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自立と自治@福祉施設

今、私の学校があるHELSINGORの高齢者のアクティビティセンタ-を訪問してきた。
ここは、年金受給者がさまざまなアクティビティ-をするところ。
裁縫、絵描き、エクササイズ、英語教室、ビリヤ-ド、カ-ドゲ-ムなどなど
何でもあるという感じで本当に楽しそうな雰囲気の施設だった。

ちなみにここは住居施設はないので高齢者はここに通ってきている。
本当に広く開放的な施設。もともとシアタ-だったところを再利用している。

ところで一番興味深い点は
スタッフはいないということ。
500人ものメンバ-がいて、これほどまでの大きな施設でである。

つまり自治がなりたっている。
完全に自分たちで運営しているということだ。

日本ではどうだろう
ほとんどのこのような団体は
若者や年金受給者外の人々がボランティアとして働き
受給者そのサ-ビスを受け取るというのがほとんではないだろうか。

提供者はサ-ビスを提供しようしようとする
受給者はサ-ビスを受けとろう受けとろうとする。
完全におんぶに抱っこで、自立していない。
なので生活自体が自立してこないのではないか。
自立しないからさらなるサ-ビスを求め、自分で主体的に生きようとする意識が
芽生えにいくいのではないだろうか。

私はこの分野の専門でないし疎い
しかし、私が知っている限り、このようなことが見受けられる。
またこれは高齢者に限らず子育てサ-クルなどにしてもそうだ。
ある子育てサ-クルの中心人物からも同様のことを聞いたことがある。

これはまさに現代日本社会を象徴していると思う。
それぞれが自立していない、
何かに依存していて、自分自身が確立できていない。
そのために個人は自信がなく、なに虚無感があり、自分の人生を生きていると感じにくい。
そしてそのような個人の集合体である社会では
民主主義は成立しない。

デンマ-クでは個人が自立し
自立した個人が自分たちの社会を
自分たちのために作り、運営していると感じる。


このことも上述したこともほかの日本のクラスメ-トに
スタッフがいないってすごいっていわれて初めて気づいた。
私はもうこの社会に慣れてきてそんなことで驚かなってきている。
デンマ-クに来た当初は本当に毎日が驚きと感動の連続だった。
この短期間でなれるほどデンマ-クではそれが当たり前にある。
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脳のデフラグ

脳をリラックスすることで脳内が整理され
創造性、深い思考、ひらめきなどが促進されると思う。

会社時代、企画や解決策でいきづまると必要な情報をがんがん頭にほりこんで
走りに行った。

私はアスリートの端くれなので
走るときはそれに集中する。
早く走ることに

すると頭が整理されて
いままで気づかなかったことがどんどん湧いて出てくる

実際、トレーニング中にひらめいた企画も多い。


この情報の収集とリラックスというのは非常に重要と思う。
実際、有名な経営コンサルタントの方も新幹線でぼーっと窓の外を眺めているときが
一番新規企画ができたと聞いたことがある。

しかし、日本のオフィスにはこのリラックスするようなところはない。
実際、子どもにも大人にもリラックスできるところというのは少ないのではないか。
これだといい仕事は(ビジネスに限らず)できないのではないか。

ちなみにこの脳が整理してくのは私は脳のデフラグとよんでいる。

ちなみにデンマークでのデフラグ場所は近所の公園
今は英語を習得したいのだけれど
英語の生活をしていると非常に脳が疲れ
思考停止してしまう。そういう時はここでデフラグ。

すると急にリスニングができたり、言葉がぺらぺら出てきたりする。
言語野もデフラグされているのだろう。

INPUTだけではだめなんだ。
しっかり睡眠をとり、リラックスする方が
効率がいいんだとつくづく思う。
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日本社会

