ことば、方言

2007-05-17 23:18:48 | Weblog
転勤を繰り返していると、いろいろな方言に出会える。
単語の違い、イントネーションの違い、同じ言葉でもニュアンスの違いなど。なかなか面白い。こういうのに慣れてくると、たまに東京にいって標準語(正確には東京弁)の会話を聞くと落ち着かなくなることがある。
イントネーションは大きく分けると東京型、関西型、平坦型がある。
山口は東京型なので、「何々しちょる」みたいな言い方があるが全く違和感はない。なぜこのあたりが東京型なのか、この分布は不思議である。大分も東京型らしい。静岡も東京型だが、名古屋あたりから関西型がはいってくる。静岡の場合は特殊なイントネーションで、母音をのばしてそこにアクセントがくる言い方がある。非常にのんびりとした感じになる。
やっかいなのは、平坦型。福井市がそうで、専門的には「アクセント崩壊型」というそうだ。東北地方や、熊本に分布する。福井県全域というより福井市の特徴らしい。若狭地方は関西型だ。非常にユニークな方言で、石川県能登地方なども似ているらしい。職場では問題ないが、平坦に単語が連続して発せられてくるので、ネイティブの高校生やおばさん同士の会話などは聞き取れないことが多い。
熊本はばってん言葉で、とくに年配の女性の話す純粋な熊本弁は、実に美しい。







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