二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
最近毎日のように あちこちの街のイルミネーション点灯のニュースが
聞こえて来るようになりましたね。
光舜堂も先週から さっそくツリーを出しました。
飾りはもちろん昨年も大好評だった西野二胡の木軸オーナメントです！
折しも会員Ｍさんがポインセチアをプレゼントして下さり、
パチリと撮ったら素敵な絵になりました♪
アップは、こんなんです（笑）
さてタイトル通り、先週は衝撃的な入院患者、
もとい、入院患胡が２把続き。。。
まず１把目は、仮名Ａさん。
このＡさん、先日の台風休業に被ってしまった方で、
延期の末に、ようやくのご来店。
予約時に、「棹が折れました」とご連絡いただいていたので
どんなのが来るのか、実は店主は興味津々で待ちわびていました。
休憩中の店主より先にワタクシがケースを開けると、
「うっ！！」
思わず絶句の、見事なまでにナナメに裂けるように折れた棹！
高い所からケースごと落下しての折れ、だったそうですが、
この折れ方はどうやら元から棹にはヒビが入っていた？？？
でも、折れ口を見ると、その棹の木が良い物なのが明らかです。
「うわぁ凄い折れ方だねぇ！」 店主もビックリです。
棹だけに、弦を張ると荷重がかかるので慎重に直さないといけないのですが、
よりによって、荷重に弱い方向でこの棹は斜めに避けています。
「他では直せないと言われたのですが、
父から譲り受けた、とても大事な二胡なんです」
「そうだね、よそじゃ絶対にこれは直せないよ」
仮に接着だけ出来たとしても、弾かずに飾るくらいにしかなりません。
この裂け方では弦を張ったとたんに再び折れてしまうのです。
しかし、西野は直します！
かなりの大手術ではありますが、直るんです、光舜堂では！
まだ実際、着手してみないとどのように直すかは判断できませんが、
現時点での施術予定では、
折れた棹に芯を入れて付けた後で強度の為に部分的に切り取り別の木を接ぎ込み、
斜めに裂けたように折れた為、その先端は薄くなっているので、
めくれあがって来ないようにキレイに接着してから一度接着面を削り取って直します。
他に胴の割れ、破片の無い所の補修、等々。
誰もが諦めたくなる重体患胡ですが、直しますよ、光舜堂は！
なにより、「こんな状態でも直したい！」 という持ち主さんの想いは、
光舜堂では一番大切にしたい気持ちなんです。
もっと全然笑っちゃうような軽症でも、
「安く買えるルートがあるので、そんなに修理費かかるなら直さなくていいです」
と、あっさり修理依頼をキャンセルするような方々もいる中、
「この胡を直して欲しい！」と想っていて下さる持ち主さんの二胡は幸せですね。
Ａさんの二胡は台まで全部が小葉紫檀のとても良い木で、
棹も、柔らかい小葉紫檀の中でも芯の、木が硬い所だったから
折れやすかったのかもしれません。
要は、木の良い使い方をした二胡だからこその怪我だったわけですが。
「この二胡、直ったら良い音色するよー」 と店主が言うと、
「そうなんです、落とす前はとても良い音色だったんです」 とＡさん。
長期入院にはなりますが、Ａさんが再びその音色を奏でられるよう、
しっかり”楽器として直るまで”お預かりしますね！
さて、２把目。
正直、こちらの方がショッキングではあります。
名の知れた、二胡界では影響力のある方の下での出来事。
仮名Ｂさんは、その方のお店でその二胡を買いました。
が、その二胡は最初から明らかに不良品で、
それを、売った側は不良品である事を承知で売りました。。。適当にごまかして。
その事実を知った我が店主は激怒して、
「声を上げるなら協力しますよ？」 と申しておりましたが、
間に入ったＢさんの先生の立場や、様々な事情で、
この話はクレームになる事も無く、泣き寝入り状態となるでしょう。。。
Ｂさんのお立場もあるので、ここで症状の詳細も書けません。
Ｂさんがご滞在の時間に他のお客様が居なくて良かったです。。。
しかし、酷いの一言に尽きます。
日本人がおとなしいのを良い事に、こんな不誠実で酷い荒稼ぎをするとは！
もちろん光舜堂はその胡も直します！
というか、直るんですよ、この胡の症状は！
「仮にその店で直せなくても、それをそのまま売るのが許せない！」
と店主の怒りは沸点越え。
この怒り、日曜日以来、思い出す度に沸点越えを繰り返しております。
闘えない事が無念です。。。
日本の二胡界の植民地状態は、一向に解除されていないのかもしれません。
皆さんの中で闘っても良いと思っている方は、
不誠実な事に出くわしたら、しっかり声を上げた方が良いですよ。
Ｍさんがプレゼントを届ける為だけに来て下さったのが癒しでした。
