二胡を習い始めた時は、ともかくとして、有る程度、弾けるようになってくると、
二胡そのもののことが知りたくなる。
ある程度経つと、二胡友もでき、あのお店に行くとこんなものが有る、とか。
あのブログ読んでいたら、こんなことが書いてあった、とか。
良い二胡とは、と様々な、情報をウェブで調べたりする。
まあ、先生が選んでくれたんだから、そんな悪いものではないか、と、納得したりもする。
そこで、私、二胡作りが、自分で作ったうえでの経験を、披露しよう。
やっぱり、まず皮。
「鱗は、大きければ大きいほど、良い。」
これは、間違い。
ホントに鳴る皮は、そんなに、鱗は、大きくはない。
なぜなら、良い皮は、十分な厚みが有ること。
縦、横の、伸び率が、比較的均等なこと。
ある程度の厚み(1,5ミリ前後)が有ると、低い音高い音、両方の音を十分に拾い出す。
蛇の皮の中で一番厚いのは、肛門よりお腹にかけての、背中の皮。
二胡に作って、3,4台。
蛇は、子羊一匹、丸のみしたりする。
普段は、直径15センチくらいだとして、食べた時には、50センチくらいにも皮は伸びてしまう。
確かに、お腹のあたりの、鱗は大きいし厚い。
しかし、二胡の胴に張り込む時は、思い切り引っ張るわけだから、鱗も大きくなるが、
薄くもなる。
皮の一番厚いのは、後ろから60センチくらい、尻尾に近く良く動くのと、
食べるときにも、伸びない。
勿論、鱗も大きく、厚みも十分という皮もある。
それは、10年以上も生きた、長さ9メートルもあるようなもの。
それにしても尻尾に近いやはり3、4枚。
皮やさんに聞くと、今の皮は、全て養殖。
効率から言って、だいたい5、6年で、皮にしてしまうそうだ。
でないと、とにかく羊一匹とか言う食べ方をするわけだから、餌代の方が、懸ってしまう。
また蛇は、面積で販売される。
だから、皮を取ってすぐ、なるべく面積を広げようと、養殖やさんが、広げてしまう。
これをやると、細胞が破壊されるのと、薄くもなる。
どこの、だれが言い出したかしれないが、大きな鱗が、良いとされ、見栄えもあるのだろうが、お客が、そう望むので、大きな鱗に、作り上げてしまう。
お陰で、みばえは良いけど、ということになる。
大きな鱗の二胡は、音に奥行きが、感じられない。
さらに悪いことには、
「二胡は、2、3年弾き込まないと、良い音にならない」
と言われる。
確かにできたての、二胡(どんな弦楽器も)は、音が若い。
「若いのと、鳴らないのとは違う。」
このように、楽器屋さんに言われると、みんな納得するしかない。
鱗の大きさ気にしないで、とにかく、弾いてみればよい。
また、次のような、選び方もある。
二胡の後ろから光を透かしてみる。
何台か比較して、見ると解るが、比較的暗いものは、皮が厚い。
それと、明るいものと、弾き比べてみると、いい。
また、皮に触ってみるのも、良いかもしれない。
人の手は、厚みの違いを、見分ける。
確かに、鱗が大きく厚みのあるものも、在る。
それは多分、相当な、高額のはず。
二胡は、皮で、鳴りが違うというのが定説になっているから。
でも、私の意見では、3割、皮、7割が木と考える。
なぜなら、皮は消耗品、長くて20年、短ければ10年。
三味線や、三線など破れることも、多いし、プロは5年くらいで張り替える。
なにせ、生皮だから、伸びても来るし、痛んでも来る。
今からの、これは問題。
もしかしたら、10年くらい使っている人は、そろそろ張り替え時期に来る。
このこと、みんな考えているのかしら、どうするのだろう、張り替え。
今、皮張り替えられる楽器屋さんは、2軒、きり日本にない。
光舜堂では、皆さんに、4メートルの、本物の、錦蛇の皮、お見せすることにしよう。
