デンマークの子育て・人育ち

下記はデンマークの教育に関するお話会に出席された
ある50代の主婦の方の感想です。

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デンマークにとても興味が湧きました。
子供に対する考え方が、素晴らしい!
日本も昔は、「子供は宝」だったのに。

それと、共働きの国なのに対話時間が長い。
日本は、忙しすぎる。
やはり、物が豊富になった分、対話の時間が失われた気がします。
私達が子供の頃、一つのテレビを家族で囲んで、
家族みんなの様子が分かったし、自然といろいろな話が耳に入ったし、
自分の事を見守ってくれている人が沢山いる事を感じてました。

デンマークは、夕方5時ごろには、家にみんな帰って来る。
そして、食事・育児も協力して、過ごすとのこと。
日本とデンマークとなら、家庭から学ぶ事は全然違うはずです。

それに、保育園もびっくり!
息子が子ども頃、あんな風に遊ばせたいと、よく考えたものです。
真剣に「トムソ-ヤの会」(山や森で遊ぶ会)を
作ることも考えたことがありました。
私が、山の中で探検しながら遊んだ楽しさを、知ってるから…。
子供にもさせたかったなあと思います。

そして
いろいろの選択肢があって、自分で判断し、
決定する事を人生のテ-マにしているのが、凄い。
いろいな人を認め、みんな平等なんですね。
やり直しすることもできる、社会の仕組みとして出来ている。
本当に何が自分にあっているのかを、見つけて自分らしく生きることが出来る。
そして、それを認めてくれる社会がある。ということですね。
久しぶりに、いろいろ考えることが心地よかった。
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この方は日本で子どもを3人育てられたのですが
その時の子育ての経験と自分が子どもの時育った経験を踏まえたうえで
今回のお話会でデンマークの教育に感じたことが
非常によく伝わってくると思いますので
ご本人に了承を得て掲載させていただきました。


ところで、
この方が出席されたお話会とは
デンマーク社会に関する本も出版され
デンマークと日本の架け橋である
澤渡夏代ブラントさんの日本での講演です。


↓下記は当時の案内より転載
 澤渡夏代ブラントさんは北欧に旅行し、向うでデンマーク人と結婚され、
36年間のデンマークの生活の中で3人の子育てをしてこられました。
彼女は日本とデンマークの架け橋となるべく、
日本からの訪問団を医療、教育、社会福祉など各分野について
社会の隅々にまで案内してこられました。


澤渡夏代ブラントさんは
日本で育ち、デンマークで子育てをし、
その経験だけでなく、彼女はデンマークの様々な社会を調査されている。
しかも、実際様々な施設を訪問して話をデンマーク語で聞いて。

デンマークの子育て体験と社会調査をいう両方をもたれている素晴らしい方です。
この方の本に関しては次回。
デンマークの子育て・人育ち―「人が資源」の福祉社会 <br>
澤渡 夏代ブラントデンマークの子育て・人育ち―「人が資源」の福祉社会
澤渡 夏代ブラント
大月書店 2005/11
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航空券fromヨーロッパ

ヨーロッパから外に行くときの航空券なんかは
いろいろ海外英語サイトをにらめっこしたりするんだけど

デンマークから一時帰国する際には
http://www.nettravel.dk/the_japanese_travel_agency_46919.htm
にお世話になった。
日本語ばっちりの頼りになるおねえさんがいるので安心。
予断だが
またここのおねえさんはデンマーク歴もそこそこあって
話を聞いて見るとかなりおもしろい。


話は戻って航空券
上記会社は繁忙期だったのでチケットが取れなくて利用したんだけど
他の英語サイトもいろいろチェックしてみた経験から
実は日本の会社から海外発を買うのが安いと思う。

ヨーロッパにいながら日本の旅行代理店でチケットが買える。
E-チケットを使うんだけど
扱いのある都市があれば日本の会社が安い。
自分の都市がなくても
前回書いた格安旅行会社などと併用しても安い場合があると思う。

ちなみに日本の旅行会社で
海外発を扱っているの私が把握しているのは
一つはHIS
http://www.his-j.com/tyo/air/ovs/ovs_main.htm
ただ、私が調べたときはetourの方が断然安かった。
http://www.etour.co.jp/dis_usa/index.html
で、こちらで購入したんだけど
ネットでも電話でも対応良かった。
ANAとかまで安くて驚いた。

航空券もどんどんボーダレス経済になっていっている。
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航空券@ヨーロッパ

ヨーロッパ内では格安航空会社が多数競争しており
本当に安く移動できる。
ロンドンから各地に1ポンド以下なんてざらにある。
(もちろん空港税などは別途必要)

これに関しては、総合的に下記が詳しい。
更新もよくされてるのでこれをチェックするのは必須。
http://europe.s9.xrea.com/index.html
RYANやeasyjetは当たり前。

