さて、つまらない、解りにくい、飛ばし読みしちゃう、と言われている話しに戻る。
要するに、今までの二胡では出なかった、高音の響き、と雑音を取り除く、という話。
作った楽器全てが、高音が響き、雑音が出なければ、
何でわざわざ、日本で作るの?とは言われないだろう。
中国で買ってきて、適当に手を入れて売った方が、儲かりますよ、と言った人もいる。
二胡は、雑音の出るものです。
と、豪語?する楽器屋さんに、出会ったことが有る。
凄いですね!
で、聞いてみた。
貴方の楽器は?
もちろん出ますよ、それを調整して、弾きかたうまくなって、雑音では、なくするのです。
成程、プロは、だから雑音出ないのですね。
もちろん、そんなことは無い。無かった。
色々楽器屋さん回って、まったく雑音の出ない楽器が、2、3台は必ずある。
大概、45万以上していた。
あぁ、やっぱりこういう楽器も有るんですね。
ある楽器屋さんに、聞いてみた。
もちろん、有りますよ、プロは、こういう中から、一番良く鳴るのを、何年もかけて、さがすんですよ。
あるいは、制作者と一緒に作り上げたり、頼んだりしていますね。
なんだ、それでは他の弦楽器と、同じではないですか。
もちろんですよ、
ただ、他の弦楽器よりは、雑音に悩まされる楽器ではありますよ、二胡は。
確かに、いくら量産品とは言っても、木だけでできている弦楽器は、雑音などは無い。
この雑音、二胡、特有の物らしい。
そういう意味では、前に出会った楽器屋さんが、二胡は、雑音当たり前、というのもうなずける。
ここで、うなずいて引きさがっては、男が、と書くのはいけないのだろうな、
物つくりが、すたる。(なんだか情けない表現)
とにかく、私の作ったものは、(できちゃったものは)雑音出なかった。
次は、雑音の出し方か!。
全部で15台、削り方変え、今までの中国製と同じ、(色々なHPや、ブログに出ています)
削り方、皮の張り方もそれぞれ工夫して、ゆるかったり、きつく張ったり、バランス変えたり。
15×3、もっとやり方あるんだろうけど、あまりの残骸の多さに、ほぉさんストップ。
タオルが入った。
なんとか雑音出しの統計は、取れたよう。
基本的に、厚めの皮は、雑音が出にくい。
理由、張り方の強さに関わらず、全体に均一に皮が張りやすい、縦横の伸び率が著しくは変わらないから。
薄い皮は、緩めに張ると、もろに雑音、縦横の、張り具合が変わるから。
蘇州系の削り方での、雑音の変化は無かった。
北京系の削り方の場合、確立80%で、雑音あり。これは酷い。
微妙に、皮に近いほうの木の厚みが、0,3ミリ薄いだけで雑音になる。
ところが、ホントのローズや花梨の二胡にはこれが出なかった。
おかしい、何で黒檀だと出るのか?
理由は、黒檀は、今乾いたのが少なく、ばらばらの材料を使った。
ローズや、花梨は、かなりの太い材料から取った、一枚を、組み合わせている。
仕方なく大枚はたいて、黒檀の板買った。
一枚作り、見事に雑音が出ない。
当たり前と言えば当たり前。
隣同士6枚の板が並んでいるのだから、同じ木ではないと、振動が違う。
結論として、胴を形成する、6枚の板は、同じ一枚から取るべき。
それにしてもいくら一枚から取ったと言っても、合わせれば900ミリはある。
その中でも、微妙には違うが、これは削りの量で解消する。
皮は、これはしかたない、良い皮を使うしか無い。
1匹の蛇から、せいぜい3枚、4枚。
もうひとつ、雑音の原因にに気がついた。
それは皮と、皮を張る胴の口との、隙間。
これはホントに微妙。
いくら、全体に綺麗に張ったとしても、木と皮が離れる場所、此処の角度が、有りすぎると、雑音が出易い。
要するに、皮が振動しているときに、綺麗に木の全体を振動させるほかに、
この隙間が有ることに依って、余分な振動をおこす。
だから、フェルトや、スポンジで、余分な振動を起こさないようにしている。
これだけ、残骸作ると良いことも有る。
あらゆる、雑音抑えに、詳しくなるんだよ。
ねっ、ほぉさん。
じゃあ、お医者さんやりましょうよ。!二胡のクリニック。!
あのね~、、、ほぉさん。
ツヅク
西野和宏
要するに、今までの二胡では出なかった、高音の響き、と雑音を取り除く、という話。
作った楽器全てが、高音が響き、雑音が出なければ、
何でわざわざ、日本で作るの?とは言われないだろう。
中国で買ってきて、適当に手を入れて売った方が、儲かりますよ、と言った人もいる。
二胡は、雑音の出るものです。
と、豪語?する楽器屋さんに、出会ったことが有る。
凄いですね!
で、聞いてみた。
貴方の楽器は?
もちろん出ますよ、それを調整して、弾きかたうまくなって、雑音では、なくするのです。
成程、プロは、だから雑音出ないのですね。
もちろん、そんなことは無い。無かった。
色々楽器屋さん回って、まったく雑音の出ない楽器が、2、3台は必ずある。
大概、45万以上していた。
あぁ、やっぱりこういう楽器も有るんですね。
ある楽器屋さんに、聞いてみた。
もちろん、有りますよ、プロは、こういう中から、一番良く鳴るのを、何年もかけて、さがすんですよ。
あるいは、制作者と一緒に作り上げたり、頼んだりしていますね。
なんだ、それでは他の弦楽器と、同じではないですか。
もちろんですよ、
ただ、他の弦楽器よりは、雑音に悩まされる楽器ではありますよ、二胡は。
確かに、いくら量産品とは言っても、木だけでできている弦楽器は、雑音などは無い。
この雑音、二胡、特有の物らしい。
そういう意味では、前に出会った楽器屋さんが、二胡は、雑音当たり前、というのもうなずける。
ここで、うなずいて引きさがっては、男が、と書くのはいけないのだろうな、
物つくりが、すたる。(なんだか情けない表現)
とにかく、私の作ったものは、(できちゃったものは)雑音出なかった。
次は、雑音の出し方か!。
全部で15台、削り方変え、今までの中国製と同じ、(色々なHPや、ブログに出ています)
削り方、皮の張り方もそれぞれ工夫して、ゆるかったり、きつく張ったり、バランス変えたり。
15×3、もっとやり方あるんだろうけど、あまりの残骸の多さに、ほぉさんストップ。
タオルが入った。
なんとか雑音出しの統計は、取れたよう。
基本的に、厚めの皮は、雑音が出にくい。
理由、張り方の強さに関わらず、全体に均一に皮が張りやすい、縦横の伸び率が著しくは変わらないから。
薄い皮は、緩めに張ると、もろに雑音、縦横の、張り具合が変わるから。
蘇州系の削り方での、雑音の変化は無かった。
北京系の削り方の場合、確立80%で、雑音あり。これは酷い。
微妙に、皮に近いほうの木の厚みが、0,3ミリ薄いだけで雑音になる。
ところが、ホントのローズや花梨の二胡にはこれが出なかった。
おかしい、何で黒檀だと出るのか?
理由は、黒檀は、今乾いたのが少なく、ばらばらの材料を使った。
ローズや、花梨は、かなりの太い材料から取った、一枚を、組み合わせている。
仕方なく大枚はたいて、黒檀の板買った。
一枚作り、見事に雑音が出ない。
当たり前と言えば当たり前。
隣同士6枚の板が並んでいるのだから、同じ木ではないと、振動が違う。
結論として、胴を形成する、6枚の板は、同じ一枚から取るべき。
それにしてもいくら一枚から取ったと言っても、合わせれば900ミリはある。
その中でも、微妙には違うが、これは削りの量で解消する。
皮は、これはしかたない、良い皮を使うしか無い。
1匹の蛇から、せいぜい3枚、4枚。
もうひとつ、雑音の原因にに気がついた。
それは皮と、皮を張る胴の口との、隙間。
これはホントに微妙。
いくら、全体に綺麗に張ったとしても、木と皮が離れる場所、此処の角度が、有りすぎると、雑音が出易い。
要するに、皮が振動しているときに、綺麗に木の全体を振動させるほかに、
この隙間が有ることに依って、余分な振動をおこす。
だから、フェルトや、スポンジで、余分な振動を起こさないようにしている。
これだけ、残骸作ると良いことも有る。
あらゆる、雑音抑えに、詳しくなるんだよ。
ねっ、ほぉさん。
じゃあ、お医者さんやりましょうよ。!二胡のクリニック。!
あのね~、、、ほぉさん。
ツヅク
西野和宏