露地とは茶室に付随する庭のことですが、実用と美を兼ねて造られます。
飛び石、延段(小石を集めて通りとする)、垣、門、燈篭、つくばい、袖擦(そですり)の大木、腰掛待合、蔀戸(ししみど)等を配置して構成されますが、茶の庭は、見て楽しむことを主眼とした一般の庭園と違って用と美の適合を厳しく問われるということです。
大法院の庭園は外露地、中露地、内露地の三段構成でまとめられて、庭の南東に茶室、その向かい側には待合いがあり、鑑賞と実用の両方で秀でたものになっています。
またこの庭は仏教でいうところの「清浄世界」を表しているということで、大法院のパンフレットには、茶道に関わる人だけでなく、誰もがこの庭を通じて、
詫び寂び、禅の世界に触れて欲しいと書かれています。
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