みなさん不思議に思われてる方も多いと思います。
二胡の、蘇州系と北京系の形の違い。
6角と8角ということではありません。
これは見れば一目瞭然。
事のついでに、6角と8角が何が違うかと言いますと、
先ず。面積が違います。8角の方が、同じ外径だとすると、
面積は大きいですね。
面積が大きいと、揺れる振動板が大きく鳴りますので当然、音は大きく鳴ります。
それから、低音は出易くなります。
もっと話しを進めると、8角の方が、円に近くなる分、音が、クリアーになります。
もし、二胡を円筒形で作るとすると、かなり透明感のある音になります。
あまり二胡らしい音ではなくなり、バイオリンなんかの音に近くなります。
むしろラッパのようにも聞こえます。
6角形と8角形でもうひとつ明らかに形の違うところがあります。
6角形の胴は、皮の方から後ろの方に向かって滑らかな、やさしい曲線で出来ています。
8角形は、棹の後ろあたりで突然へこみ、また最後のところで出っ張っています。
かなり凸凹と言ってよいと思います。
これ実は、ほぼ、同じ形なのです。
え?!
と思われるかもしれません。
これは、6角形は、内部がこのように、8角形の外側のような形で削られています。
従って、8角形の胴の内部は、ほぼ直線に近い状態です。
どちらもほぼ6ミリに近い厚みです。
内側が凸凹か、外側が凸凹かの違いだと思ってください。
木の響きという点ではそれほどの差は無いと思います。
しかし内部での音の、反射ということを考えると、
内側が平らな方が、音は綺麗に反射します。
ということで、
8角形は、皮の面積が広くなって、ボリュームが上がり、
低音が、響くようになりました。
しかし、音色という点では、内部の凸凹のある6角形の方が、複雑な音がする、
というのは当然でしょう。
このように、デザイン(見た目の形)は、楽器の場合、その楽器の特色が形になって表れているということでしょう。
つづく
西野和宏
二胡の、蘇州系と北京系の形の違い。
6角と8角ということではありません。
これは見れば一目瞭然。
事のついでに、6角と8角が何が違うかと言いますと、
先ず。面積が違います。8角の方が、同じ外径だとすると、
面積は大きいですね。
面積が大きいと、揺れる振動板が大きく鳴りますので当然、音は大きく鳴ります。
それから、低音は出易くなります。
もっと話しを進めると、8角の方が、円に近くなる分、音が、クリアーになります。
もし、二胡を円筒形で作るとすると、かなり透明感のある音になります。
あまり二胡らしい音ではなくなり、バイオリンなんかの音に近くなります。
むしろラッパのようにも聞こえます。
6角形と8角形でもうひとつ明らかに形の違うところがあります。
6角形の胴は、皮の方から後ろの方に向かって滑らかな、やさしい曲線で出来ています。
8角形は、棹の後ろあたりで突然へこみ、また最後のところで出っ張っています。
かなり凸凹と言ってよいと思います。
これ実は、ほぼ、同じ形なのです。
え?!
と思われるかもしれません。
これは、6角形は、内部がこのように、8角形の外側のような形で削られています。
従って、8角形の胴の内部は、ほぼ直線に近い状態です。
どちらもほぼ6ミリに近い厚みです。
内側が凸凹か、外側が凸凹かの違いだと思ってください。
木の響きという点ではそれほどの差は無いと思います。
しかし内部での音の、反射ということを考えると、
内側が平らな方が、音は綺麗に反射します。
ということで、
8角形は、皮の面積が広くなって、ボリュームが上がり、
低音が、響くようになりました。
しかし、音色という点では、内部の凸凹のある6角形の方が、複雑な音がする、
というのは当然でしょう。
このように、デザイン(見た目の形)は、楽器の場合、その楽器の特色が形になって表れているということでしょう。
つづく
西野和宏
あの曲も・あの曲も・どんな音鳴るだろか??
あーー_、妄想が止らないです☆
音が、クリアーになるだけだと思います。
弾き方によっては、ラッパの様になります。
なんとか8月中に
仮にそうやって出来ても、皮がナマモノである以上、単純な比較は難しい。結局個体差だよねってことになるのですが、、、
そういうのを置いておいても八角、六角論議は面白いですね。
年明けごろにオーダーすることを検討中です。最終的にどうなるかは不明ですが、、年末ごろに、相談させてくださいませ。
という感じ?
楽器は人間と同じくらいに、個体差が有りますね。
その上、弾く人が変われば、更に変わります。
弾きこむともっと変わります。
作る方としては、良く育ててほしい。
です。