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ことりのあしあと

ほんのわずかなじかん、立ち止まって耳をすませて自分を見つめたい。そんなあしあとをペタペタとのこしています。

ぷうちゃんの「か・こ」

2012年04月14日 23時53分59秒 | 日記
ぷうちゃんが、
「か」と「こ」が、言えるようになった。

これまでのぷうちゃんは、
「バカ~」と言うと「バター」に聞こえ、
「かなしい」は「たのしい」に聞こえ、
「ここどこ」は「ととどと」に聞こえ、
ややとぼけたゆき違いも含め
その舌足らずに、こちらとしてはかわいさを感じ
ぷうちゃんとしては伝わらないもどかしさと諦めを感じていた。

舌の使い方を覚えて、
ちょっと力を入れて「かっ」「こっ」と、
繰り返し言い続けるぷうちゃんの顔をピカピカ。

明確な音で表現できることを心底喜んでいる。

「ぷうちゃん、もうバカって言えないね、
バターだよ~って、ごまかせないよ」
と言うと、
「バカって言わないもん」
と、誇らしげ。


そして、少し前から文字を拾って読むことができるように
なったことに重ねて
正確な音で表現できるようになった舌を持って、
ぷうちゃんの最近の「読書」熱は熱い。

絵本を広げて、食い入るようにのぞきこんで
一文字一文字、声に出して読む姿は、
言葉を、言語を獲得し、
あらたな文脈と出会う喜びの
原初的な姿を示してくれる。

そう、読めることは喜びなんだ。


ぷうちゃんのめざましい成長をちょっぴり寂しく思う。


ぷうちゃんのめざましい読字能力や、発声能力の発達、
それを教えたのはむむちゃんであることも
忘れずに書き留めておこう。

そして、再び、雨の土曜日。

2012年04月14日 23時30分15秒 | 日記
再びの雨の土曜日。
先週の晴れは桜を観るための
プレゼントのような、晴れだったんだ、
と、あらためて思う、雨の土曜日。

今日は午前中、出勤。
生徒さんの授業の中に、身を置いてみる日。
調べて、計画を立てて、という作業を
グループで行う時間、空間。

グループそれぞれのテーマと、進行と、とりくみ方。
それと力学。
圧倒されるエネルギーのあふれる場所と化す。

計画に行き詰まる生徒たちが
先生に相談する。
テーマ設定の動機をたずねながら
アプローチの切り口を、あっちこっちそっちと
多様に示して見せる先生。

その幅の広さに、力が抜ける。
ピンポイントでなくていいんだ。

どんな切り口があるのかを提示していける本のラインナップが
日常的にあり、
ときどき、ストレート、ダイレクトなテーマに
収斂させたコーナーが作られる。

その行ったり来たりなんだんぁ、と。

そして、多分、日常の方を取りそろえていく方が、
この図書館の機能としては大事かも、
と、予感する。

ダイレクトなテーマに対しては
インターネットを使いこなしての情報収集能力が
高いように見受けられる。
ので、本は補完的に裏付ける役割だろうか。


学校によって、図書館の機能というのか
色合いというのか、個性というのか、
それぞれであることを知る二週間。

そして、それだからこそ、それぞれの学校に
図書館があることが意味を持つのだろう、とも思う。
その学校らしさを、身につけていく場のひとつなのだろう、
と、思う。


午後、帰宅して濡れて冷えた足下を
暖めていたところで、記憶がとぎれた。
気づいたら時計は夜の10時。
あぁ、スイッチが切れたんだ。
ようやく眠れた。

はじめの一歩。はじめの一週間。

2012年04月09日 21時40分05秒 | 日記
4月になってからの新しい仕事は、
研究員であり、学校図書館の司書。

月曜にはじめて、図書館に足を運び入れてから
一週間。

どんな本が並んでいるのか、ゆっくり眺める時間はあまりなかったけれど、
この図書館のなかに漂う「空気」みたいなものに、
身が添う感じになってきた。

今日は始業式。
生徒さんが来はじめた空間は、
命が吹き込まれたようで、
色どりが鮮やかさを放つ。


火曜日に辞令式なるものに出席した。

勤務先は学校だけれど、身分は大学の研究員。
研究にまい進することを忘れぬように、
との言葉を添えて、いただいた。

新たな刺激と、新たな空間に、これから広がる時間と、
私はここで何をしようとするのだろう。

この学校らしい図書館はどんな風だろう。

研究の冠で、新たな空間をどう作りあげられるだろう。

何より、生徒さんたちに居心地がよく、安らぎとひと休みできる空間であって欲しい。
かつ、広がる大海原をのぞき見ることのできる
窓のような場になることを目指したい。


新たなことの情報量と刺激とが掛け合わさり、
頭の中で、あれこれ暴走する構想。

眠れない一週間だった。

そして、2週目がはじまった。

生徒さんたちが来はじめて
おのずと空気が動き出したことに安心したのか、
ようやく、まぶたが重たい。

深くぐっすり眠ってしまっても、
この一週間考え続けていた、ここでどんなことを試みたいのか、
ここをどんな場にしたいのか、
ここから、何を生み出そうとしたいのか。
消えてなくなりませんように。

あぶくの夢ではなく、
着々と積み上げてゆける小石でありますように。

今年も、さくら三昧の春

2012年04月09日 20時57分51秒 | 日記




さくら三昧の春です。

駒場野公園、駒場公園、目黒川、隅田公園でスカイツリーと桜、池上本門寺、多磨霊園、桜並木通り。

ありとあらゆるところの桜を満喫できる春です。


季節のうつろいを、
時のうつりかわりを、
昨年も今年も、
しっかりと、かみしめる4月。

しっかりと足を踏みしめて、
すっくと立つ気持ちと、
思いのほか、運ばれるはやさがはやくて
とまどいと不安にさらわれそうになる気持ちと。

花びらが散り始めるとなお、
桜の季節ならではの
ゆらめきに、心落ち着かず。

でも、大丈夫。
花の向こうには、こんなに、きれいな空。
かたわらには、長く長く、同じ時間を刻んできた仲間たち。

サクラ、桜に、夏ミカン

2012年04月05日 19時05分49秒 | 日記


学校までの通勤路、公園を抜けていく道を発見しました。

桜咲く公園。
花びらの向こうに空を見上げ、
その先に学校が待っている。

駆け出したくなるのです。
そして、学校に着くとレタールームに夏ミカン。


昨年の春は
桜と夏ミカンにはじまったことを、
しみじみと思い出す。

春です。
ひとつながりの、春です。