妖怪大魔王・コバ法王日記

オートバイを分解して磨き、正確に組み立て独自理論でラインを探り、ストップウォッチと頭脳で感性を磨き、日々の想い語ります

ホルスタインになりたい !#血液センター

2018-02-07 22:09:39 | 日記
数年ぶりに献血に行ってきた。が、
前回以上に不快感が残った。

入っても「受付」の文字が見当たらず、
端っこの窓口の前に立っていると、
事務員らしき女性がやって来て、

挨拶も何も無く、いきなり
「カードはお持ちではなかったでしょうか?」と訊く。

普通だったら、「 いらっしゃいませ 」とか 「 献血ですか 」と言うだろうに。
まあ良い、気を取り直して、献血手帳を出すと渋い表情になって言った。

「 今はカードに切り替わっています 」
「 カードを作りますが、よろしかったでしょうか 」

と変な日本語で訊いてきたけど、
僕は 40年以上馴染みの献血手帳が好きだ。
対応に不満もあったので、カードは要らないと答えた。


続いて、渡航歴や既往症、服薬などについて、
数枚の確認用シートを見せながらの質問を受けたので、
隅から隅まで目を通して「該当なし」と答えた。

すると、液晶モニター端末のある別の窓口に案内されて、
先にシートで「該当なし」と答えた項目一つひとつを、
今度は 端末画面 を使って同じく回答しろと言う。

一画面ずつ確認して「いいえ」を押す作業を
合計 23画面、一画面ずつ入力させる位なら、
最初の 窓口にロボットを置いた方がマシだろう。

と 思いながら入力を終わらせると、

「 4ケタの暗証番号を入れて下さい 」 ときた。

カードは作らないから、暗証番号は不要だろうと訊けば、
手帳の場合でも 次回からは暗証番号の入力が必要だ!ときた。
それなら、毎回、献血手帳もカードも棄ててしまおうか。

なぜ、献血に来る度に人に面倒を強いるシステムになるのだろう。
それとも、3ヶ月毎、年間 4回程度来る人は簡単なチェックで済むのだろうか。
いや、誰でも献血に行きたいと思わせるのは センターの役割だろう。


続いて、ドクターによる問診があったが、
これが一番人間らしく安らげた時間だった。
不満感でいつもより高目な血圧、十分に下がるまで会話に応じてくれた。

そして、いよいよ採血ルームで採血だ。
それにしても気になるのは、献血に来た人。
皆、おしなべて無口で無表情。
まるで、近未来映画の一場面を観ているようだ。

事務員が座って待っていて下さいと言えば、椅子に座り、
お好きな飲み物を!と言われれば、飲み物を選んで飲み、
看護師に「採血後15分は座って休むように」と言われれば休む。

あぁ、こんな事なら ホルスタイン になってしまいたい。
「ありがとう」とか「お疲れ様」の言葉が無くてもよい、
搾乳と同じ様に気軽な献血が受けたいからだ。


ホルスタインなら 面倒な窓口も無く
同じ質問に何度も答える必要も無く
搾乳を受けながら声を出すのも自然だ。

献血という人間的な行為の為に訪れた者を
挨拶も無く、人間性に欠ける対応で出迎えるであれば、
いっそ 献血ホルスタインになってしまいたい。


「 あっ! いけない 」
「 性転換手術受けておかなくっちゃ !? 」