ちなみにデンマークなど北欧ではSASがやってる
http://www.flysnowflake.com/
を自身も使った。

中欧にはWIZZを使用した
http://wizzair.com/index.shtml
ただデンマークからだとコペンの隣のMALMOを使うんだけど
ここがアクセス最悪。
コペンからMALMO駅まではそんなに遠くないけど
料金が高い。確か70クローネぐらいだったと思う。
そして、MALMO駅からMALMO空港までバスなんだけど
1時間以上かかる。なので

迷いなく中欧行くならコペンに発着してる
SKYEUROPEの方がいいと思う。
http://www.skyeurope.com/start.php?lang=en&agencyId=

ちなみに
easyjetや
http://www.easyjet.com/en/book/index.asp
bmiも
http://www.flybmi.com/bmi/en-gb/index.aspx
ロンドン往来に利用したけど

どれもぜんぜん問題なくいける。
少し違うのは座席指定がないのあるから、はやいものがちってとこぐらいかな。

でもSASやbmiなんかは自動チェックインはあるし
座席指定あるし、さすがスターアライアンスという感じ。
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いま、生きる力

岡本太郎と共にあるいた女性岡本敏子著のこの本も
「自分の中に毒を持て」をさらに理解というか
また別の表現での「自分中に毒を持て」と言えると思う。

なので、自分の感じたものは自分の中に毒を持てを読んだときの感想ほぼ同じ。
さらに強く深く感じることができたいう感じ。

ただ、下記に書いたが趣味なんかで全人間的に爆発できないというのは
新たに考えさせられ、自分の中に気づいたものがある。
今自分が求めているのは趣味でないと。真剣な遊びなんだと。
それを探しているんだと認識した。

いま、生きる力 岡本 敏子いま、生きる力
岡本 敏子
青春出版社 2005/09

ところでこの本でこころに特に響いたのは・・・

”自分らしく”なんてヒマ人の寝言だと。
そんなん考えている暇があったら、とにかく今を精いっぱい生きろと
今ある自分が自分そのものなんだから
かっこわるくても醜くてもそれが自分
他人にどう思われようが関係ない。
今動くように動いているのが自分で
とにかくその瞬間を精いっぱい爆発させろと。

生き甲斐が見つからないという人が多いけど
生き甲斐は自分の足元にあると。
それを見てないだけだと彼女はいう。
今をおもいきり生きないで、それ以外の何が自分なのかと。
そんなことを考える暇があったら、一歩を踏み出せと
何もしなければ何も始まらないと。
道は歩いた後にできると。

エネルギーがあるから創るのでない
創りたいからエネルギーが湧いてくるんだと。

生きる事は遊び
命がけ真剣に悔いなく遊ぶ
趣味なんかで人間は本当に生き甲斐を感じて、
全人間的に燃焼することはできないと

生きる事は創ることだと。
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アフタースクール

今日はラーンネットグローバルスクールの
アフタースクールの発表会にいってきた。(小学生が多かったと思う。)
このスクールには何回か行っているが
このクラスを見るのは今回が初めて。

このアフタースクール非常におもしろいクラス。今回見たのは
①レゴブロックをつくり、
 それをパソコンのプログラミングで操作しちゃったりするクラス。
②パソコンのプログラミングでアニメやゲームを作成するクラス。
あと、プレステのソフトを使い。ゲーム感覚で物理の学習ができるクラスもあるようだ。

とあるが、
②,③,④は特に
●創造力
●論理的思考力
●問題解決力
といった今のビジネスでも最も重要視されているであろうスキルを
習得することができる様子。

上記クラスの説明でもわかるように
たのしめる内容。
しかも、大人が与えるのでなく
自分がすきなことをできる。
つまり、自分がやりたいことをとことんやれる
その結果上記のような能力がついちゃう。

しかも
「すきこそものの上手なれ」で
すきなものをやってるので
すごいスピードで習得しちゃっている様子。
これはすごい。。


●創造力
自分の創造力を駆使して、自分の創りたいものを創っていく姿勢は
「創造」以外の何者でもない。
こどもたちの発言に多くあった
「おもしろいからつくった」、「つくりたかったからつくった」とあったように
自分の独自のものを創造し発表しているその姿は輝いていた。
そして、その自分の意見や考えを人前でプレゼンする姿は
自分の意見が言えない大人や若者が少なくない中、
この子どもたちは非常に有意義時間を過ごしていることが理解できた。


●論理的思考力
レゴを組み立てる。
ギアを組み合わせる。
これってロジックですよね。
しかも、
数人はプログラミングや音声駆使までして
アニメつくったり、レゴ動かしたりしている。
プログラミングって
簡単なものでもロジックを少し間違えるとぜんぜん違った結果になる。
これ小学生の頃から結構な論理的思考力
「遊び」ながら「楽しみ」ながら本当についちゃうなこれって本当に思った。


●問題解決力
もちろん、やっている中で問題はたくさん出てきた模様。
そしてそれを解決していくというと難しいそうだが
うまくいかないところを以下に工夫していくか
その過程も説明してくれた。
まさに、問題解決。

これは受験勉強ではなかなか習得できないものばかり、
遊びの中でしか、習得できないものばかりで
それをナビゲーションするこれらのクラスの価値と意義を非常に感じた。

しかも、このクラスは今回で10年を迎える。
すごい!