日本には何でもある!!
日本には本当に多くのものが多くの情報があると思う。

例えばデンマークは500万人つまりデンマーク語を話す人は500万人
少ない。

なので本もTV番組も音楽も映画もデンマーク語のものは少ない。
つまり、英語のものをみるしかエンターテイメントはないので
おのずと外国語(英語)が必要となってくる。

ラグビーでも練習試合にしにスウェーデンに。
その時話すのは英語。

でも日本では日本語で多くの映画、音楽、本がある。
しかもかなりのものが日本語に訳されている。

日本では日本語で多くの情報をとれるのがあたりまえだ。
そんな社会で生きてきたのだなあと思う。
逆に言うと日本語で生活してても十分情報を取れるということだ。

しかし、デンマーク語などのたった500万人程度の市場の言語では
母国語では情報もエンターテイメントもそれほど多くとれないのであろう。

デンマークに来た当初、あるデンマーク人ににいつ英語を勉強したの?って聞くと
テレビとか英語とか見るし自然と・・・って答えられて。
そのときは????と思ってたけど今は納得できる。
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ドラクエ

北欧地域の音楽のクラスで音楽を聞いていた時
ドラクエを思い出した。ドラクエでかかっていた曲を。
そこからあふれ出るようにドラクエについて考えが湧いてきた。
隣の人からは音楽聞いてると思ったらいきなり狂ったようにメモしはじめてびっくりしたと言われたぐらい
ひらめいた。

音楽を聞いてリラックスして脳がデフラグされたのだろう。

ヨーロッパの街を歩いていたときも同様だった。
来たことはない街だしきれいな街なので感動する。
そして、ドラクエを思い出した。
城があって、商店街があって。まさにドラクエのあの世界。

このゲームは世界地図をパロってたりするので、世界地図も覚えたし
極地は氷河に覆われていたり、山脈の位置などの地形も現実に近いものがあった。

また、その土地その土地で特徴があり地理の知識も得たのだと思う。
例えば4では主人公はポルトガという街から船で世界へ旅立つ
東南アジアではこしょうがとれる。

あのゲームは世界を世界の文化を紹介してくれてたんだ。
音楽や特産品や民族衣装や歴史

そして何よりキャラクターにそれぞれ特徴があり
その長所をいかし、短所を補いながらチームとして戦っていく
つまり人の多様性・特徴(職業や性格や身体特性など)を理解しそれを活かしていく。
そのチーム編成はこちらに任されているので色々工夫した。
自分なりにカスタマイズした。
それぞれの特徴をいかしてチームを編成し、
そしてその特徴をいかせるようコマンドした。

もちろんこれだけでない。
私の場合だとスポーツから得たものの方が非常に大きい。
だが少なくともドラクエをなどは工夫するという貴重な体験を楽しんでさせてくれたコンテンツだったのだと思う。

そういえばゲームがうまいやつ(効率的にすすめれるやつは)は勉強ができるやつが多かったと思う。

このゲームからえたものは想像以上に大きいのではないかと思う。

これはすばらしい日本文化だと私は思う。
現在でいうとハンター×ハンターなどからは同じようなものを感じるなあ。
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李登輝元台湾総裁のリーダーシップ

李登輝元台湾総裁の講演を聞いた。
もちろんネットのストリーミングで。

すごいリーダーシップだ。
熱意はもちろん
問題を見抜く力、そしてその解決策の提示。
その説き方、こんなリーダー日本にはいない。
しかも彼は82歳だ。

そして、日本の首相だったらという質問に対し、
まず日本の首相にはなれないとした上で
もし、もしも日本の首相だったら
教育基本法を変えると。
日本の教育基本法は間違っていると。

いままで、経済のことについて
世界の競争について長時間述べた上で
最初に述べたのは教育についてだった。
非常に興味深い

指導者のあるべきすがたとして
1信仰を持て
2権力にしがみつくな。保身に走るな
3公的機関を私欲に使うな
4誰もがやりたくない仕事を率先してやれ
5カリスマの真似をするな

