goo blog サービス終了のお知らせ 

北西の風 気ままな野鳥詩

行く先々で出会った野鳥を中心に自然の画像や映画鑑賞の感想などアップします

 映画「TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション」を観る

2025-08-26 11:30:38 | 映画

 映画「TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション」を観ました、驚きと感動の連続でした。

シリーズ2作目のこの作品は鹿児島の南にあるトカラ列島の「諏訪之瀬島」が舞台です、島の中心にある

標高796mの御岳の山が噴火し島の住民(南部に71人と北部に8人)を救わなければなりません。

 TOKYO MERの喜多見(鈴木亮平)と蔵前夏梅看護師長(菜々緒)は試験運用中の南海MERに

出向中となる、オペ室を搭載した特殊車両NK1を乗せた小型フェリーNKOで南の海の島々を巡る試験

運用が開始された。これまでの実績が評価され横浜に続き、札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡にMERが

誕生していて今回は医療が行き届かない離島医療に従事となる。しかし半年の間一回も事故はなく東京で

は南海ミツションの存続について関係者による会談が行われていた、その時に御岳が大きく噴火したとな

る。指揮は東京からとなり現場の諏訪之瀬島と東京の2点でストーリーは展開します。

 噴火する火山の赤い溶岩や煙、飛んでくる岩など大きなスクリーンで観ているがその迫力は半端ない、

どうやって撮影したのかと思うがVFXによる特殊撮影によるのだがそのリアルさに圧倒されます。

劇場には50人程の多くの観客が来ていた、公開され2週間程となるがそれでも多くの方がいてこの作品

の人気が伺れます。さて島民の79人とMERのスタッフ達はどうなるのでしょうか、それはこの作品を

観るべく劇場に足を運んで頂きたいと思います。

 

映画のパンフレットとチラシ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 映画「 雪風 」を観る

2025-08-18 19:24:41 | 映画

 映画「雪風」を観ました、太平洋戦争中に実在した駆逐艦の「雪風」とその船員の物語りをテーマにした苦難を

描いています。戦艦とは違い小型で軽量、高速で小回りが出来る、その機動性を活かし艦隊の護衛や兵員や物資の

輸送、上陸支援、沈没艦船の乗員救助など海の何でも屋となる。激戦により海に投げ出された多くの船員を救い必

ず日本に戻った「雪風」、海軍ではこの艦を”幸運艦”と呼んだ。

 雪風の艦長の寺沢一利(竹野内 豊)と先任伍長の早瀬幸平(玉木 宏)を中心にストーリーは展開する、ミッ

ドウェィの戦いで巡洋艦「三隈」から多くの乗員が投げ出されそれを助けるシーンから始まる。その後も幾つもの

戦いがあるも大きな被害もなく必ず日本に戻る「雪風」、多くの日本海軍の艦船が撃沈となるが「雪風」は生き残

る。戦後は「復員輸送船」として航海を続け外地に取り残された人々の約13,00人を日本に送り返した。その

後は中華民国に賠償艦として引き渡され1948年5月1日に「丹陽」と改名、1966年に退役しその後は練習

艦となる。1969年の夏、嵐で艦底が損傷し艦齢29年を迎えた1971年12月31日に解体終了する。

 「雪風」についてを話しましたが作品自体の出来は今一でした、映像全体が暗くすっきりとしない。いつもの様

にアップが多く引いた絵が少ない、使い回しと思われる映像が多いし艦船をじっくり映したものも少ない。実際の

船はないのでCGで造られた映像となるのでしょうが・・・予算がなく丁寧に出来なかったのではと感じました。

駆逐艦「雪風」とは。

基準排水量2,033トン・全長118.5m・最大幅10.8m・艦本式衝動タービン2基2軸520,00

馬力・最大速力35.5ノット・兵員239人・紀工1938年8月2日・就役1940年1月20日。

 8月は戦争に関する報道・ニュース・本そして映画等が多くあります、忘れてはならないためにも知り聞き観る

事で心に刻みたいと思います、この作品もその一つです。「雪風」という名を覚えていたいと思います。

 

「雪風」のパンフレットとチラシ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「 満天の星 」を観る

2025-08-15 21:31:07 | 映画

 対馬丸事件をテーマにしたドキュメンタリー映画です、対馬丸事件について多くの方は知らないと言われていま

す。1944年8月21日の夕方に沖縄県那覇港から九州へ向かい学童疎開の子供や民間人を乗せた対馬丸はアメ

リカ軍の潜水艦ボーフィン号の魚雷攻撃を受ける、夜の10時12分頃トカラ列島の悪石島の北西10キロ地点で

撃沈した。亡くなった人は1,484名で0~15歳は1,040人となります。

 生き残り海を漂流者ししていた人は近海にいた船に救助されるが気付かれない人は数日間漂流した、救助された

人は警察官や憲兵に「撃沈の事実は決して語ってはいけない」という箝口令がしかれ事実は隠された。  

映画は対馬丸の生き残った甲板員の中島高男氏の証言を中心に進みます、没後は孫の寿大聡氏が継ぎこの作品の出

演・監督をしている。実際のリアルな映像はなく絵による対馬丸や漂流者が描かれています、終戦の日の今日に重

く受けとめたいと思います。

 