触ってもらえれば、今の私の意見に納得してもらえるだろう。
二胡そのもののことが知りたくなる。
ある程度経つと、二胡友もでき、あのお店に行くとこんなものが有る、とか。
あのブログ読んでいたら、こんなことが書いてあった、とか。
良い二胡とは、と様々な、情報をウェブで調べたりする。
まあ、先生が選んでくれたんだから、そんな悪いものではないか、と、納得したりもする。
そこで、私、二胡作りが、自分で作ったうえでの経験を、披露しよう。
やっぱり、まず皮。
「鱗は、大きければ大きいほど、良い。」
これは、間違い。
ホントに鳴る皮は、そんなに、鱗は、大きくはない。
なぜなら、良い皮は、十分な厚みが有ること。
縦、横の、伸び率が、比較的均等なこと。
ある程度の厚み(1,5ミリ前後)が有ると、低い音高い音、両方の音を十分に拾い出す。
蛇の皮の中で一番厚いのは、肛門よりお腹にかけての、背中の皮。
二胡に作って、3,4台。
蛇は、子羊一匹、丸のみしたりする。
普段は、直径15センチくらいだとして、食べた時には、50センチくらいにも皮は伸びてしまう。
確かに、お腹のあたりの、鱗は大きいし厚い。
しかし、二胡の胴に張り込む時は、思い切り引っ張るわけだから、鱗も大きくなるが、
薄くもなる。
皮の一番厚いのは、後ろから60センチくらい、尻尾に近く良く動くのと、
食べるときにも、伸びない。
勿論、鱗も大きく、厚みも十分という皮もある。
それは、10年以上も生きた、長さ9メートルもあるようなもの。
それにしても尻尾に近いやはり3、4枚。
皮やさんに聞くと、今の皮は、全て養殖。
効率から言って、だいたい5、6年で、皮にしてしまうそうだ。
でないと、とにかく羊一匹とか言う食べ方をするわけだから、餌代の方が、懸ってしまう。
また蛇は、面積で販売される。
だから、皮を取ってすぐ、なるべく面積を広げようと、養殖やさんが、広げてしまう。
これをやると、細胞が破壊されるのと、薄くもなる。
どこの、だれが言い出したかしれないが、大きな鱗が、良いとされ、見栄えもあるのだろうが、お客が、そう望むので、大きな鱗に、作り上げてしまう。
お陰で、みばえは良いけど、ということになる。
大きな鱗の二胡は、音に奥行きが、感じられない。
さらに悪いことには、
「二胡は、2、3年弾き込まないと、良い音にならない」
と言われる。
確かにできたての、二胡(どんな弦楽器も)は、音が若い。
「若いのと、鳴らないのとは違う。」
このように、楽器屋さんに言われると、みんな納得するしかない。
鱗の大きさ気にしないで、とにかく、弾いてみればよい。
また、次のような、選び方もある。
二胡の後ろから光を透かしてみる。
何台か比較して、見ると解るが、比較的暗いものは、皮が厚い。
それと、明るいものと、弾き比べてみると、いい。
また、皮に触ってみるのも、良いかもしれない。
人の手は、厚みの違いを、見分ける。
確かに、鱗が大きく厚みのあるものも、在る。
それは多分、相当な、高額のはず。
二胡は、皮で、鳴りが違うというのが定説になっているから。
でも、私の意見では、3割、皮、7割が木と考える。
なぜなら、皮は消耗品、長くて20年、短ければ10年。
三味線や、三線など破れることも、多いし、プロは5年くらいで張り替える。
なにせ、生皮だから、伸びても来るし、痛んでも来る。
今からの、これは問題。
もしかしたら、10年くらい使っている人は、そろそろ張り替え時期に来る。
このこと、みんな考えているのかしら、どうするのだろう、張り替え。
今、皮張り替えられる楽器屋さんは、2軒、きり日本にない。
光舜堂では、皆さんに、4メートルの、本物の、錦蛇の皮、お見せすることにしよう。
触ってもらえれば、今の私の意見に納得してもらえるだろう。