この一月ほど光舜松脂を作るのを、休んでいましたが、生産を再開しました。
基本となるSというタイプを作るのにはこの暑さは大変役に立っていたのです。
そこで多分一年分くらいにはなる量はSを作る事ができました。
それ以後の生産過程となる、0やH、あるいはKなどは、かえってこの暑さで作りにくくなってしまいましてしばらく製作を取りやめていました。
多摩川べりという事もあり、工房はいくらかは皆さんのお住まいよりは涼しいのです。
特に朝晩は25度を下回るようになってきまして、なんとか松脂の制作を再開いたしました。
販売をお願いしている弦堂さんには昨日には再開してもらっています。
少数のお客様の御依頼で、いくつかは夏場にも作っていたのですが、温度の関係でK20はとても作りにくかったです。
つくづく思うのは、この光舜松脂はやはり天然なのだという事です。
天然に熟成されたものをモデルにして人工で作ってはいるのですが、やはり自然の環境に左右されるところがとても大きいですね。
以前は、完全にコントロールされた室内環境での生産というのも試してはみたのですが、思う程には上手くいきません、それこそお酒などと同じように自然環境を利用するのが向いているようです。
お待たせいたしました。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