一般的に桜と言えば、そめいよしの だが、これらの盛りが過ぎた後、一週間から二週間遅れで、咲き始めるこの八重桜。
いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日(けふ)九重(ここのえ)に 匂ひぬるかな
ご存知、伊勢大輔(いせのだいふ)が歌った和歌で、小倉人一首のひとつ。
意味は、むかし奈良の都で咲いていた八重桜が、今日は九重の宮中で美しく咲いていることだろうとの意。
花びらが重なっており、八重は灰汁が強いと感じる人もいるようだが、花びらがピンクに比べ白のため、それも感ぜず美しい。
作品は、お隣さんの桜だが、そのままの状態で写すと、電線、ベランダ、窓枠など余計な物が入るため、チョイ失敬して枝を切り、バックを黒色系の無地とし、白の花びらを浮き出させ、更に、強調したいため、エンボス効果を用いたもの。
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