毎年、正月になると家の門の前などに飾っている門松、何のために飾っているのか、孫に聞かれたら答えられるか・・・自問してみたが、自信がもてず、この際チョット調べてみることにした。
門松は古くから新しい年を迎えるにあたって、玄関先を清め、悪い鬼又は邪気などが家の中に入らぬように門松を立てて、新年の神様をお招きするための目印であり、また、神さまがお降りになったときに宿られる依代(よりしろ)を表すものという。
正式なの門松は、虫O本を松で囲み、荒縄で結んだ形が一般的ですが、これとて、会社・デパート・大邸宅とかに限られ、一般民家では、作品に見られるような簡素なものが多い。
飾るのは、現代ではクリスマスなどのイベントもあるため、29 日以降に設置される場合が多い。12月29日に飾るのは「二重苦」、また 9 の末日でもあるので「苦待つ」に通じ、12月31日に飾るのは「一日飾り」といって神をおろそかにするということから、12月28日までに飾るか12月30日に飾るのが良い、とされている。 飾る期間は、1月6日の夕方に片付けて、翌1月7日に処分するのが普通という。
最近では、一般の家庭でもクリスマスのイルミネーションを飾り、しかも、だんだん規模がエスカレートしているのが見られるが、具の骨頂で、日本人なら伝統にのっとり神仏に拘る飾り付けとしたい。
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