「満天の星」のパンフレットとチラシ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 映画「 ジュラシック・ワールド/復活の大地 」を観る

2025-08-13 16:35:59 | 映画

 映画「ジラシック・ワールド/復活の大地」を観ました。世界中にいた恐竜達は、気候や環境の変化に対応出来

ず数を減らしていた、製薬会社のマーティン・クレブス(ルパート・フレンド)は恐竜のDNAサンプル採取ため

元特殊部隊の工作員ゾーラ・ベネット(スカーレット・ヨハンソン)に声を掛ける。恐竜を専門の考古学者ヘンリ

ー・スミス博士(ジョナサン・ベイリ)、ゾーラの友人のエセックス船の船長ダンカン・キンケード(マハーシャラ

・アリ)と共にチームを組み赤道近くの”禁断の島”へと向かう。禁断の島近く辺りで家族3人と青年1人でヨット

を航行していたが海の恐竜に襲われ転覆してしまう、緊急の無線をしゾーラのチームは無線を聞き助けに向かった。

「ジヨーズ」を想いだされる恐怖のシーンでした、ルーベンの家族とチームが共に”禁断の島”へ上陸し幾種の恐竜

達に襲われ命掛けのサンプル採取をする内容となります・・・。

 主役のスカーレットは子供の頃から「ジュラシック」シリーズのファンで以前からこのシリーズに出演を望んで

いたそうですしかし願いは叶わずでした、今回直接スピルバーグに声掛けしてやっと願いが叶ったそうです。アク

ションが出来て演技力がある魅力ありありのスカーレットですが観ていて何かその魅力が今一感じられませんでし

た、恐竜達が出過ぎてスカーレットの魅力が出ずとなったのかも知れません。

 IMAXの巨大なスクリーンで観ましたが次々と恐竜が襲うシーンがあります、驚きと恐怖の連続です。これに

はさすがに疲れました、何人かは恐竜に捕食され観ていて辛いものです、覚悟して観て下さい。

 

「ジュラシック・ワールド」のパンフレットとチラシ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 映画「 長崎 -閃光の影で- 」を観る

2025-08-09 09:00:31 | 映画

 映画「長崎-閃光の影で-」を観ました。 日本赤十字社の看護学校に通う田中スミ(菊池日菜子)、大野アツ子

(小野花梨)、岩永ミサヲ(川床明日香)の三人は空襲による休校のため大阪から長崎へ帰郷した。

 B29の(ボックスカー)は原子爆弾の(ファットマン)を搭載し8月9日の11時2分に投下し原子爆弾が長

崎の上空503mで炸裂した、彼女達は看護学生として負傷者の救護に奔走する。原爆投下当日から1ケ月に渡る

看護学生たちの救護活動と彼女達の視点を通して作品は描かれています、日本赤十字社の看護師たちが被爆後の救

護活動を記録した「閃光の影でー原爆被害者救護 赤十字看護婦の手記」を基に脚本されています。

 校舎に被爆者達は集められ床に寝かされていた、薬品や医療器具は不足しノコギリで手足を切断するシーンや腐

った体や蛆虫がわく映像が写し出される。実際の救護所では、人肉が腐敗する異臭と垂れ流しの汚物の悪臭が入り

混じり壮絶な臭いが漂っていたとある。撮影の現場では近い臭いと言われる(クサヤ)を役者達に嗅いでもらった

そうです。多くの負傷者は次々と亡くなり小学校の校庭の空き地で火葬に付された、実際の様子をカラーで再現す

ると耐えられない観客も多いと考えられるのでリアルな映像は避けているとの監督によるコメントがパンフレット

に書かれています。

 長崎原爆では、7万余人のほか数千から一万人の朝鮮人、中国人労働者、華僑、留学生、連合軍捕虜が犠牲とな

っている。朝鮮人差別もあり作品内では被爆した朝鮮人は治療しないと拒否する場面も描かれています。

80年前の今日、長崎での原爆投下があった事の辛い事実を知るひとつとしてこの作品を観て頂きたいと思います。

 

「長崎 -閃光の影で-」パンフレット。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする