北京二胡は、文化革命のころに、ボリューム主体として作られた二胡と、言われています。
まだ新しいですね。
これも分解して同じように、作ってみました。
材はバリサンダーです。
正直、これ、雑音の塊でした。
音色の前に、音になりきれないのです。
雑音と言うより、音が割れてしまいます。
多分、北京系の二胡と言うのは、かなり薄い皮を使うせいで、振動が凄いのです。
ボリュームを出すには、振動を大きくすればよいのです。
太鼓が強くたたけば大きく鳴ります。
弾く力には限界がありますから、二胡の場合、皮を薄くすることによって、
強くたたくのと同じようにしたのでしょう。
その強さで、木の方の振動が、耐えられなかったのだと思います。
これに耐えるには、木を厚くするか、
振動しにくい、硬い木を使うほかないようです。
紫檀系(ローズウッド系)黒檀系でやってみたところ、多少の雑音は出ますが、
ほぼ、問題の無いところへ来ました。
花梨も、バリサンダー、メープル、全て音が割れてしまいます。
市販品を色々見てみると、確かに、花梨の、北京系と言うのは、見当たりませんでした。
その過程で、気がついたのです。
ほんと馬鹿な話しですが、木によって、音色が違う。
もちろん、いろいろホームページ等見て、
黒檀の音、紫檀の音、良く書いてあります。
老紅木、これ北京系には、殆ど見られません。
どなたか、お持ちですか?老紅木、あるいは、紅木の北京系。
もし、お持ちなら教えてください、どのような木か、見てみたいです。
老紅木、これは、一番特定が難しい木の様な気がします。
私が見たのは、殆どが、サペリと言うアフリカ材でした、
後は、バリサンダーですかね。
中には、本物の、ホンジュラスマホガニーも有りましたが、(これは良い音でした)
これは、蘇州系でした。
話がそれました。
北京系は、クリアーな、大ボリュームの音追求した為か、
材による音色の違いが、凄くよく現れます。
雑音さえなければです。
みなさん、北京系の二胡の中に80%位、竹の筒が入っているの御存じだと思います。
あれは、整流器の働きをします。
音をより円筒の中で、整えて安定した、音にして、雑音を消す装置だと考えてください。
竹の筒、これ作るの大変、薄いし、
で、トイレットペーパーの、紙の芯を、ウレタンで固めて入れてみると、
少し残っていた、雑音消えました。
と言うことは、これ、蘇州型の二胡に入れても、効くはずですが、
まだそれは見たことがありません。
どなたか、蘇州型で、竹筒入っているのお持ちの方いらっしゃいますか?
もし、今度、光舜堂クリニックに、雑音で悩まされている方みえて、
御了承得られれば、蘇州型にも、竹筒入れるの勧めてみようかと考えています。
トイレットペーパーの芯でも、全然問題では無いのですが、
但し、あの、花窓が、綺麗に取れればです。
あれ意外と厄介で、取れなくても良い時に取れてしまっている方もいらっしゃると思います。
多分花窓取れてしまった方、気がつかれたでしょうが、
花窓は意外と音色には、関係ないみたいです。
関係するのは、高音が少し不安定になる場合もあるということかもしれません。
二胡の後ろの部分の肉厚を、0,1ミリ位増やせば、それは解決します(マニアックな話しですみません)
特に北京系は、まったく、花窓は、音色に関係しませんね。
蘇州系は、籠った感じが、少し消えるくらいで、これほど違うか?と言う感じにはなりません。
でもあれも結局は、音色作りに関係していると思うのです、無駄に装飾というのは無いと思います。
これは今後の研究に、と思っていますが、
いまのところ、西野二胡は、錦糸花窓で問題ないと思います。
あれは、着物の帯止め等を作る金糸なのです。
この項続く
西野和宏
まだ新しいですね。
これも分解して同じように、作ってみました。
材はバリサンダーです。
正直、これ、雑音の塊でした。
音色の前に、音になりきれないのです。
雑音と言うより、音が割れてしまいます。
多分、北京系の二胡と言うのは、かなり薄い皮を使うせいで、振動が凄いのです。
ボリュームを出すには、振動を大きくすればよいのです。
太鼓が強くたたけば大きく鳴ります。
弾く力には限界がありますから、二胡の場合、皮を薄くすることによって、
強くたたくのと同じようにしたのでしょう。
その強さで、木の方の振動が、耐えられなかったのだと思います。
これに耐えるには、木を厚くするか、
