台湾レポート

大前研一ライブ特別編台湾レポートを見た。
http://bb.goo.ne.jp/contents/program/ohmaelive2/pack95/index.html

しかし、デンマークにいながら、番組がストリーミングで見れるのはすごい。
既存のTVメディアの存在価値が急速に変化していること実感する。

すでに私は日本にいるときから情報はほとんどネットで主体的にとる。
新聞やTVはほとんどみない。理由はおもしろくないからだ。
確かにトレンドや世間の動向を知るという点で見たほうがいいのかもしれないが
面白くないものは仕方がない。
ネットでこのようなニュースやメルマガやサイトを見てるほうが
広くそして深く情報を次々に取れるのでいい。

話が飛んだ。

この台湾レポートだが、見ていて思い出したのが
台中紛争。
確か十年以上前と思うが、中国が核実験などをしていて
核の脅威がいわれていたと思う。
台中の紛争はそれほど緊迫していたと伝えられていた。

しかし、今中国の輸出の上位何社かは台湾企業。
政治ではなんやかんやしてても
民間レベルで経済はがっちりと手を組み
切っても切れない関係になっているという。
台湾企業は香港企業などに成りすまし
以前から中国市場に入り込んでいたという。

中国で成功するには台湾を押さえることが重要であるという。

中国側も台湾なしで考えられない状況という。
というのは、
中国には労働者はいるがマネジメントできる人材がいない。
他の海外の人間では文化の違いから中国人をマネジメントするのは難しいが、
台湾は言語や文化において、もともとは同じなのでかなり有利。
さらに台湾にはマネジメントをできる人材がいるという。
しかし、台湾には労働者がすくない。

台湾の経営力と
中国の労働力でもって
経済発展を推進する。

お互いが経済的利益で結びつき
共通の目標に向かっている。

あれほどの紛争地域が今はその危機がすくなりなり
お互い手を握っている。

経済発展という共通目的で
台湾の経営力と
中国の豊富な労働力という利害関係で
すでに離れられない関係にある。

前回の坂本竜馬のことを書いたが
これも同様のことが言えるとおもう。

紛争解決を考えるとき
宗教や政治や歴史を考えることも重要だが
かずかずの成功例があるように
それらを飛び越えた共通の目的と
利害関係と共通の目的をより上の視点から考えること
は非常に重要な要素になってくるのではないか。

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両方負け

イスラエル-パレスチナ問題のビデオを見た。

両者が憎みあう状況のなか
ある子どもがこういった。

戦ってどちらかが勝ったとしても
勝ちなんてない。
両方負けだよ。


将来を担う若者が片方やその反対で物事をみて
そしてそのうえで
両者を上から鳥瞰して全体を見ている。
私はこれに大賛成だし
すこしでも多くの人間がそう考えないと
紛争は終わらないと思う。

坂本龍馬はいう。(おーい!竜馬の中で)
薩長がいがみ戦ってどちらかが滅んで
喜ぶのは幕府
そして最も喜ぶのはイギリス、フランス、アメリカ。
と。

つまり、薩長二大雄藩の一人が滅べば
倒幕の脅威が減り幕府が喜ぶ
二大雄藩のうちひとつが滅べば、日本全体の国力が弱まり
侵略しやすくなるので諸外国が喜ぶというわけだ。

薩長というレベルから
一段上の日本というレベル、
二段も上の世界という視点からみることで
物事の本質を見抜き、
そしてそれを薩長両方に悟らせた。
それがお互い憎みあい殺しあっていた薩長が同盟を結んだ、
薩長同盟が実現したひとつのポイントだ。

お互いの怨念を超えてひとつの共通の目標を共有する。

そしてここでは書いてないがもうひとつの理由は
政治理念でなく経済の利害関係で結びつけることで
薩長同盟はなった。


薩長同盟後竜馬は、江戸幕府をもこの同盟に取り込もうとしたが
志半ばで暗殺された。

紛争問題を考える時、この竜馬から学べることは多いと思う。

キーワードは
・全体から物事見る
・目標を共有する
・利害関係を築く

ではないか。
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GARBAパワー

International People's College Autum2005もとうとう後期になった。
そして後期からはGARBAという先生の授業を始めてとってみた。
理由は私がおもしろい生徒だなと思う人間が、GARBAの授業をよくとっているからだ。

まず、初日驚いたのは生徒の集中力。
他の授業と一線を画している。

この理由はすぐわかった。
GALBAの感性のパワーだ。

もちろんコミュニケーションにおいて
論理やその他スキルは非常に重要だ。

しかし、もっとも重要なのは伝えたい!!というパワー。
彼の授業からはひしひしとが感じられる。

これはこどもにおいて考えるとよくわかる。
こどもは言葉がうまくまだ使えない。
もちろん論理も。

でも、子どもたちの理解力や知識を超える話でも
思いをこめて、感性を込めて、人間性を込めて話すと
聞く、そして細部はわからなくても
大枠は理解する。

それを論理や小手先で話すとまったく子どもたちは
聞かないというか、聞けないし理解できない。

大人は論理などの知識がついてしまったため
このことを忘れがちであるが、
いい話をする人というのは
論理や小手先だけでない
伝える意思、感性のパワーがあるということに最近気づく。

