の

仲買人をしている実在のニコラス・ウィントン(ジョニー・フリン/青年時代・アンソニー・ホプキンス/

晩年)の1938年と1988年の二つの時を越えた苦悩を描いた実話です。

 第二次世界大戦直前オーストリアとチェコを占領したナチスから逃れたユダヤ人難民がプラハで住まいも

食料もなく生活をしていた。悲惨な状況を見たニコラスは子供達だけでもイギリスに避難させられないかと

チームを組み、里親探しや資金集めに奔走する。ナチスの侵攻が迫るなかニコラス達は子供達をイギリス行

きの電車に乗せる・・・。それから50年、ニコラスは救えなかった子供達が忘れられず苦悩していた、そ

んな時にTV番組の収録に参加して欲しいと依頼がある。ラストは感動的な事となる・・・。

イギリスにもこの様な人物がいたとは知りませんでした、今年観るべき作品であり是非観て頂きたいです。

 

「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」のパンフレットとチラシ。


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 映画「あんのこと」を観る

2024-06-20 10:03:00 | 映画

 とても辛く悲しく痛みを伴う作品です、コロナ禍のなか実際に東京の路上で若い女性が命を断った事があり

その新聞記事を読んだ入江監督はこれを絶対描かなければと思ったとの事です。

 香川 杏(河合優実)は10代から売春や薬物中毒で母親の春海より子供の頃から激しい虐待をされ教育も

受けていない、漢字も読み書きがままならずひらがなしか書けない。警察に捕まり多々羅(佐藤二郎)のベテ

ラン刑事と出会う、多々羅の主催する薬物更生者のグループへ入る。多々羅や更生グループを取材している週

刊誌記者の桐野(稲垣吾郎)の知り合いがやっている老人ホームで働く、しばらくしてコロナの感染が広がり

非正規雇用の杏は自宅待機を余儀なくされた・・・。

 コロナ禍ではニュースで若い女性の自死が多いと報道されていた、その理由は様々と思うのですが辛い現実

に絶望してしまい死を選んでしまったと思います。失望はしても絶望はしてはいけないとあります、桐野や誰

かが杏を助けられなかったのかと思いましたが。そして私も杏を救えません、映画を観るという行為を長く考

えていますが今だ答えは出てません。この作品は観ている側の心に突き刺さります、数日は引きずるでしょう。

 杏の河合優実がとても素晴らしくこの名を覚えていたい。多々良は良く唾を吐いていました、私の嫌いな行

為の一つの唾を吐くは絶対に許せない、たばこの吸い殻を捨てるのも演技かもしれませんが許せません。

 

「あんのこと」のパンフレットとチラシ。


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 映画「明日を綴る写真館」を観る

2024-06-17 16:26:16 | 映画

 映画「明日を綴る写真館」を観ました。鮫島武治(平泉 成)は愛知県岡崎に写真館を営むカメラマンです、

スタジオで記念写真や証明写真等を撮る地域に根差した店です。気鋭カメラマンの太一(佐野晶哉)は鮫島の

撮影した写真に心を奪われた、太一は写真館へ出向き鮫島に教えを乞う。家族を避けていた太一は訪れる客と

丁寧に対話をし深く係わる鮫島の姿に次第に撮影すると云う行為に対して理解していく、被写体に向き合いそ

の意味を深く考える。

 カメラ歴40年ですが良いものを撮る為の技術的な参考があるか気になり観る事にしました。私は人物の撮

影は苦手で撮りません、ほとんどが野鳥で時に風景や気になったものを撮影しています、なのでこの映画から

は参考になる事はありませんでした。 

 太一はノーファインダー撮影を良くしていました、何故この撮影の仕方をするのかが理解出来ず気になりま

した、映像的に良いとしたのかと感じました。鮫島がレンズにフードを装着せず撮影していた事も理解出来ま

せん、今は多くの方がフードを付けていない事があります、フードに対する理解がない様です。

 この作品は多くの不満を感じました、セリフの音量がとても大きく聞き辛かったり、ピアノのソロがダラダ

ラと流れていたり、物語の各エピソードが嘘っぽく軽く思いました説得力がありません。感じ方は人それぞれ

なのであくまでも私の感想となります、ので。

 

「明日を綴る写真館」のパンフレット。

私が40年前に初めて購入したカメラ「Nikon FE」です。

映画ではNikonF2やFM等を使っていました、D4やZFもありました。

 


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