振動しにくい、硬い木を使うほかないようです。
紫檀系(ローズウッド系)黒檀系でやってみたところ、多少の雑音は出ますが、
ほぼ、問題の無いところへ来ました。
花梨も、バリサンダー、メープル、全て音が割れてしまいます。
市販品を色々見てみると、確かに、花梨の、北京系と言うのは、見当たりませんでした。
その過程で、気がついたのです。
ほんと馬鹿な話しですが、木によって、音色が違う。
もちろん、いろいろホームページ等見て、
黒檀の音、紫檀の音、良く書いてあります。
老紅木、これ北京系には、殆ど見られません。
どなたか、お持ちですか?老紅木、あるいは、紅木の北京系。
もし、お持ちなら教えてください、どのような木か、見てみたいです。
老紅木、これは、一番特定が難しい木の様な気がします。
私が見たのは、殆どが、サペリと言うアフリカ材でした、
後は、バリサンダーですかね。
中には、本物の、ホンジュラスマホガニーも有りましたが、(これは良い音でした)
これは、蘇州系でした。
話がそれました。
北京系は、クリアーな、大ボリュームの音追求した為か、
材による音色の違いが、凄くよく現れます。
雑音さえなければです。
みなさん、北京系の二胡の中に80%位、竹の筒が入っているの御存じだと思います。
あれは、整流器の働きをします。
音をより円筒の中で、整えて安定した、音にして、雑音を消す装置だと考えてください。
竹の筒、これ作るの大変、薄いし、
で、トイレットペーパーの、紙の芯を、ウレタンで固めて入れてみると、
少し残っていた、雑音消えました。
と言うことは、これ、蘇州型の二胡に入れても、効くはずですが、
まだそれは見たことがありません。
どなたか、蘇州型で、竹筒入っているのお持ちの方いらっしゃいますか?
もし、今度、光舜堂クリニックに、雑音で悩まされている方みえて、
御了承得られれば、蘇州型にも、竹筒入れるの勧めてみようかと考えています。
トイレットペーパーの芯でも、全然問題では無いのですが、
但し、あの、花窓が、綺麗に取れればです。
あれ意外と厄介で、取れなくても良い時に取れてしまっている方もいらっしゃると思います。
多分花窓取れてしまった方、気がつかれたでしょうが、
花窓は意外と音色には、関係ないみたいです。
関係するのは、高音が少し不安定になる場合もあるということかもしれません。
二胡の後ろの部分の肉厚を、0,1ミリ位増やせば、それは解決します(マニアックな話しですみません)
特に北京系は、まったく、花窓は、音色に関係しませんね。
蘇州系は、籠った感じが、少し消えるくらいで、これほど違うか?と言う感じにはなりません。
でもあれも結局は、音色作りに関係していると思うのです、無駄に装飾というのは無いと思います。
これは今後の研究に、と思っていますが、
いまのところ、西野二胡は、錦糸花窓で問題ないと思います。
あれは、着物の帯止め等を作る金糸なのです。
この項続く
西野和宏
でもそこまで振動しちゃうものか、ちと不明でする。
皮の共振の影響を木の硬さや重さでカバーしているとも考えられます。あくまで推測ですので間違っているかも知れませんが。。。
とにかく共振というものは厄介です。軽いものほど厄介です。それこそ雑音の原因になります。
マニアックすぎますね。スミマセン。。。
ハーモニクス的な雑音では無く、
音割れ的な雑音、木の方が耐えられない感じの雑音、ですかね、
急流の中に、二本の、平行な柵を通すと、全体の暴れが、分散?されるのか、3本のそれぞれの力にわかれるためか。
と言う、治水の方法が、有ったようですよ、
それと、その紙芯、塗装しましたか、硬い塗料で、?
あるいは、音割れが無かったか?
ではないでしょうか。
実はワタクシも遊びで作った二胡に同じくトイレットペーパーの芯を組み込んだことがございまして、考えることは同じだなと大変光栄に思いましたのです。
その時は全く音の変化を感じられなくて、ガッカリしたものでございます。
雑音が消えましたか。。。どんな雑音なんでやんしょ。
あのような筒が胴の中に入ると中の音場が複雑になるのでワタクシの頭では想像もできません。整流ですか・・・う~ん、今度教えてくださいませ。
花窓は確かにあまり影響がなかったように思います。知り合いがワザと外したことがあって、確認しました。
紅木の北京系なら某著名演奏家モデルをお持ちの方がたくさんいらっしゃるように思いますけど。
一人だけ知ってます(笑