それを考える時
ロジカルシンキングなどのスキルばかりが注目されている気がするが
もちろん大事なものであるが
その伝えたいパワーがあって、その上でのものだと私は思う。

何がいいたいかというとロジカルシンキングや小手先スキルなどに傾倒し
伝えようとする感性を失うことは本末転倒だから
自分はその感性パワーを持ち続けつつ
あらゆるスキルを身につけていきたいとおもう。
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本質的問題発見

今月私の修了体験談が紹介されました。
何の修了体験談かと言うと
大前研一総監修経営者管理育成プログラム
本質的問題発見コースなのですが
これはマッキンゼーの新人研修を世の中に出したものだそうです。

名前の通り、
 本質的問題を突き詰め
 問題を解決スキルが
間違いなく飛躍的に向上します。

しかも、これはネット環境があれば職場でも自宅でも
好きな時に好きな場所で受講できるという
多忙な人でも受講可能な教育システムです。

これはビジネスだけでなく、
ライフスタイルが変わるほどのインパクトがあります。

私はこのプログラムはその必要性から高校の必須科目にすべきと思いますし
本当に人生を変えるほどスキルが身に付くのインパクトがあり、
この答えがない混迷のこの時代に最も必要なのは
与えられた答えを覚える記憶力や処理能力だけでなく
問題を解決する力と思ってます。

このプラグラムをより多くの人が受講すれば
間違いなくよりよい社会になると思います。
教育とはそれほどのインパクトがあるものですよね。
http://www.lt-empower.com/
資料請求すればサンプルが送られているくるので
それだけ見てもかなり勉強になります。

ということで、私の体験談ですが
もともと匿名で書いたものですので一部分を省略して転載したいと思います。


下記私の体験談

1.学習内容がどんな場面でどのようにお役にたちましたか?

 どんな時と場面というのは難しいですね。
 どんな時もどんな場面でもです。

 このコースのおかげで、本質かどうかを常に考える
 ことで自分の考えに自信がつき、迷いなく新たなステップに進むこ
 とができました。

 一流のビジネスマンは本質をみて仕事をするのだ、それが
 一番重要なんだと改めて認識しました。


 もちろん
  ・系統立ててファクトを並べることができ
  ・効果的なチャートが作成できるようになり
  ・何よりも全体を、流れで、要は、を意識することで、常に
   本質をついた発言、行動をこころがける

 ことで、一皮むけた感じがします。

 具体的な成果としては、ほぼ決定していた企画を、私の作った一枚
 のチャートでひっくり返して、より効果的、効率的な対策が打てた
 こともありました。

 ただここから得られたのはそれだけではありません。

 その他趣味のところでも大いに活用でき、
 その結果より楽しい生活がおくれるようになったと確信しています。


2.学習期間を通じ、一番印象に残っている(楽しかった)ことは
 どのようなことでしたか?

 やはり、最後のワタミへの提案を考えるところですね。

 もちろん、ファクトに基づき問題の本質を解明するのは面白いので
 すが、それ以上に、発見した本質的問題に基づき自分の提案を考え、
 企画し新たな自分独自の意見を構築していくのは、本当に面白いプ
 ロセスでした。


3.受講お申込のきっかけは?

 以前はシステム開発・運用をしていたのですが
 システムというのは、その本質が見えてないと、とんでもない方向
 に開発が行ってしまうので、ここから、本質が大切だなと思ってい
 たところこのコースを見つけ、サンプルをみてこれだ!!と思いま
 した。


4.後進の受講生へのアドバイスや、ご意見やご感想などございましたら
 お願いします。

 このコースは人生を変えるほどのインパクトがあります。

 私はこのすばらしいコースを一人でも多くの人に受講してほしいと
 思います。

 このコースを多くの人が受講すれば、日本は間違いなくいい方向に
 変わっていくと思います。
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おすすめレストラン@コペンハーゲン

ここは少々値段はするがおいしいし創作性◎
満足できるレストラン
カフェケチャップ
http://www.cafeketchup.dk/

ここはとにかく安い、ビュッフェ形式で食べ放題、
そして味も悪くない。
1200円ぐらい、そして街のど真ん中。
トルコ料理アンカラ
http://www.restaurant-ankara.dk/
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デンマ-クの学校訪問

今日はDENMARK WELFARESTATEというクラスで
HELSINGORにある学校を訪問した。

私たちが訪問したのは9学年、15歳のクラス。
生徒たちが迎えてくれ、案内してくれた。

まず驚いたのは彼がみんな英語堪能なこと
たまに単語がわからなくなるものの
英語がかなりできる。
聞くと4年生ぐらいから英語を始めるのだとか。

次に彼らが自立していて、主体的だなあと感じた。
私たちをここに案内したいというところがあればそれを先生に提案し
許可を取る。われわれのグル-プはある女の子提案で学校外にいき
アイスクリ-ムショップや教会等も案内してくれた。
すべて彼女らの提案である。

