7~10月にかけて大きな松が突然枯れる現象が各地で見られますね。
この病気に罹ると枯れるのに速いものは1週間とかからない樹さえある。
あ!って言う間の出来事です・・・これが「松枯れ病」・・
この病気の特徴は樹全体が枯れてしまうことである。(始めは枝枯れも見られるが、次年度には枯れてます。)
枯れ始めている松の枝を折っても松脂が出てこない特徴があります。ポキンって折れてしまいますね。
また、松が枯れると風下の方に次年度以降広がる傾向が強い。要するに伝染するって事です。
この病気の原因は何か?
原因は「マツノザイセンチュウ」(以下センチュウと言う)と云うミミズを極小さくした様な虫のいたずらです。
何故「センチュウ」で枯れるのかは多くの学者が研究しているようですが、はっきりとは、まだ分かっていません。「センチュウ」を松に接種すると松は確実に枯れる事は事実ですね。
しかし、「センチュウ」が直接の原因ではなく、松に侵入した「センチュウ」の影響を受けて、根から吸い上げる水のパイプにガスが入り、水が松の樹の上にまで吸い上がらず、水不足によるもので枯れるようです。
このため、松の新梢の松葉が萎れたり、褐色になり始めると治す手段は全く無くなる。
即ち手遅れ、もうだめです・・・
では、どうして「センチュウ」が松に入るのだろうか?
それは松の新梢の樹皮を食べに来る「マツノマダラカミキリ」によって、写真のように、ガジがジかじった時に、樹木の中に入り込むのです。
要するにこのような感じの時に、良く観察しておいて、防除するしか無いのです・・・皆さん良く観察しましょうね!
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