彼に学ぶことは非常に多い。
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モードチェンジ

この4日間、
日本人の自分に戻っていた
日本語で深い思考をしまくって頭をフル回転させていた。

で今日
IPCモードにチェンジなかなかできなくて
かなり困惑した。
英語で深い思考ができないため
ここではかなり精神年齢を下げるというか
テンションをかなり若いときの自分にしていることを実感した
その自分にチェンジするまで時間がかかった。

このあたりからも「英語を子どもに教えるな」市川力著という本のことが
理解できる。
英語と日本語を両立するのは非常に難しく
安易にバイリンガルにしようとすると
どっちつかずのゼミリンガルになり
いつまでたってもどちらの言語でも子どものようなことしか
話せない状態になる。
この本に関してはまたいつか書きたいと思う。
非常に興味深い一冊だ。
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難民の友達@IPC

当初彼らが難民だなんて想像もしなった。

英語もぺらぺら。
知識もあり、教育を受けてきたことがわかる。
見た目もこぎれいでいい感じを出している。
裕福な家庭で育ったそういう感じだ。

だが彼らは難民だ。
難民の定義は下記参照
http://www.unhcr.or.jp/ref_unhcr/refugee/ref.html
 1951年の「難民の地位に関する条約」では、難民は、「人種、宗教、国籍、政治的意見やまたは特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいは迫害を受ける恐れがあるために他国に逃れた」人々と定義されている。今日、難民とは、政治的な迫害のほか、武力紛争や人権侵害などを逃れるために国境を越えて他国に庇護を求めた人々を指すようになっている。
 また、紛争などによって住み慣れた家を追われたが、国内にとどまっているかあるいは国境を越えずに避難生活を送っている「国内避難民」や「紛争被災民」も近年増加している。このような人々も、難民と同様に外部からの援助なしには生活できない。適切な援助が実施できなかった場合、これらの人々は国境を越えて難民となり、結局、受け入れ国の政府や国際社会は、より重い負担を強いられることになってしまう。
 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、国連総会や事務総長の要請を受けて、国内避難民に対しても援助を行なっている。UNHCRは2004年1月現在、116カ国、252か所に(本部を含む)事務所を設置し、約1710万人を支援している。


例えばある友人の場合
国籍と住んでいる場所は違うし、元の国には戻れない。
市民権はなく、難民だ。

市民権がないということはどういうことか
仕事を探す場合普通の会社には入れない。
お金があっても自分の土地も家も買えない。
学校はその友人の場合は他国の援助で難民用の学校ができていたので
そこに通ったと。

彼らの話は私の心をうった。

難民という言葉は知っていた。
そしてその事実も。
でも自分の友人が難民と知ったとき
それはごくごく身近な問題となった。
リアリティーが湧いた。

武力を否定し、殺傷をおこなわない主義の人たちが侵略され
逃亡し亡命するし難民にならざるをえなかったこの事実。
悲しい。本当に私は平和に育ったのだなあと思う。
彼らの話を聞けたことは非常に大きな体験となった。
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LONDON

ロンドンヒースロー空港

やはりあたたかい。

そして人が多い、物が多い
デンマークのあのリラックスは人口密度と物質的刺激の少なさが
ひとつの要因であることとつくづく納得する。
やはりこれだけの人と物があると落ち着かない。

ところで今英語社会に感動している。
英語社会がうれしい
デンマークではもちろんデンマーク語のため
街に出てもメニューや看板やとにかく何もかもわからない。
はじめはトイレもどちらが男性用かがわからない。
でも、今英語社会。
看板の意味がわかる、メニューが読める。うれしい落ち着く。
でも英語を見て落ち着くそんな自分に「???」
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Simonとメキシカンを食べながら。

今日はラグビー練習後にSIMONとメキシカンを食べに行った。
ちなみにこのメキシカン、ファーストフードなのだけど
普通のセットとコーラで約1400円。
高い。まあデンマークでは当たり前の価格。
ラグビーをしているがゆえにスクールで食べれない。
(IPCは全寮制で食事も込みなので)
この外食がいたい。
それはさておき。