そして何よりもこの難しい年頃にもかかわらず
みんな明るく活き活きしている。
本当にいい顔しているし、目が輝いているいう印象を受けた。

自立、主体性などやはりデンマ-クから受ける印象は今日も一貫していた。
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音楽は国境を越える。。。

今日はCHOIRのクラスをはじめて参加した。
みんなで歌うクラスなのだが
なんかいまさらだけど
国も言語も文化も超えてハモッテうたってると
なんかすごい一体感を感じた。

音楽のパワ-って最近すごいなと感じる。

岡本太郎も政治、経済、芸術の三権分立を主張していたが
政治にも経済にもできないなにかすごいことが
音楽や芸術にはできるんではないかという実感をした。
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日本人初の快挙!?

優勝!!!!!
今日のリーグ最終戦に勝って優勝。
しかも全試合フルタイム出場

ところでデンマークラグビー史上日本人は初だとか。
うちのクラブオーナーのエリックは
デンマークのMR.ラグビーで彼がABSOLUTEっていってたから間違いないやろう。

確かにデンマークのラグビーレベルは低い
でも、デンマークのラグビークラブで
日本人のぼくがゴールドメダル取るっておもしろいやん。

でもちょっと相手が弱すぎて今日はおもしろくなかったけど・・・

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The Corrs@The Next Global Stage

今大前さんのTHE NEXT GLOBAL STAGEを読んでいる。
これは英語の本なのだけど勉強のためにHELSINGORからCOPENHAGENまでの電車の中で読むようにしている。

今日その本にTHE CORRSが出てきた。
昔のTHE CORRSはアイリッシュミュージックとPOPを融合させてすごいすきだったバンド。(最近の曲は好きでない)
あまりにはまってアイルランドに一人旅に行き、
本場アイリッシュパブで地元のおっさんにまじってギネス片手にセッションききにいったほど。

そのCORRSが大前さんの本に登場。おどろいた。
しかし、大前さんCORRSまで知っているとは本当情報量に驚愕です・・・


ところでCORRSを聞くならこのアルバム。
ザ・コアーズ・アンプラグド ザ・コアーズザ・コアーズ・アンプラグド
ザ・コアーズ
イーストウエスト・ジャパン 1999/11/25



The Next Global Stage: The Challenges and Opportunities in Our Borderless World Kenichi OhmaeThe Next Global Stage: The Challenges and Opportunities in Our Borderless World
Kenichi Ohmae
Wharton School Pub 2005/03/25

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自立と自治@福祉施設

今、私の学校があるHELSINGORの高齢者のアクティビティセンタ-を訪問してきた。
ここは、年金受給者がさまざまなアクティビティ-をするところ。
裁縫、絵描き、エクササイズ、英語教室、ビリヤ-ド、カ-ドゲ-ムなどなど
何でもあるという感じで本当に楽しそうな雰囲気の施設だった。

ちなみにここは住居施設はないので高齢者はここに通ってきている。
本当に広く開放的な施設。もともとシアタ-だったところを再利用している。

ところで一番興味深い点は
スタッフはいないということ。
500人ものメンバ-がいて、これほどまでの大きな施設でである。

つまり自治がなりたっている。
完全に自分たちで運営しているということだ。

日本ではどうだろう
ほとんどのこのような団体は
若者や年金受給者外の人々がボランティアとして働き
受給者そのサ-ビスを受け取るというのがほとんではないだろうか。

提供者はサ-ビスを提供しようしようとする
受給者はサ-ビスを受けとろう受けとろうとする。
完全におんぶに抱っこで、自立していない。
なので生活自体が自立してこないのではないか。
自立しないからさらなるサ-ビスを求め、自分で主体的に生きようとする意識が
芽生えにいくいのではないだろうか。

私はこの分野の専門でないし疎い
しかし、私が知っている限り、このようなことが見受けられる。
またこれは高齢者に限らず子育てサ-クルなどにしてもそうだ。
ある子育てサ-クルの中心人物からも同様のことを聞いたことがある。

これはまさに現代日本社会を象徴していると思う。
それぞれが自立していない、
何かに依存していて、自分自身が確立できていない。
そのために個人は自信がなく、なに虚無感があり、自分の人生を生きていると感じにくい。
そしてそのような個人の集合体である社会では
民主主義は成立しない。

デンマ-クでは個人が自立し
自立した個人が自分たちの社会を
自分たちのために作り、運営していると感じる。


このことも上述したこともほかの日本のクラスメ-トに
スタッフがいないってすごいっていわれて初めて気づいた。
私はもうこの社会に慣れてきてそんなことで驚かなってきている。
デンマ-クに来た当初は本当に毎日が驚きと感動の連続だった。
この短期間でなれるほどデンマ-クではそれが当たり前にある。
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