今回のご依頼主は落ち着いた感じもありながらも純和風とまではいかない、今どきの和風なお宅での和庭園風テラス外構工事です。
今回のご依頼主からの希望は、「今の環境や雰囲気は残しつつ、管理がやりやすい庭にしてほしい」でした。
元々このお庭は苔庭(杉苔)が覆われた、たいへん落ち着いた感じのお庭でした。 しかしこの杉苔は苔の中で栽培が難しく、広範囲に渡って密度を保つのには非常に管理の大変な苔です。
そこで提案させていただいたのは 「杉苔を残した、新しい和庭園風テラス」でした。 杉苔の管理などを考慮し、フォーカルポイントとして「蹲」を庭の中心に配置し、周りの環境との調和を図りながら「和」の庭園を仕上げました。
ここでポイントとなったのは、フォーカルポイントでもある「蹲」。 せっかく変化させるのならと、御影の張り石にあわせ立ち石を並べて、カケヒは椿の中から、のぞいてでてくるように趣向を凝らしました。
苔庭(杉苔)の部分を野面積みの低い石垣で、土留めにしテラスの床面には、御影石の切石を張って、よりいっそう、和を強調した仕上げにしました。
円形の花壇にはエゴノキを。周囲は石積みと、石作りのいすを、配石しています。
和庭園バランスの出来上がりにも満足です。 もちろんご依頼主からもご満足いただきました。
こんな和風テラスもちょっと良いでしょ?
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