埼玉県東松山にある丸木美術館へ行きました、以前より原爆の絵を展示している事は知っていました。なかなか
行く決断が出来ずにいましたが今回は行かなければならないと決断しました、内容がとてもきつく辛いものであり
なかなか行くとはなりませんでした。絵と言えば綺麗で美しいものと思い見ようとなりますが、まったく真逆であ
りためらっていたのです。
丸木位里と丸木 俊の夫婦による水墨画が展示されています。位里は1901年に広島の太田川の農家で生まれ
た、水墨画により高い評価を受けている。俊は1912年に北海道秩父別に生まれ美術学校で油絵を学ぶ、二人は
1941年に結婚。1945年に広島に原爆が落とされた時は数日後にかけつけその様子を目撃する、夫婦共同で
「原爆の図」の制作に取り組み30年以上の歳月をかけ15部の連作を完成した。「原爆の図」の絵は国内はもと
より海外でも展示し評価されている。1967年5月に「原爆の図」の常設展示のための「原爆の図丸木美術館」
が開館する。しかし現在は雨漏りや浸水の対策に加え、障壁のない快適な展示空間の整備のため2025年秋か
ら大規模な改修工事のため長期休館となり、2027年春再オープンとなります。
美術館の一階は事務所と販売物品となっていて2階に展示されてます、絵のサイズは縦が2m程で横が8m程で
しょうかとても大きく迫力があります。絵自体に力があるので圧倒されます、心に深く刺さり絵でこんな経験は初
めてでした。ぜひ、是非見て頂きたいです。
絵は100カット程撮りました、とても痛々しいものもありましたので避けて紹介とします。
「丸木美術館」です。
原爆の図 第8部 救出 1954年
左側をアップ。
救出される母親と子。
販売物品とチラシ。