連れ連れ気

心を連れて思いのままに自分らしく

淀む

2017-02-10 | ポエム

 

淀む

 

春はまだ浅い

流れ行く水は寒々と

私の心に 侘びしく流れる

ああー

時の後悔が 未だ脳裏の片隅で

ぼやけながら 淀んで よみがえる

枯れ葉の合間からのぞかせる

スノー・ドロップに さす光うすうすと

失うことがこんなに苦しいのか

逢いたい 

叶わぬ思いに 降り始めた雪が

冷たく追い打ちをかける

 

この時が早くすぎれば

日めくりかえし

陽春を 恋いこがれる

 

立春が過ぎても、まだまだ春は遠き

わたしにとってこの時期は、ナーバスになってしまいます。

なぜなら、間もなく大雪に連れて行かれた夫の命日が来るからです。

鬱々としていた気持で一杯になりまして、これでは精神に良くないなーと思い

心の中を久々詩にして吐き出しました。