このSIMONまだ若くて21歳ぐらい。
教会にあるパイプオルガンの職人の修行をしながらバイトをしている。
明るくていいやつとは前からわかってたのだけれど、
前の試合の帰りにいっしょに帰って以来急速に仲良くなりつつある。

でも、SIMONは試合に出れてない。
でも彼は本当にいいプレイヤーでセンスあるし、何よりも走るコースがいい。
そして素直な彼はこれからどんどんうまくなるだろう。
聞けば、前節ではMVPになったこともあるとか。

しかし、ここ最近まったく試合に出れていない。
彼もなぜだかわからないという。
私もわからない。ひいき目に見ても出場チャンスはあるぐらいの実力はあると思う。
彼はCTB、WTBなのだけれど、CTBはこのクラブの核となるプレイヤーがいるから難しいけど
WTBは激戦区だがでれないというのは私も疑問だ。
いまは彼の年下ののビアッグとかなり年上のMARTINがスタメンに定着している。
彼のストレスがたまるのもよくわかる。

そして彼はいじられキャラでよく年上に怒られている。
それがさらに彼のフラストレーションをためているようだ。

どこの国でも同じだなあと思う。
最近デンマークで感じることは同じだなあということ。

今週は私は試合にいけない。
彼が活躍することを心から祈る。

でも彼が活躍すると私が試合に出れなくなる可能性があるので
私もがんばらなくては。

SIMONは練習後に食事に誘ってくれた初めてのチームメイトだ。
しかも、車を今日購入してうれしそうに乗せてくれた。
ちなみに親戚から中古を譲ってもらって約40万しかも、普通車。
デンマークの車は本当に高い。
新車となれば400万ほどはするとのこと。
日本で言えば高級車が買える。
ちなみにベンツのミドルクラスでは1000万はするとのこと。
またそれてしまいました。

とにかく、SIMONはいいやつだし、
ラグビー的にもスペースに走りこんでくる彼のプレイは好きだ。
次の試合はいっしょにスタメンで出れるようにお互いがんばろー!!
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プール

プール
今日はKATEとMIKLOSとプールに行った。
2人ともはハンガリー人。
2人とも自分と年が近いし、いっしょにいると楽な気がする。
特にKATEとしゃべるのはいろいろな話題が話せるし
楽しいから最近特によくしゃべる。
そんなKateに誘われたから昨日の怪我で肩上がらないのについていってしまった。
MIKLOSとはまだあんまし話してないからわからないけど
このプールのサウナで少し話したら、やっぱし年齢が近いこともあって
IPCに感じることとか話していると楽しかった。

ところでこのプールは公的なものなのだが
ジャンプ台あり、大きな大きな土星の形の浮き輪(20人ぐらいは乗れる)ものがあったり
ウォータースライダー?まである。
しかも飛び込みまくり、なんでもし放題。
はっきりいって楽しい。

楽しいから本当に多くの人が来ている。
大人から子どもまで。

日本では考えられないような公的なプールだった。
(スイミングキャップも不要だし!!)
行動を制限しまくるのでなく
それぞれが自己責任において、自分の安全を守るという前提にプールが運営されている。
だからおもしろい。

日本の公的機関のプールなんて
泳ぎまくる人以外本当におもしろくないよね。
子ども時代は水と触れ合って遊ぶことが大事と思うけど
それができない日本の公的機関のプール。

ちなみに、今日は7メートルぐらいのジャンプ台からMIKLOSジャンプしたり
KATEといっしょに泳いだりして楽しかった。

プールまでも自転車でいったのだけれど
久々に二人乗りとかして(本当は多分しちゃだめ)
これもまた楽しかった。

地味だけどこんな生活本当にいいなあと思う。

日本は本当に物があふれすぎていると最近思う。
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