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ことりのあしあと

ほんのわずかなじかん、立ち止まって耳をすませて自分を見つめたい。そんなあしあとをペタペタとのこしています。

新しい場所で、新しい城をつくり、春をゆく

2012年04月04日 17時51分39秒 | 日記

新しい場所での生活がはじまりました。

新しい場所は専任の司書室。
冷凍冷蔵庫、電子レンジ、電子ポット、カーテンで区切られたコーナーにロッカー、
キッチンもあり、カセットコンロを置けば、お料理ができます。

今日は、マイカップをふたつ、コーヒー、紅茶、お茶のティバック、
スティックシュガーに、のど飴、インスタントのお味噌汁とスープ、
お菓子、ボックスティッシュに、タオルや布巾を持ち込んで、
自分のお城づくりを着々と進めています。

昨日おとといとかけて、プリンターとパソコンをセットし、
今日はさまざまな、文具類をかき集め、
仕事の環境も整いました。

ここで、しっかりと、根をおろして仕事をするんだ。
ここから、何をうみだすことができるかな、
新たな場への不安は、少しずつ、楽しみな気持ちに変わってきました。

校舎を出ると、さくら咲く公園。
公園を抜けて駅に出られることも知りました。

きっと、大丈夫。
きっと、素敵な日々が、待っています。
私らしい時間をつむいでいける予感に満ち満ちている春の日。

3月はおわり。4月ははじまり。

2012年04月03日 10時48分40秒 | 日記




終えていくために駆け抜けた3月。
しまりきらず、まとめきらず、やり残したことは多数。
それでも、目標に置いたゴールには転がりこむように到達しました。
本当の最終日、一年前に私を迎えてくれた中庭の桜が、蕾を開いた。

ありがとうございました。
頭を下げる。
母校は母港でした。

航海の後、難破しかかる小舟を招き入れてくれた港は、
体制を立て直し、針路を見出だし、体力を蓄える時間と資源を
注いでくれた。

感謝です。
感謝ばかり。


翌日は雨の土曜。
子どもたちとクッキーを焼いた。
クッキーを焼くのは休職していたころ、以来。
ホロリとくずれる甘くないクッキーに仕上がった。
ぷうちゃんは、飽きて途中から漫画のワンピースを読みふける。(ひらがな拾い読み)

夕方から、気心の知れた母たちとゆっくり食べて、ゆっくり飲んで、しゃべり倒す。

体力にブレーキをかけて、二次会終了の0時に離脱。
三次会は4時までだったそうです。

昨日から明日へ切り替えるための一日は、
スーツを引っ張りだし、書類をそろえたあと、
緊張と闘う気持ちをなだめるために、
光をあび、緑をあび、風に吹かれ、土を踏み、海と山を眺めた。

大丈夫。
新しい時間が楽しみだ。

そして、あらたな日々がスタートした。

一年前から、遠い遠いところまで、たどり着いた。
そしてここから、未来ははるかかなたに向かっている。

母なる港を持つ私に、
怖いものはありません。

本の価値を、
本のある空間の意義を、
そして、
本のある人生の深みと豊かさと、
無限の世界の広がりを味わいながら生きてゆけるようなスタートの場所を作れたら、本望です。

そんな野望が胸をあふれて、夢ばかり見続ける夜。

今日、辞令を受けとりました。
これでゆけ、ヨーイドン。
桜咲くなかを、走り出す4月。

ぷうちゃんの進級式

2012年03月25日 13時56分41秒 | 日記
ぷうちゃんはセレモニーが苦手。

クリスマス会に続き、
進級式でも、始まる前の場の雰囲気に
ノックアウト。
いつもなら寄りつきもしない私の足下に
からまりついて離れない。。。

進級式がはじまり、ちいさい子から順に名前を呼ばれる。
抱っこされる赤ちゃんから、
自分で歩き手をひかれる1歳、2歳、
やがて名前を呼ばれるとハイと返事をして
ひとりでトコトコと前に出る3歳児。

ぷうちゃんは、前に出ることをはげしく抵抗し、
ママ抱っこで前に出て、
顔を背けて進級のメダルをもらった。

その後も、ケロっとしたり、べったりしたり。
お昼を過ぎて、転居した友だちがお祝いに駆けつける。
一年ぶりの友。
ぷうちゃんは、十分に覚えているとは思えないのに
あっちゃん、あっちゃん、と
あっちゃんを追いかけまわして、
ひたすら一緒に遊び続ける。

今朝はちかくの神社の清掃活動に一緒に参加する。

初対面のおじさまたちに
ぷうちゃんは「ねぇ、おじさん」「これあったよ」「どこまでいくの」と、盛んに話しかける。

セレモニーは苦手だけれど、
社交性がないわけではなくて。

清掃活動のあとは、
ぷうちゃんの進級のお祝いに、
ぷうちゃんの希望の「マジックハンド」と、
ドーナツを買いに行く。
持ち帰るのを待ちきれず、
ここで、食べたい、とぷうちゃん。

満面の笑みのぷうちゃん。

いいじゃないか、ママ抱っこの進級式だって。
ピカピカの笑顔で、
久しぶりの友とも、初めてのおじさまたちとも
仲良く過ごせるたくましさを身につけた。

それで十分。
それこそ宝。。

おわかれの薫り、沈丁花。

2012年03月25日 13時25分06秒 | 日記
先週はわかれの一週間だった。

卒業式、歓送会、終了式、離任式、卒園式と進級式を兼ねたおわかれ会・・・。
おわかれは、苦手です。
ピリオドを打つのが、苦手です。

3月に入ってまもなく、
いまの職場を退職し、
4月からあらたな職場に移ることに決まった。

覚悟する間もなく、
容赦なく過ぎゆく時間と戦いながら、
やりかけている仕事、やりあげなくてはならない仕事と
格闘する日々。
格闘する相手には事欠かず、息つく間もない日々。

おわかれの言葉をかわしたくなくて、
今、に、邁進してきたけれど、
先週は、そういうわけにもいかず。

自らが去る別れと、
去ってゆく友、仲間、生徒たちとの別れとを、
真正面から見据える一週間。

なるべく心を平らかに、
これからへ、と思いを馳せ続けて。

土曜日の朝、保育園の卒園式の
合唱のリハーサル。
胸があつくなって、
のどがつまって、
はじめて、気づいた。

わかれがつらい、
と思っていることを。

押し込めていた感情が
今こそと湧いてくるのを必死でくい止めながら、
過ごした一日。
おわかれ会らしい一日。

会場を出ると、雨上がりの空。
沈丁花の薫りがただよう。

本読み、なかま

2012年03月16日 09時08分06秒 | 日記
今朝の通勤のおともは『鴨川ホルモー』。
隣のOLさんは『プリンセス・トヨトミ』を読んでいる。
万城目学そろい。


昨日のおともは『ナニワ・モンスター』。
向かいのサラリーマンは『イノセントゲリラの祝祭』(文庫版)を読んでいた。
海堂尊そろい。


人は、そんな風にもつながっている。