起きて半畳 寝て一畳

株式投資の記録を中心に、日々感じた事や考えたこと、読んだ本のことなどなど

ダイムラー、クライスラーを米サーベラスに売却

2007年05月15日 00時24分09秒 | トピックス
 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
 驕れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し
 猛き人もついに滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ

 今夜、【ダイムラー、クライスラーを米サーベラスに売却】というニュースを聞いて、あらためて「平家物語」冒頭のこの名文句を思い出しました。
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 【フランクフルト=後藤未知夫】
 自動車大手の独ダイムラークライスラーは14日、業績不振に陥った北米クライスラー部門を米投資ファンドのサーベラス・キャピタル・マネジメントに売却することで合意したと発表した。売却額は55億ユーロ(約9000億円)で、9月末までに完了する見通し。1998年に米クライスラーと独ダイムラー・ベンツの合併で誕生した自動車メーカーは解体され、約9年間の歴史に幕を下ろす。

 米ビッグスリーの経営権を投資ファンドが握るのは初めて。合意によると、持ち株会社となるクライスラー・ホールディングを新設し、サーベラスが子会社を通じて80.1%の株式を取得。ダイムラーも19.9%出資する。

 持ち株会社はクライスラー、ジープ、ダッジの各ブランドから成る自動車の事業会社に全額出資する。北米などを対象にするクライスラーの金融サービス会社も傘下に置く。売却額55億ユーロのうち、37億ユーロはクライスラーの自動車事業、8億ユーロは金融サービス事業の資金に振り向け、10億ユーロはクライスラーの負債削減などリストラ費用に充てる。

(2007年5月14日日本経済新聞)
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 五月雨の 降り残してや 光堂     

 松尾芭蕉「奥の細道」の一句。芭蕉が中尊寺の金色堂(岩手県平泉)を訪れて詠んだ句です。今の気分にピッタリです。

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