北西の風 気ままな野鳥詩

行く先々で出会った野鳥を中心に自然の画像や映画鑑賞の感想などアップします

映画 「 ドライブ・マイ・カー 」 を観る  

2022-02-22 15:57:04 | 映画

 濱口竜介監督・脚本の映画「ドライブ・マイ・カー」を観ました。

第74回カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞し他の映画祭でも受賞して

いる今話題の作品です。

原作は村上春樹で「女のいない男たち」であり世界的に人気のある

作家でさらに注目されるとなります。

 主役の西島秀俊(家福悠介)は俳優であり演出家です、広島の演

劇祭りに演出家としてチェーホフの「ワーニャ伯父さんの」演出を

任される。日本人や韓国人の俳優と共にオーディションから本読み

立稽古そして本番の劇場公開と家福の私生活と共に物語は進む。

 タイトルにあるマイ・カーは家福の所有する「サーブ900」と

云うスウェーデンの航空機メーカーの車であり自動車部門のブラン

ドとの事です。この車も主人公となります。

家福は劇場から宿泊地までは自分でサーブの運転は出来ない、専門

の若い女性である三浦透子演じる渡利みさきがドライバーである。

家福の苦悩と三浦の苦悩が次第に明かされ物語は深みを増していき

ます。ストーリの紹介はこの辺で辞めます・・・。

 三浦透子の一度も笑わない暗い表情や辛い生い立ちを見事に演じ

たこの女優は注目です。コン・ユンス役の韓国の俳優ジン・デヨン

も良かった。イ・ユナ役のパク・ユリムの手話が実に良かった、手

の動きが美しく感動してしまいます。ラストの演劇でのシーンでは

感動の手話表現でした。

上映時間が179分と長いがその長さを感じませんでした。

この作品も是非観て頂きたいと思います。

 

赤いサーブ900も良かったです。

 


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  映画  「ウエスト・サイド・ストーリー」 を観る

2022-02-16 19:04:49 | 映画

 スピルバーグ監督作品の「ウエスト・サイド・ストーリー」を観ま

した。去年の12月に上映予定だが延期となり2ヶ月待つ事となり長

い映画経験で初の出来事です。

 1961年のオリジナル版をリバイバルで20代に観ているがその

時の印象は今でも強く残っている。踊りや音楽の素晴らしさや主役の

ナタリー・ウッドの美しさは今も心に焼き付いている。ジョージ・チ

ャキリスやラス・タンブリンの踊りもかっこ良くて憧れたものだ。何

故かリチャード・ベイマーの記憶は薄い。

 オリジナル版は61年度のアカデミー賞を11部門も受賞している

のだが今回の作品はどうなるのだろうか。

リメイクの作品でありオリジナル版を越える事は出来ないと思ったが

やはり若い時の新鮮な心で観た様にはならなかった。今回の主役の二

人に寄り添う事が出来ませんでした、他の俳優陣にも心が動きません。

ですが今年観るべき作品の一作品ですので是非観て頂きたいです。

 

パンフレットと言うより本です。値段が高く2,970円

もしました。これほど高いパンフは初だ。

 

1961年のオリジナル作品のパンフ。

この作品でアニタ役のリタ・モレノが今回のバレンティーナ

役で出ていました。誰だろうと気になったがやはり・・・。


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  印旛沼でチュウヒを見る

2022-02-07 16:07:06 | 野鳥

 今日は印旛沼のチュウヒを見る事とした。いつもの場所で動かずに

ひたすら待つ。北の風がやや強く冷たい、堤防の上であり真ともに風

が当たり身に染みる寒さだ。

 チュウヒはなかなか現れない、それでも5個体を見る事が出来た。

いつもは杭の上に止まるミサゴがいるのだが見当たらない。カワセミ

も出て来ない、小鳥も少なく寂しい限りだ。3時間で切り上げた。

 

やっとチュウヒが現れた。典型的なタイプだ。

これも良い。

やや茶の濃いタイプだ。

オオバンが魚を捕食だ。

コサギの飛び出しを狙い撮る。


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  稲波干拓地の野鳥  オナガガモの乱舞

2022-02-06 19:54:40 | 野鳥

 今日の干拓地の最低気温は-8度と久し振りの低さでした。それで

も体は寒さに慣れてしまいそれほど感じません。

今日もオオヒシクイ達は朝戻りです、今シーズンは干拓地を塒利用す

る事が少なく朝に戻る事が多い。3群れで211羽が戻った、5羽が

足らない。数羽の出入りは良くあるのでどうだろうか、それとも北へ

帰ったのだろうか。前シーズンと同様な行動であればあり得るが。

 観察小屋前の二番稲田に千単位のオナガガモが入る。早朝のまだ暗

い時間に田から小野川へ移動はあるが、日中にこの行動があるのは雨

の日だけなのだが今日は珍しい行動となる、オナガガモのショータイ

ムが見られた。

 

オオヒシクイは連日午前中に飛去となった、昨日は人で今日は乗用車の

走行で飛去だ。乗用車の接近で反対方向へ歩いて逃げる。

その後全数が飛び出す、いつもとは違う方向へ飛去。

オナガガモが目の前で乱舞となる。

オナガガモの雄。稲穂を採食する。

ミサゴが大きな魚を捕った。


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 映画 「コーダ あいのうた 」 を観る

2022-02-01 15:14:49 | 映画

 「コーダあいのうた」を観ました。原題の「CODE」の意味は、

Child of Deaf Adultsの略語で、ろう者の親

を持つ子供という意味です。

主人公のルビーは17歳の少女で両親と兄の4人家族の末の娘です。

ルビーだけが耳が聞こえます、そんな家族の苦悩の暮らしと彼女の

歌への憧れがテーマの家族の物語です。

 良い作品かはファースト・シーンで判る、広い海に浮かぶ漁船の

映像美でまずは惹かれた。父親は漁師で兄と共に船で網を引き揚げ

て魚の仕分けをしルビーは歌いながら作業をする。彼女は歌うこと

が好きなのだと分かる。物語が進むにつれ多くの困難が続くが家族

と共に乗り越えていく。

強い心を持つ君ならどんな辛いことも乗り越えることが出来るさ。

ルビーよ君を応援する。

最後に拍手をして送りました。黒沢 明の「素晴らしき日曜日」の

二人を送る様に・・・。

 

「コーダ あいのうた」のパンフ。

主人公のルビーと父親のフランク。


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