ご来店の皆様、ありがとうございました。
最近毎日のように あちこちの街のイルミネーション点灯のニュースが
聞こえて来るようになりましたね。
光舜堂も先週から さっそくツリーを出しました。
飾りはもちろん昨年も大好評だった西野二胡の木軸オーナメントです！
折しも会員Ｍさんがポインセチアをプレゼントして下さり、
パチリと撮ったら素敵な絵になりました♪
アップは、こんなんです（笑）
さてタイトル通り、先週は衝撃的な入院患者、
もとい、入院患胡が２把続き。。。
まず１把目は、仮名Ａさん。
このＡさん、先日の台風休業に被ってしまった方で、
延期の末に、ようやくのご来店。
予約時に、「棹が折れました」とご連絡いただいていたので
どんなのが来るのか、実は店主は興味津々で待ちわびていました。
休憩中の店主より先にワタクシがケースを開けると、
「うっ！！」
思わず絶句の、見事なまでにナナメに裂けるように折れた棹！
高い所からケースごと落下しての折れ、だったそうですが、
この折れ方はどうやら元から棹にはヒビが入っていた？？？
でも、折れ口を見ると、その棹の木が良い物なのが明らかです。
「うわぁ凄い折れ方だねぇ！」 店主もビックリです。
棹だけに、弦を張ると荷重がかかるので慎重に直さないといけないのですが、
よりによって、荷重に弱い方向でこの棹は斜めに避けています。
「他では直せないと言われたのですが、
父から譲り受けた、とても大事な二胡なんです」
「そうだね、よそじゃ絶対にこれは直せないよ」
仮に接着だけ出来たとしても、弾かずに飾るくらいにしかなりません。
この裂け方では弦を張ったとたんに再び折れてしまうのです。
しかし、西野は直します！
かなりの大手術ではありますが、直るんです、光舜堂では！
まだ実際、着手してみないとどのように直すかは判断できませんが、
現時点での施術予定では、
折れた棹に芯を入れて付けた後で強度の為に部分的に切り取り別の木を接ぎ込み、
斜めに裂けたように折れた為、その先端は薄くなっているので、
めくれあがって来ないようにキレイに接着してから一度接着面を削り取って直します。
他に胴の割れ、破片の無い所の補修、等々。
誰もが諦めたくなる重体患胡ですが、直しますよ、光舜堂は！
なにより、「こんな状態でも直したい！」 という持ち主さんの想いは、
光舜堂では一番大切にしたい気持ちなんです。
もっと全然笑っちゃうような軽症でも、
「安く買えるルートがあるので、そんなに修理費かかるなら直さなくていいです」
と、あっさり修理依頼をキャンセルするような方々もいる中、
「この胡を直して欲しい！」と想っていて下さる持ち主さんの二胡は幸せですね。
Ａさんの二胡は台まで全部が小葉紫檀のとても良い木で、
棹も、柔らかい小葉紫檀の中でも芯の、木が硬い所だったから
折れやすかったのかもしれません。
要は、木の良い使い方をした二胡だからこその怪我だったわけですが。
「この二胡、直ったら良い音色するよー」 と店主が言うと、
「そうなんです、落とす前はとても良い音色だったんです」 とＡさん。
長期入院にはなりますが、Ａさんが再びその音色を奏でられるよう、
しっかり”楽器として直るまで”お預かりしますね！
さて、２把目。
正直、こちらの方がショッキングではあります。
名の知れた、二胡界では影響力のある方の下での出来事。
仮名Ｂさんは、その方のお店でその二胡を買いました。
が、その二胡は最初から明らかに不良品で、
それを、売った側は不良品である事を承知で売りました。。。適当にごまかして。
その事実を知った我が店主は激怒して、
「声を上げるなら協力しますよ？」 と申しておりましたが、
間に入ったＢさんの先生の立場や、様々な事情で、
この話はクレームになる事も無く、泣き寝入り状態となるでしょう。。。
Ｂさんのお立場もあるので、ここで症状の詳細も書けません。
Ｂさんがご滞在の時間に他のお客様が居なくて良かったです。。。
しかし、酷いの一言に尽きます。
日本人がおとなしいのを良い事に、こんな不誠実で酷い荒稼ぎをするとは！
もちろん光舜堂はその胡も直します！
というか、直るんですよ、この胡の症状は！
「仮にその店で直せなくても、それをそのまま売るのが許せない！」
と店主の怒りは沸点越え。
この怒り、日曜日以来、思い出す度に沸点越えを繰り返しております。
闘えない事が無念です。。。
日本の二胡界の植民地状態は、一向に解除されていないのかもしれません。
皆さんの中で闘っても良いと思っている方は、
不誠実な事に出くわしたら、しっかり声を上げた方が良いですよ。
Ｍさんがプレゼントを届ける為だけに来て下さったのが癒しでした。
ご来店の皆様、ありがとうございました。
