全国女子駅伝のTV中継を観た。
短時間で勝負がつく相撲も好きだが、
都道府県対抗で、年代構成や走行区間が規定され、
勝負の行方が一転二転するから、この駅伝も悪くない。
観ていて気付いたコトが幾つかあった。
先ずは、都道府県別のカラフルなユニフォームだ。
一つのメーカー製で、数種類のパターンと色を指定するプリント製品のようだが、
間違い防止とは言え、素敵なセンスで心に残るのは無かったか。
次は、伴走する白バイ隊員と報道バイクでは、運転技術に違いがある事だ。
報道バイクは、後席にカメラマンと通信用機器を乗せているハンデはあるが、
進路コントロールをハンドル操作で行なっているのか、ふらつきが目立った。
撮影上からも、白バイ隊員以上にステップコントロールは大切だろう。
そして、ランナーの特徴について、解説者が言う事が理解出来なかった。
ストライドが長いとか、ピッチが早いとか、骨盤の向きが〇〇だと解説しているが、
僕には、TV画面で見ている限り、その違いや見分け方が分からなかったのだ。
分かるのは顔の表情や頭の動き、腕の振り方の違いだけだった。
・・と、ここまで考えていて、解説者と僕の視点が違う事に気付いた。
解説者の人は、きっと、脚を観て、顔はそんなに見ていないのだろう。
僕も、オートバイの動きからライダーの運転操作を解析する時には、
前輪の向きやフロントフォークの動き方、前輪の回転速度と後輪との速度差や、
バンク角、そして前輪荷重の大きさと安定度などに注目して観ているが、
決してライダーの顔や身体は観ていないのと同じだろう。
だから、考え込んでしまった。
多くの人は、指導者さえも、ライダーの動きに注目してしまう。
そんな人達に、タイヤに能力を適切に発揮してしてもらっているのか?
その良否はどこを観るべきなのか? 可能な限り分かりやすく伝えたいものだ。
決して、ライディングフォームを真似ても、オートバイは喜んでくれないのだから。