やっぱり好きなものをとことんやる
そこで学んでいく。そのスピードはすごいし、効率も効果もすごい。
なにせすきなものだから。

自分の経験でいうと
ラグビーから学んだことは多い。
●いかに自分のスキルを向上させるか
●いかにチームをまとめていくか
●いかにチームメイトとコミュニケーションを図るか、
 戦術・現状を共有するか。
そんなこと毎日考えてた。もちろん明確に意識して考えていたのは高校の頃。
これって、
組織マネジメント、コミュニケーション、問題解決などやなあと今思う。

これをラグビーという「あそび」のなかで自然に学んでいけたんだなと。

ちなみに、私はスポーツを修練的に捉えたことは小さい頃からない。
いいコーチに恵まれ、スポーツは楽しむもの、遊びだと
身をもって体験させてくれた大人がたくさんいたから
高校時代の修練的つまり遊びでないラグビーの環境の中でも、
真剣に自分のすべてを賭けて遊ぶことができた。
その結果、結構強いチームつくれたし。

その時学んだことが、ビジネスの上でも基盤になっていると今確信している。

小中学時代に私にスポーツを教えてくれた大人達に感謝します。


いつもながら長くなった。
とにかく、あそぶことから多くのことから学べる。
日本以上の経済効率と生活満足世界NO1のデンマークの教育では
みなが言った「こどもは遊ぶことが一番大事」。
実際幼稚園などでカリキュラムは一切ない。
あそんでいるだけ、一日中。
これを今日日本のこのフリースクールで身をもって実感できた。
この環境をこどもにつくっている
このスクールは本当にすごい。
http://www.l-net.com/lgs/after/index.htm
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ビジネスで求められている人材とデンマーク教育

人が育つ会社をつくる―キャリア創造のマネジメント 高橋 俊介人が育つ会社をつくる―キャリア創造のマネジメント高橋 俊介日本経済新聞社 2006/05

教育を考えるとき
今、ビジネス界でどのような人材が必要とされているのか
そして、どのような企業教育が行われてるいるのかを
知っておくことは非常に参考になる。

多くの初・中等教育者は大学受験までのことしか念頭においておらず
大学後の社会人としてどうなったかをフォローとしていないのではないか。
というのは、
知人の小中高の教育者と話をすると
企業の最先端の人材に対する考え方に対する誤解をもっており
説明すると驚かれることも少なくない。

少なくともこのブログを読んでいただいている方は
教育に関して高い関心があり
それは最終的に大学ということでなく社会人とへのプロセスとして
高い意識がある方達と思っているが
それであれば、その社会で成功している会社や個人が
どのような人材というものかを学ぶことは非常に重要であろう。
 ※成功とは必ずしも高収入だけをさしているのはない。

上記の本の著者は高橋俊介氏で
企業の人材育成に関しては、日本の権威の一人といえる。
ビジネス書は苦手という方でもわかりやすくかつ有益な本と思う。
事例も多く非常に理解しやすい。

この本に書かれていることはデンマークの教育に通じる。
この本を理解したとき
なぜデンマークの教育がビジネス界で注目されているのか
なぜデンマークは経済的にも世界トップクラス(日本より一人当たりGDPは上)で
生活もゆとりがあり、生活満足度が世界NO1なのかも理解できると思う。

つまり、デンマーク教育と同様にビジネスにおいても
知識スキルがある人材が求められているのでも
スキル知識がある人材が成功しているわけでもないことが
わかっていただけると思う。

にもかかわらず、多くの教育者や保護者が
知識スキルにのみ執拗にこだわっているのであれば
その認識とトップビジネス界での認識のギャップがあることがわかる思う。

でも、そうはいっても
「ほとんどの会社は・・・」というような声が聞こえてきそうだが
そのような人材育成に対して遅れている会社は淘汰され
今後間違いなく負け組みになると思う。
そのような会社の評価を気にするのであれば、それはそれでいい。

この淘汰は世界の例を見れば一目瞭然。
日本は日本語の問題でグローバル化が遅れていて
じわじわとしか実感しないかもしれないが
いやあるいは実感しにくいかもしれないが
ヨーロッパなどにいくとボーダレス化の怒涛の波を感じることができ
その時日本でもゆっくりだが確実にその波にがきていることが認識できる。
その波、第3の第4の波に乗れる人がこれからの価値ある人材となる。
このあたりに関してはこの本が詳しい。
これからの情報化社会の次の社会に向かう上での必読書と思う。
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 ダニエル・ピンクハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代ダニエル・ピンク三笠書房 2006/05/08
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